仕事術

本を読むのが苦手な私が実践している読書法

私は本を読むのが苦手です。
30歳頃までは、ほぼ読まずに生きてきてしまったので、細かい活字がダメなのです。。

しかし、今は知識が資本となる社会。
インプットなし、知識のブラッシュアップなしで生きてはいけません。
読書が苦手な私が、どうやって本を読んでいるのかをご紹介します。

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目的を明確にする

最初に大事なことをお伝えすると、本を読む目的を明確にしています。

小説やマンガを読むのは、それ自体に楽しみがあるので目的かもしれません。
しかし、ビジネスにおける読書は、あくまでも手段です。
では、目的は何でしょうか?

Amazonや、電子書籍が普及するにつれて、本を買うハードルは確実に低くなりました。
読まずに積まれているだけの「積読」が増えているのも、その影響でしょう。
「面白そう」「ためになりそう」「人気だから」という曖昧な理由で、本を読むことが多いのではないでしょうか。(私も人のことを言えませんが・・汗)

1冊1冊、できる限り目的を明確にします。
中身を読まない限り、目的を明確にできないこともあります。
その場合は、前書きと目次くらいまで目を通して、改めて目的を設定します。

目的を設定する理由は、明らかに読書の質が上がるからです。
主体的に情報を探しにいくのと、ただ受動的に読まされているのでは、質が変わります。
また、目的を達成しさえすれば、途中で読むのを止めることも出来ます。
(全部読むのが目的ではないはずです)

例えば、私は6月1日から、毎朝『安岡正篤一日一言』『ドラッカー365の金言』に目を通しています。

この目的は「心を養う」ことです。
良質な言葉・思想をインストールすることで、自らを躾けているのです。
上司のいないフリーランスですから、毎朝一番にこれらの本を読むことで心を養っています。

ノウハウ本の場合は「〇〇を身に着ける」のように、目的がもっと明確になるでしょう。

入門書から少しずつレベルを上げていく

目的を明確にしたからと言って、難解な本をいきなり読めるわけではありません。
読書には間違いなく教養・知的レベルが関係します。
幼稚園児がいきなり国際政治の本を読めないのと同じです。

私のようにずっと読書しないまま生きてきてしまうと、分厚い本を読むのは苦痛以外の何物でもありません。

最近は、名著に関しては関連図書が増えてきましたので、私はそれらを利用しています。
簡単なものから、少しずつレベルを上げていき、最後の本丸(名著)にチャレンジするのです。

『7つの習慣』を例に挙げますと、以下のように読んでいます。

  1. 『家族でできる7つの習慣』
    最も簡単なマンガ
  2. 『実践7つの習慣』
    日本人経営者である佐々木常夫さんが、自らの実践を通じて、『7つの習慣』の解説をしてくれる
  3. 『完訳 7つの習慣』
    本丸。分厚くていきなりは読めない

こうして易しい本からレベルを上げていくことで、同じ内容を何度も読むことになります。繰り返し出てくるのは重要なポイントですから、そこを意識して読めるようになります。

逆に言うと、簡単な本に書かれていなかったところは枝葉なので、飛ばして読むことも出来ます。

全体の構造をとらえる

名著と呼ばれる本は、分厚いのが難点です。
具体的には「自分が何を読んでいるのか?を見失う」ことではないでしょうか。
表面の文字面だけ追いかけていると、深い森で迷ってしまうような状態に陥ります。

そんなときは、現在地を確認するのが有効だと感じています。
現在地を知るためには、全体の構造をとらえなければなりません。
目次に戻って、何を読んでいるのかを確認します。

『7つの習慣』は、以下のような目次になっています。

  • 第一部 パラダイムと原則
  • 第二部 私的成功
    • 第1の習慣 主体的である
    • 第2の習慣 終わりを思い描くことから始める
    • 第3の習慣 最優先事項を優先する
  • 第三部 公的成功
    • 第4の習慣 Win-Winを考える
    • 第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
    • 第6の習慣 シナジーを創り出す
  • 第四部 再新再生
    • 第7の習慣 刃を研ぐ

『7つの習慣』が全て並列に並んでいるわけではないのですね。

その前段として「パラダイムと原則」があり、私的成功→公的成功→再新再生と3段階でステップアップしていく。
私的成功と公的成功を実現するには、それぞれ3つの習慣があることが分かります。

またこの構造は、本書で随所に出てくる図を見れば、一目瞭然です。
個人的には『7つの習慣』は図もあるので、全体構造が把握しやすい本だと感じます。
長い文章を読んでいて、森に迷い込んだら、目次を見直して現在地を確認すると良いでしょう。

一方、ドラッカーは著書によりますが、ちゃんと文章に目を通さないと、構造が分かりにくいときがあります。そんなとき、私は印をつけて構造を把握しやすいようにします。

(『経営者の条件』に番号を振ったところ)

このように易しい本→本丸と読み進めつつ、構造を把握しながら読んでいます。
少なくとも10年前に比べたら、難解な本も読めるようになってきました(あくまでも自分比)。

本を読む上のコツ

最後に補足です。
本を読む上で知っておきたいことです。

必ずしも理解しなくて良い

本を読むときに、私たちはついつい「理解しなければならない」という強迫観念を持ちがちです。
しかし本はあくまでもツールの1つです。
目的を達成しさえすれば、理解できなくても良いのではないでしょうか。

例えば、私は『論語』を全く読めません。

解説本を読んだところで、まだまだ1%も理解していないのではないでしょうか。
無教養で恥ずかしいです。
論語の世界を理解できれば、もっと社会の見え方も変わってくるのに、と思います。

でも名言を1つでも知って、それを実生活で使えているのであれば、意味はあるはずです。
全部を理解しようと思うと大変ですし、現実にはできないのではないでしょうか。
できることをやって、目的に近づければ十分です。

名著は読み返すほどに気づきがあります。
1回で全部理解しようとすることに無理があるので、割り切りましょう。

「結局、何が言いたい本なの?」を1行にまとめる

その一方で、本の最も言いたいことを1行にまとめると、ポイントが明確になります。
全部は理解できないけど、こういうコンセプトの本なんだ!が分かると、全体を見失わずに済みます。

誰かに本を紹介するつもりで、1行にまとめられないか?を意識してみましょう。

全部読まなくていい

本は全部読む必要はありません
目的を達成すれば良いのです。
それくらいに割り切った方が、貴重な時間を無駄にしないで済みます。

特に名著と呼ばれるような本は、1回で全部読もうとするのではなく、必要に応じて何度も目を通した方が、身につくことが多いように感じます。

このように読んできて、読書な苦手な私も、少しずつ慣れてきました。
(と最近、少しずつ感じるようになってきました。)
参考にしていただければ幸いです。

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まとめ
  • その本を読む目的を明確にする
  • 易しい本からステップアップする
  • 構造を把握して、迷わないようにする
  • 気負わず、使えれば良い



【編集後記】
今日の午前中は、CRMを活用するお客様の支援でした。
ビジネスをオンライン(デジタル)側にシフトしていて、応援したい企業です。


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渋屋 隆一
プロフィール
マーケティングとIT、そしてデータを使った「売れ続ける仕組みづくり」「業務改善」が得意。コンサルティングや研修・セミナーで中小企業の経営支援をしています。元IT企業でエンジニア→マーケティング。中小企業診断士。
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