IT・システム全般

早くスマートコントラクトな社会が来て欲しい

日頃から「不公平だ」と感じていることがあります。
交通違反に対する処罰のされ方です。

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法律順守は人に依存する仕組みで良いのか?

ある日のこと。
一時停止線のある交差点の向こう側にパトカーが隠れていました。
そうと知らず、一時停止しないまま進む車が次々と捕まっていきます。

「あ~、そういう季節だからねぇ~」
(警察にも”予算”があるという噂は、本当なのでしょうか?)

と言ってしまえば、それまでですが。
本当にこれで良いのでしょうか。

私は子どもの頃から疑問でした。
なぜ「制限速度 40km/h」の道を 45km/hで走っているのに捕まらないのか?

父親は言いました。
「制限速度の 5~10km/hオーバーくらいなら捕まらないよ」
はて、制限速度とは?

近所の小学校の目の前に、交通量の多い交差点があります。
いつも車が並んでいるためか、信号が黄色から赤に変わっているにも関わらず、「ギリギリセーフ」と言わんばかりの勢いで車が通り抜けていきます。
黄色になってからアクセル踏んでいる時点でセーフどころか 100%アウトなのですが。

既に歩行者信号が青になっていることも多く、幼い子どもが信号だけ見て飛び出していかないか?心配になります。
そんな車の運転を許している時点で、社会問題です。

全てに共通しているのは、そこに警官がいるかどうか?です。
たまたま警官に見張られていると捕まり、そうでない人は捕まらない。
同じ違反をしているにも関わらず。

これを不公平と言わずして、何というのでしょうか?

違反は機械的・自動的に取り締まるべき

私はこういう人(警官)に依存している仕組みは欠陥だと考えています。

制限速度である以上、1km/hでも超えたらアウト。
黄色信号になってからアクセル踏んだらアウト。
信号のない横断歩道に歩行者がいるのに止まらなかったらアウト。
そこに警官が居ようが居まいが、自動的に捕まるべきです。

※もちろん、法律が現実に即していない部分は直す必要があるでしょう。

そんな機械的で世知辛い社会で良いのか?と思います。
ただ、無謀な運転の結果、実際に尊い命が失われているケースがあるわけで。
取り締まるなら、そこに警官が居るか居ないかに関わらず、自動的・機械的に取り締まるべきでしょう。

陸上競技はいつからか、フライングを機械が自動的に処理するようになりました。
(今やっている世界陸上でレスポンスタイム 0.099秒で失格になった選手がいましたね・・)

審判の判断に任せるより、公平な仕組みと言えます。
同じことを車の違反についても施すべきでないでしょうか?

交通違反はスマートコントラクトで取り締まればいい

では、実際にどうするのか?

やり方は色々とあるでしょう。
私のような素人では分からない、難しい点も多いでしょう。
ただ、やらない理由はありません。不公平ですし、安全ではないからです。

一気に切り替えるのは非現実的。
例えば、交通量の多いところ・事故のあったところからなど着手していく。

カメラやセンサーを設置して、違反があった瞬間に自動的に記録されるように。
信号のあるところには電気があるので、農地や過疎地の IoTシステムよりも簡単なのではないでしょうか。(素人考えですが)

ゆくゆくは、運転免許とマイナンバーを紐づけて、違反した瞬間に通知。
何なら、その瞬間に罰則金も引き落とせば良いでしょう。
そうやって自動的・機械的な取り締まりが強化されていけば、無謀な運転をする人が減っていくのではないでしょうか。

なお「スマートコントラクト」という考えがあります。

ある契約・取引について「特定の条件が満たされた場合に、決められた処理が自動的に実行される」ような、契約履行管理の自動化のことです。

車の運転は道路交通法に則って行われるべきで、違反した瞬間に自動的に処理されるのは、不思議ではありません。(車に限った話ではありませんが)

こういう仕組みを実現しようとすると、道路・自動車、そして所轄の警察にも、それなりのシステム投資が求められます。
公平で安全な社会を実現する上で必要な投資でしょうし、それによって経済的に活性化する業界・企業が出てくるでしょう。

やがてやってくる、自動運転車の時代にも対応できるようなシステムになると良いですね。

あまりに交通ルールを知らない・無視している人が多いと感じているので、早く自動化して欲しいと思うのでした。

まとめ
  • 人に依存して罰則される・されない仕組みは欠陥
  • 安心・安全な社会を実現するには、自動的に判断されるべき
  • 交通違反の取り締まり自動化により、社会が変わって欲しい

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【編集後記】
先日、40km/hの制限速度くらいで、自転車で走っていました。
そうしたら煽ってきた挙句、すごいスピードで抜いていく車が。
「捕まってしまえ!」と思いましたが、そうならないのが歯がゆかったです。


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渋屋 隆一
プロフィール
マーケティングとITを駆使した「経営変革」「業務改善」を得意としています。コンサルティングや企業研修を通じて、中小企業の経営支援をしています。中小企業診断士。ドラッカーや人間学も学び中。趣味はトライアスロン・合気道。 詳細はこちらです。
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