先月に引き続き、鶴岡商工会議所様にてテレワークセミナーに登壇させて頂きました。
今回もオンライン登壇でした。
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テレワーク導入の全体ステップ
前回は以下を中心にお話ししました。
- テレワークとは何か?
- どのような効果が得られるのか?
- ITを活用する上でのポイント
今回は、これらを踏まえて、具体的な導入ステップについてお伝えしました。
全体方針を決める上でのポイント
最初は全体方針を決めます。
経営者としては、まずテレワークを行う目的を明確にすること。
テレワークを行う目的の明確化
前回お伝えしたように、テレワークから得られる効果は、①社会、②企業、③働く個人と多岐に渡っています。
その中から、まずはどの効果を狙いに行くのか?
社員の方々との合意形成をしながら目的を明確にしていきます。
(企業における効果の例)
テレワーク推進体制の構築
実際に進めていく上では体制構築も欠かせません。
小さな会社の場合、社長1人だけ頑張って、空回りしてしまうことがあります。
そうならないように早い段階から、社員の方々も体制に組み込んでおくべきでしょう。
(役割ごとに1人必要なのではなく、企業規模によっては兼任することもあります)
ルール作りの肝は対象業務の選定
続いてルール作りです。
就業規則や評価制度にも関わってくるので、大変なところです。
さらに見落としがちなのがテレワーク対象業務の選定です。
「この業務はテレワークできないよ」
などと反対派に言われるがまま、推進できなくなったという話は良く聞きます。
しかし、本当にテレワーク出来ないのかどうか?は、業務分析をしなければ分かりません。
本セミナーでは、そのポイントをお伝えしました。
業務プロセス改善のために使っているシートに「ツール」欄を足したものです。
このツールに「対面会議」「紙の見積書」「FAX」などが入っていると、場所の制約を受けてしまいます。
テレワークに対応するということは、場所の制約から解放されるということ。
現状のツールを変えられないか?検討することになります。
このとき大事なのが、この業務のそもそもの目的は何か?です。
今のやり方に固執するのではなく、目的を達成するために、柔軟にやり方を変えていく必要があるのです。
その他のテーマ
その他にも、導入ステップに沿って、様々なお話しをさせて頂きました。
こちらの記事でお伝えしていることです。
実際、パソコンの選び方なども、当日ご質問いただきました。
IT活用する上で大事なのは、コミュニケーションのやり方を変えること。
ポイントは「非同期」「文字中心」「オープン」です。
合わせて情報セキュリティ、補助金・助成金の活用ポイントもお伝えしました。
昨今、ITツールは非常に安くなっているので、ツールに大きなお金をかける必要はありません。
むしろ、お金を使うなら人材(=教育)にお金をかけるべきです。
2回のセミナーを通じて、少しでもテレワークに取り組まれる企業が増えてくれればと思います。
まずは小さくでも良いので、始めてみることが大切です。
トライ&エラーは必ず発生するので、都度調整しながら進めていきましょう。
- テレワークを進めるためには、目的を定めて推進体制をつくる
- 業務プロセスを分析して、テレワークできる業務を増やしていく
- 最初は小さく、トライ&エラーしながら進めていく
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【編集後記】
ブログ更新が滞っています。。
もう少し頻度を上げたいです。
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