IT・システム全般

GAFAの次に来るものは?凋落するものは?

今日は、雑談ネタです。

「GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)の次に来る会社ってどこだろうね?」
「GAFAで最初に落ちていくのは、どこですかね?」

先日、そんな雑談をしました。
その後に考えたことを含めてご紹介します。

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GAFAの次に来るものは?

GAFAとは?

GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)、さらにマイクロソフトを加えて GAFAMとも言われますが、これら5社でビッグ・ファイブと呼ばれています。
テクノロジーを駆使して急成長してきたのでビッグ・テックとも。
常に世界の時価総額でも上位に入っています。

私たちの生活に深く溶け込んできていますし、ビジネスシーンで利用されることも。
社会に大きなインパクトを与えている企業たちです。

そのインパクトの源泉は、各企業が運営しているプラットフォーム。
グーグルであれば検索、アップルで言えば iPhone。
フェイスブックはSNS(Facebook)、アマゾンはEC(小売り)とクラウド。

このようなプラットフォームが産業内で支配的なポジションを築いています。
中国のアリババ(ECサイトなど)・テンセント(WeChatなど)も、このポジションにいる企業です。

このように何らかのプラットフォームを持ち、支配的なポジションを取れる企業。
「GAFAMの次に来る」というのは、そういうことだと思います。

GAFAの次に来る企業は?

では、GAFAの次に来る企業はどこなのでしょうか?

正直、予想するのは難しいです。
そんな中、私が注目しているのはテスラ(電気自動車)です。
理由は、電気・電池というエネルギープラットフォームを押さえに来ているから。

約10年前、ITの利用形態がクラウドに向かいました。
今では IoTや AIの活用でエッジコンピューティングに注目が集まっていますが、今後、需要が発生するのはエネルギーだと考えていました。

そんなITトレンドを無視しても、人口が増え続けている地球において、エネルギーと食料、そして環境は喫緊の問題です。
その上にデータセンター(クラウド)でも、エッジ(スマホや車など)でも、ガンガン電力を消費する社会が来ているのですから。

テスラは電気自動車の開発を通じて、このエネルギープラットフォームを取りに来ています。
オーストラリアに世界最大の蓄電設備をつくることが決まったそうです。
これまでの世界最大規模の2倍もの規模だとか。

テスラの使命は「持続可能なエネルギーへの世界の移行を加速する」ことです。
トヨタの使命は「未来のモビリティ社会をリードし、人々を動かす最も安全で最も責任のある方法で世界中の生活を豊かにする」ことですが、「先」を見据えているのはテスラではないでしょうか。

また言うまでもなく、自動運転は次の社会の基盤になります。
ガラケーがスマホに変わったようなインパクトを、テスラは自動車業界に与えるのではないでしょうか。

凋落するものは?

新たにのし上がってくる企業がいる一方で、今のGAFAMも永遠に盤石なわけではありません。それぞれの企業の現状を確認しておきます。

Google

私はGAFAMのなかで、Googleは2番目にリスクが高い状態だと考えています。
その理由は広告会社というポジションから、いつまでも抜け出せないからです。

売上構成を見てみましょう。単位は100万ドルです。

(Googleの親会社Alphabetの2019年決算書より)

広告事業($134,811M)で売上の83.5%を占めています。
クラウドに力を入れつつも、売上比率は5.5%。
事業撤退の噂が何度も出たり消えたりしています。

Googleのその他(10.5%)、他子会社(0.4%)ということで、Googleを一言で表現すれば「広告の会社」です。

広告配信先のプラットフォームとしてYoutubeが伸びてきていますが、事業そのものを変えていかない限り、この先の生き残りは苦しくなっていく可能性があります。
稼ぎ頭の検索そのものが、ECサイトやSNS内など、Googleではないところでも増えてきていますので。

クラウドをちゃんと伸ばすには、顧客のビジネスにもっと入り込む必要があります。
それを長年やってきているのがマイクロソフト。
ユーザーコミュニティなどの活動を通じて行っているのがアマゾン。

「データ」だけでなく、「人」と向き合う必要があるのですが、そこが Googleの組織文化に合わないところなのかもしれません。

Apple

iPhoneの売上依存度が高すぎる(55%)のがリスクですが、グーグルほど偏っていません。
サービス(アプリストア等、18%)、Mac(10%)、Apple Watch(9%)、iPad(8%)と売上は分散しています。

ただハードウェアに偏った構成(82%)になっているので、他の4社と比べると、そのリスクが高いと言えます。

個人的には独自チップをMacに適用してことに期待しています。
電力消費量当たりのパフォーマンスが圧倒的に高いパソコンになるので、Windowsの牙城をさらに崩せる可能性があります。

またアップルは自動運転に関する特許取得も積極的に進めているので、これがうまくいけば、知財ライセンス販売というハードウェア以外のビジネスを育てられる可能性があります。

Facebook

個人的に、一番危ないと思っているのがフェイスブックです。
売上に占める広告収入がなんと99%。グーグルよりもさらに高いです。

しかも持っているプラットフォームがFacebook、Instagramだけなので、これらのSNSに飽きられると、あっという間にビジネスがシュリンクする可能性があります。

VRやVRゲームに手を出したり、仮想通貨を立ち上げようとしていますが、いずれも今のところ成功しているとは言えません。

仮想通貨はブロックチェーンに拘らずに、Facebook/Instagramで利用しやすい通貨として発行してしまえば良かったのに・・と考えています。
技術に拘りすぎて動きが遅くなったり、失敗する典型例ではと思います。

しかも選挙広告などで揉めたり、リスクも高くなっています。

Amazon

アマゾンはしばらく盤石なのではないでしょうか。
小売りという実ビジネスをしっかりと持っている上に、クラウドビジネスで利益を稼いでいますので。

小売りという歴史の長い業界にテクノロジーを持ち込んだ先駆者。
他の長い業界においても、テクノロジーを駆使すれば、もっと生まれ変わるのでしょうね。

Microsoft

マイクロソフトは大企業をガッチリと押さえているところが強いです。
営業的にも押さえていますし、テクノロジー(例:ID基盤)的にも押さえています。

そして2000年代後半あたりの苦難の時代を乗り越え、復活してきた経験があることが強いですね。
研究投資も続けています。

なお、クラウド事業は順調に伸びていますが、まだアマゾンに追いつきません。
一方で、OSの事業は少しずつ小さくなっていくでしょう。
端末がWindowsでないといけない理由が減っているからです。

従来からの強みを生かしつつ、次の稼ぎ頭をつくることができるか?注目しています。

まとめ
  • GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)とは、プラットフォームを持ち支配的なポジションを取っている企業達
  • 次にそのポジションを狙える企業は予想しにくいが、テスラは有力
  • GAFAも盤石でなく、凋落する可能性がある



【編集後記】
午前中はFacebook/Instagram広告のセミナーに参加。
3年ほど前に学んだ以来でしたが、結構アップデートがあって楽しめました。


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渋屋 隆一
プロフィール
マーケティングとIT、そしてデータを使った「売れ続ける仕組みづくり」「業務改善」が得意。コンサルティングや研修・セミナーで中小企業の経営支援をしています。元IT企業でエンジニア→マーケティング。中小企業診断士。
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