知識社会に生きる私たちは、「学ぶ」ことから逃げることはできません。
コーチングで著名な本間正人さんの言葉に「最終学歴より最新学歴」がありますが、正に私たちが意識し実践しなければならないことを端的に表しています。
となると、いかに効果的に学ぶか?すなわち「学び方」が大事になってきます。
この記事ではアウトプットを学びにつなげる側面を考えてみます。
<スポンサードリンク>
アウトプットで学習効果が全く異なる
テストを繰り返して身に着けたことと、単に本を読んだだけのことと、どちらが本当に身に着いているでしょうか?言うまでもありません。私たち自身が経験的に分かっているように、アウトプットを行った方が、確実に学習効果は高まります。
逆に言うと、学習計画に最初からアウトプットを組み込んでおくことが良いでしょう。
では、アウトプットとは何でしょうか?
自分用のメモなどもアウトプットの一種ではあります。
ただここでは、他者にも分かる形にすることをアウトプットとします。
自分専用よりも、他者に見られる方が、程よい緊張感が生まれるからです。
(東京商工会議所で行ったWebセミナーに登壇したとき)
話は変わりますが、私はプログラミングを学ぶためにノンプロ研に所属しています。
このコミュニティで良く使われるのが
「教えることは、二度学ぶことである。」
というジョセフ・ジュベール(18世紀、フランスの哲学者・随筆家)が述べた言葉です。
この言葉の通り、最も良いアウトプットは他者に教えることではないでしょうか。
私自身、セミナーや研修、コンサルティングなどで他者に話したことが最も記憶に残りますし、活用しています。
細かく書いて、まとめていく
昨日、ノンプロ研の定例会がありました。
テーマは「ノンプログラマーのための『発信』学習術」でした。
私が最も刺さったのがこれです。
①イベントに参加・②ツイート&まとめ・③ブログ記事
1つの内容を形を変えて学習効果を高める。 #ノンプロ研— きのぴぃ (@kinopy_techhack) May 21, 2020
- セミナーなどのイベントに申し込む(この時点で参加目的を定めておく)
- セミナーに参加する
- 単に参加するだけでなく、その場で印象的なところをツイート(Twitterに投稿)する
- 追ってブログの記事としてまとめる
セミナーは、つい「面白そう」だけで参加してしまいがち。
最初から参加目的(どんなアウトプットをするか?)を定めておくことで、セミナーマニアになることを防げます。
ツイートはイベント内で行い、後日、ブログ記事を書きます。
そうすることで、同じことを何度も振り返ることになります。
人間は忘れる生き物ですが、繰り返しを通じて記憶に刷り込めます。
しかもブログという形で「他者に教える」ことができるので、さらに理解が深まります。
私自身、毎日ブログを書いているので、その効果を感じています。
(なのにその程度か、と言われるとぐうの音も出ないのですが・・)
なお余談ですが、ツイートしているとイベントの主催者と仲良くなれる効果もあります。
ツイートにハッシュタグをつけることで、イベント主催者が見つけてくれるからです。
先日、kintone Caféに参加したときも、何人もの登壇者からフォローしていただけました。
さらに余談ですが、経営者はぜひ「書く」ことをお勧めします。
書けないことは、相手に伝わらないからです。
学習効果を考える前に
ここまでアウトプットを学習に組み込むことを考えてきました。
ただ実際にはその前に
- なぜ学ぶのか?
- 何を学ぶのか?
の方が、一層大事だと考えています。
何よりも大切な「時間」を投下する以上、適当に学んでしまうと機会損失が大きすぎるからです。
学びそのものが大切なことは言うまでもありません。
しかしそれでも、なぜ学ぶのか?を腹落ちするように、自己と対話しておくことは、その後の学習に対して、大きな差となって表れると考えています。
- 学習計画に最初からアウトプットを組み込んでおく
- イベント参加→ツイート(細かなメモ)する→ブログにまとめる
- なぜ学ぶのか?を追求する
[the_ad id=”2141″]
【編集後記】
ますます外出が減っています。
この1週間で、300メートルくらい先にあるスーパーが、最も遠い外出です。。
もう少し出歩きたい気持ちが強くなってきました。
メルマガ『経営は100種競技!』を毎日配信しています。
マーケティングやITを身につけたい。
ビジネスを楽しみたい。
変化・成長したいというビジネスパーソンにお読みいただいています。