IT・システム全般

一般企業も映像制作スキルが必要になる時代に

営業活動も、社内でのコミュニケーションも、気軽に対面することはできなくなりました。
アメリカなどに比べて大幅に遅れているオンライン化や動画の活用が進むのではないでしょうか。(ちなみに日本における営業のリモート活用率は、アメリカの4分の1程度です)

この記事では、一般企業の動画活用について考えてみます。

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動画が必要になるシーン

営業の変わりに商品・サービスの紹介

気軽に営業がお客様を訪問することはできなくなりました

  • 大量のリストにテレアポして、たまたまアポが取れたところに訪問
    そこで押しの強い営業を行うスタイル
  • 用件もないのに、ひたすら地域をローラー(巡回)する営業スタイル

こういうものは、今までも既に嫌がられていました。
株式会社グリーゼの「B to B購入プロセスの実態調査」(2016年7月)によると、78%の顧客が営業担当と会う前に製品絞り込みを終えている、と回答しています。

営業に会う前に、欲しいものは決まっている新規顧客と会うと、まずは会社紹介をし、それから…というような流れで、従来のビジネスは行われていました。しかし、顧客に会ってからじっくりと...

売り込みに来られても困るのです。
オンライン化が進むなかで、この流れはさらに加速するのではないでしょうか。

上述のレポートの通り、B to Bであっても、既にお客様はWebで基本的な情報を調べています。専門性が高い分野ほど、押し売りなどではなく、プロフェッショナル同士のやりとりが必要になります。

単なる商品・サービス紹介は、事前に文章・動画で済ませておけば十分です。
対話が必要になるのは、その先の個別ニーズなのですから。

コンテンツ・ライブセミナー

商品・サービス紹介と被るところもありますが、何らかの課題を解決するコンテンツ。
ビジネス向けのYoutube動画も増えてきました。
またライブセミナーも増えています。

社長からスタッフへのメッセージ

続いて顧客向けではなく社内向けのニーズです。

全員で集まってのミーティング、やりにくくなりました。
拠点や地域が分散している会社でも、今までは年に1回は集まっていたかもしれません。
しかし集まりにくくなった以上、動画を配信するなど、別の手段が求められます。

実際、動画配信を行っている会社に聞いてみると、評判は良いようです。
年に1回しか話を聞けないよりも、月に1度短い話を聞いた方が、社長に対する親近感が湧いてくるとのこと。
社長としても毎月、ちゃんと話すことを考えるので、良い刺激になりそうです。

顧客向けと異なり社内向けで頻度も高いので、外注せずに自社で動画をつくり配信したいです。

マニュアル

製造業の技術承継など、マニュアルの動画化も進んでいます。
図や文字だけでは表現しにくかったことが、学びやすくなっています。
職人の高齢化が進んでいる製造業では、技術の保存・承継が喫緊の課題です。

これも社内向けなので、外注は活用せず、社内で制作したいところ。

動画活用に必要なスキルを内製化

このように動画を使うシーンが増えてくるほどに、自社で動画を扱えるスキルが必要になってきます。クオリティを追求する場合などは、専門家に依頼すべきでしょう。

しかし社内向けなど、毎回、外注に依頼していたら、時間も費用も掛かってしまいます。
最低限の収録・配信くらいは自社内で出来るようにした方が良いと考えています。

少しずつやってみて、慣れていくしかありません。
他のITツールと一緒です。
リモートワークと一緒で、以前からやっている会社は、どんどん使いこなしていきます。
やらない会社はいつまで経っても使えないのです。

音質にこだわるときには、マイクを変えてみる。
高画質が必要なときは、カメラを変えてみる。
などなど、ニーズによって試行錯誤が必要になります。

一般のITツールよりも、組み合わせが多い分、悩む部分も多いでしょう。
だからこそ、早く着手した組織が、一歩も二歩も先を行くようになる、と考えています。

動画の世代がやってくる

こういう話をすると、「動画なんか不要」「読んだ方が早い」など、意見を頂くこともあります。

ただ、今の子供・若者がYoutubeを多用しているのは現実です。
さらに中高年を対象にしたYoutube動画も増えてきました。
Netflixなどでパソコン・スマホで動画を観ることに、抵抗感のない人も増えています。

少なくとも子供・若者世代が働く頃には、動画がないと厳しいでしょう。
つまり、動画の活用が求められるのは、良い・悪いではなくて、既に分かり切った事実なのです。

文章や写真で済むことを、わざわざ動画化する必要はありません。
しかし、動画の方が良いシーンでは、動画を使用すべきです。
「やり方が分からないから」で諦めていたら、どんどん後塵を拝するのみではないでしょうか。

もしウチが動画を扱えたなら、何に活用するだろうか?

まず考えてみてはいかがでしょうか。

まとめ
  • 対顧客・対社内の両方で、動画の活用が増えていく
  • 早く使い始めて、慣れていくのが良い
  • 動画世代が遅かれ早かれやってくる



【編集後記】
今日はAndroid(音声文字変換)・Vyso・OBS Studio というツールを使い、自分が話す内容を、そのまま字幕に出して Zoom会議できるようにしました。

Android の画面を Windows に出力する部分が安定せず。
iPhone+Mac なら QuickTime だけで出来るので、この組み合わせの方が良いですね。
その場合は「UDトーク」というアプリで音声文字変換できるようです。


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渋屋 隆一
プロフィール
マーケティングとIT、そしてデータを使った「売れ続ける仕組みづくり」「業務改善」が得意。コンサルティングや研修・セミナーで中小企業の経営支援をしています。元IT企業でエンジニア→マーケティング。中小企業診断士。
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