商品・サービス企画

中小企業診断士は自らのサービス企画に取り組もう

国家資格、唯一の経営コンサルティング資格である中小企業診断士。
しかし、その多くは補助金支援や公的機関の窓口など、周りがやっているサービスを提供するだけであることが多いです。
独立・副業を目指す方は、自らのサービス企画にしっかりと取り組んでみてはいかがでしょうか。

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私が補助金支援をやらない理由

私は補助金支援は、顧問先のお客様でしか、やったことがありません。
自分の強みでもなければ、やりたいことでもないからです。
詳細はこれらの記事にて。

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公的機関での窓口業務もやったことがないです。
ご依頼を受けたこともあるのですが、1日中、その場に座ってなければいけないという制約条件が、私の働き方に合いませんでしたので、丁寧に辞退しました。

なお、公的な仕事は今も(細々と?)続いています。
日頃は会わないようなタイプの業界・業種や、経営者とお会いできる機会があるからです。
また、中小企業診断士としては、費用負担なく支援を必要とする企業の存在も無視してはならないと思うからです。
(ただ、公的な仕事は若手診断士が育ってきたら、席を空けた方が良いと考えています)

補助金支援や公的機関の窓口が悪い仕事だなどとは、微塵も考えていません。
どちらも中小企業にとって、必要だし意味のある仕事だと思います。
私には合わないだけです。

一方、独立・副業したいにも関わらず、自分のサービスがないために、言われた仕事をやっているケースが多いのも確かです。
先輩がやっているから、公的機関に言われたからという理由で。

今まで、かなりの独立診断士を見てきましたが、自分のサービスをちゃんと掲げている人の割合は、良く見積もって10%くらいではないでしょうか。(個人的な経験)

自分のサービス持つメリット

自分のサービスをしっかりと掲げると、様々なメリットがあります。

やりたい仕事ができる

1つ目は何よりも、やりたい仕事ができることです。
独立するくらいですから、何かしらやりたいことがあったはずです。

それを他者がつくったメニューで満たされるなら良いのですが、私は満たされませんでした。
むしろ人から指示された通りにしか動けないことに、煩わしさを感じることも。

自分がやりたい仕事をするには、自分でサービスメニューをつくるのが一番です。
例えば私は、ドラッカーなど、ひとりで読むには大変な本を、みんなで対話しながら読み進めたかったので、「継続コミュニティ」のなかで読書会を定例イベントの1つとしました。

継続コミュニティー着実に自分を前に進めるための場所 会社員から独立・起業するまで。 独立・起業してから、真に自分のビジネスをつくるまで。 あるいは、...

ちなみにこのコミュニティは、中小企業診断士・受験生の方が半数以上を占めています。

看板ができる

そうやってサービスメニューができると、それ自体が看板になります

中小企業診断士のWebサイトを見ると、サービスメニューがない。
あったとしても、本当にやっているのか疑わしいほど、記事が少ない・更新されていない。
というケースが散見されます。

余談ですが、週に1度以上、何らかの発信をしている中小企業診断士は、極めて少ないと感じています。(SNSを除き、まとまった内容を発信している方)

ちゃんと実績のあるサービスができると、それ自体が看板になってくれます。
その看板を見た方から、仕事の依頼が来るようになります。
例えば、公にできるもので言えば、これらの仕事は、Webで私を見つけて下さってのご依頼でした。

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仕事のタイミングを自分で決められる

私が補助金支援をやらない理由の1つは、仕事のタイミングを自分で決められないからです。
公募締切の直前に、プライベートの予定が入っていたら。
しかも、その期間は直前まで分からないことが多いです。

せっかくリスクを負って会社員を辞めたのに、仕事の繁閑を自分でコントロールできないのは、私は嫌でした。

利益を自分でコントロールできる

自分でサービスメニューをつくるということは、自分で値付けするということです。
「値決めは経営」と稲盛和夫さんが仰った通り、価格設定は本当に難しい。
その経営の肝を自分自身で経験できるということは、経営支援者として必要な工程ではないでしょうか。

価格を自分で決めるということは、利益を自分でコントロールすることです。
売上・利益はいくら必要なのか?
そのために価格をいくらにして、どれくらい売るのか?

事業計画の策定支援などを行えば、お客様にはこれらをヒアリングするはずです。
しかし、自分自身でそれを行えていない中小企業診断士が多いのではないでしょうか。

年末年始にサービス企画

過去数年、独立・副業のご相談は、年末年始が最も多くなりました。
今後の身の振り方を考える方が多くなるのでしょう。
せっかくなら、自分のサービスメニューをじっくり考える時間にしてはいかがでしょうか。

まとめ
  • サービスメニューを持たない独立診断士が多い
  • サービスを持つと、様々なメリットが得られる
  • 年末年始にじっくりとサービス企画すると良いかも



【編集後記】
今日は終日、企業研修に登壇です。
部屋が寒いとつらいので、今から暖めまくっています(汗)


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渋屋 隆一
プロフィール
マーケティングとIT、そしてデータを使った「売れ続ける仕組みづくり」「業務改善」が得意。コンサルティングや研修・セミナーで中小企業の経営支援をしています。元IT企業でエンジニア→マーケティング。中小企業診断士。
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