IT・システム全般

いい加減、IT・デジタルで選挙(政治)を変えるときだ

3度目の緊急事態宣言が決まりましたね。。
日頃、あまり政治に関することは発信していません。
が、そろそろ声をあげないと、手遅れになると感じています。

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戦略のない政治家に振り回されるのは勘弁だ!

一言でまとめるとこれです。
コロナ発生から1年以上経過しています。
いつになったら、データを活用した戦略を持った政治・行政が現れるのでしょうか。

思いつきの政策、自分たちさえ良ければいい政策に、国民は振り回されっぱなしです。
その極めつけがワクチン投与の遅れです。
国民はワクチンが展開される前提で、お店を短縮営業したり、閉店していたのです。
政治・行政が有効な手を打てるまでの間、我慢していたはずです。

しかし、いつまでも有効な手を打てない。
科学的なデータを元にした説明がないまま、思いつきの施策を打ち出す。
そう感じていた人が多かったようで、今日は Twitter が荒れていました。

ちなみに今日、目についただけでも、総〇大臣・環〇大臣・都〇事など、怒りや呆れを感じずにはいられないニュースがありました。

本来、政治家とは、自分のこと以上に社会のこと・未来のことを考えねばならない仕事です。
もちろん、自分のことを犠牲にして頂く必要はありませんが、私腹を肥やすために政治家をやっているのであれば、即辞めていただきたいもの。

私の住む県の知事も、下らないアピールばかりを繰り返すので、もう呆れかえっています。。
自分を売り出したいだけなら、テレビに戻れば?・・と。

いい加減、ITで選挙(政治)を変えるときだ

私たちが直接、政治に権利行使できるのは投票です。
今度こそ、ITを活用して選挙、そして政治を変えるときだと確信しています。

以前、早くネット選挙を実現すべきという記事を書きました。
(もう3年半も前の記事ですが、コロナ後に読むと、余計に悲しくなります)

なぜ未だにインターネット選挙は実現しないのか?選挙が終わりましたね。 結果そのものについて、ここで意見を述べるつもりはありませんが、今回、大雨&台風の選挙だったこともあり、改めて選...
私だったら、ITで選挙をこう変える前回はネット選挙を早く実現して欲しいと書きました。 https://100athlon.com/why_not_internet_...

早くネット選挙を実現すべきという考えは、今も変わりません。

1回の国政選挙で、何と500億円もの税金が使われています。
そこを問題視する政治家が、あまりにも少ない事実。

その一方で、緊急事態宣言で休業する百貨店は、1日20万円?
新宿伊勢丹の1日の売上は約8億円ですよ。
従業員が何人働いていると思っているのでしょうか?

数字感覚がなさ過ぎて呆れるばかりです。
自分達のために使うお金はジャブジャブで、人を救うためのお金はケチるという。。

ネット選挙以外にも、以下のような機能をネット選挙で実現したいものです。

タレントマネジメントシステム

一般企業でいうタレントマネジメントシステムの活用です。
タレントマネジメントシステムとは、以下のような機能を持っています。

  1. 各個人の基本情報
  2. スキル・キャリア・実績など
    →すでに政治家歴のある人は、これまでの行動履歴をストックしてくれると良いですね。
  3. コンピテンシー(今まで成果をあげてきた行動特性)情報
  4. 配属管理
    →政治家の場合は所属政党などの情報になるでしょう。
  5. 育成計画
    →政治家も人間です。伸ばしたいスキルや経験を自ら宣言するのも良いですね。
  6. アンケート機能
    →候補者に一斉アンケートを行えます。その回答内容によって投票先を変えるというような使い方ができそうです。
  7. 目標管理機能
    →掲げたマニフェストにどれだけ近づいたのか。宣言しただけで全く行動していないものなど、一目瞭然になります。
  8. データ分析機能
    →ここまで挙げたようなデータを元に、有権者が候補者を比較・絞り込むことができると良いでしょう。

選挙というと、新聞やネットから情報を探し出す苦労が大変です。
この巨大データベースに、候補者に関連する情報を取り込みます。
有権者は、そのデータベースをもとに、候補者を絞り込めると良いでしょう。

当選させたくない人を選べる仕組みを

過去、何度も投票に行っています。
しかし、「投票したい人がいない」という理由で、白票を投じたことが何度かあります。

また、当選させたい人を選ぶだけでなく、「この人だけは当選させたくない(=政治を任せられない)」という投票方式も検討の余地があると思います。

沢渡さんが的確にツイートされていました。

私が成人した頃から20数年経ちますが、選挙の仕組みは変わっていません。
社会がこれだけ変化しているのだから、選挙も変わるべきです。

何よりも投票に行かない人がいる(=投票率が低い)という現実を、もっと正面から見つめるべきです。
「投票したい人がいない」と考える人に選挙に参加してもらうには、「この人は嫌だ」と意思表示してもらうことが有効なのではないでしょうか。

政治家の活動を見ていると、能力云々以前に、人として大切な「徳」のない人を見かけることがあります。
(というより、そんなニュースばかりですが)
そういう人に、大事な将来を預けることなどできません。

誰を選ぶか?も大事ですが、誰を拒否するか?も同じように大事です。
是非、選挙に組み入れて欲しい制度です。

IT・デジタルを使えない人に、将来は任せられない

個人的に、政治家に最も必要な要素は、人間としての「徳」であると考えています。
それに加えて、ITやデジタルを使えない人に、政治は任せられません。

これからの社会を設計する上で、IT・デジタルの知識は欠かせません。
人口は減っていきますから、今までのような無駄だらけの仕事のやり方は続けられません。

今の日本の社会システムが、いかに脆弱か。
コロナのおかげで?身に染みて分かってしまいました。
今後、盤石なインフラをつくり上げるには、IT・デジタルの活用が大前提となります。

人口は減り、少子高齢化が進み、エネルギーや食糧・資源が足りなくなります。
そんな社会を支えるためには、新しい都市(田舎を含む)・社会が求められます。
その方向性を示すのも、IT・デジタルを有効に活用したものになるはずです。

昭和の価値観から抜け出せず、データやサイエンスを知ろうともしない。
IT・デジタルを活用できないまま、戦略を描けない政治家は、もう勘弁です。
某IT企業社長の〇〇さん辺りが立候補してくれないかなぁ~などと思ったり。

何れにせよ、選挙を変えることで、政治を変えていく。
一国民として、そういう政策を実現しようとする政治家を応援していきます。

まとめ
  • 人としての徳がなく、データ・サイエンスの知見がない政治家は、もう勘弁
  • ネット選挙を早く実現、その際にはタレントマネジメントを活用すべき
  • IT・デジタルを活用できない政治家はいらない

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【編集後記】
日本では何となく、政治に対して意見してはならない雰囲気がありますが・・
それ、もうダメですよね。
このままだと現政治家たち(もちろん素晴らしい人たちもいらっしゃいますが)に、社会・国を壊されてしまうと、危機感を感じています。


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渋屋 隆一
プロフィール
マーケティングとITを駆使した「経営変革」「業務改善」を得意としています。コンサルティングや企業研修を通じて、中小企業の経営支援をしています。中小企業診断士。ドラッカーや人間学も学び中。趣味はトライアスロン・合気道。 詳細はこちらです。
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