組織

私のポリシー(行動指針)を整理してみました

プロフィールに書いている私のポリシー(行動指針)をまとめなおしました。

渋屋 隆一のプロフィール名前:渋屋 隆一(しぶや りゅういち) マーケティング・ITを得意とする経営コンサルタント。 経済産業省登録 中小企...

まだまだしっくりこない部分もあるのですが、きちんと向き合うために、その想いを記事に残しておきます。

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ポリシー(行動指針)の大前提

ポリシーとは行動指針のことです。
私たちは日々、何らかの意思決定を求められながら、日々生きています。

そのときに何の基準も持っていなければ、意思決定することができません。
仮に意思決定したとしても、基準がなければ付け焼き刃になり、方向性がブレてしまいます。

私には、以下のビジョンがあります。

経営者が楽しみながら挑戦し続ける社会を実現すること

このビジョンの背景にある想いを理解するために、
そしてビジョンに近づいていくために、
ポリシー(行動指針)を設けています。

つまり、ビジョンとポリシーの一致が大切なのです。

ポリシー(行動指針)の解説

私は現時点で、以下6つのポリシーを掲げています。

大きく考え、小さく始める(着眼大局、着手小局)

企業経営には、常に大局観が求められます。
世界や日本、社会は常に変化しています。

また経営をするには、人・モノ・カネ・情報など、多面的に物事を見る必要があります。
今日明日への対応だけでなく、3年後・5年後・10年後の組織像を描き進むことも、同時に求められます。

したがって、経営支援をするには、空間的にも時間的にも大局観が必要なのです。【着眼大局】

そのような大局観を持てば、

「その手は本当に社長やスタッフを幸せにしますか?」
「お客様は喜んでくれますか?」

というように、本質を見逃さずに支援ができると考えています。

一方、世の中のスピードは増し、打ち手は身軽に行えるようになってきました。
ひたすら計画を立てるよりも、小さくても何らかの行動をしてみる方が、フィードバックが得られる社会になっています。

したがって、小さい手を早く打つこと。【着手小局】
人や組織が変化・成長するのは、計画時ではなく、実行した後です。
そのことを意識し、支援をしていきます。

物質や経済よりも、高い徳を追求する

事業を立ち上げた直後など、まずはキャッシュが回るようになるまでは一苦労です。
ですから、売上・利益に追われてしまうのは、ある意味では致し方ないこと。

なぜ売上や利益が必要なのか(利益は目的ではなく血液のようなもの)企業経営における利益とは何でしょうか?利益は目的ではなく、事業を継続し、投資するための必要条件に過ぎません。その先のビジョンがなければ、事業の目的を見失ってしまい、ゲームの高得点を狙うように、利益を得ることが目的になってしまいます。そうならないために経営者に必要なマインドをお伝えします。...

しかし、いつまでもその状態では、良いわけがありません。
単に生き残る・事業継続するというのではなく、何のために存在する事業なのか?(ミッション)に立ち返るときがやってきます。

私は事業というものは、社会の役に立っていなければ、存在する価値がないと考えています。極論ですが。そして社会の役に立つということは、自らの「高い精神性」や「美しい感情」を育んでいくことに他なりません。

起業直後など、一時期は仕方ないのですが、その先に

物質(モノ)や経済(カネ)よりも、高い徳を追求する姿勢

を自らに課し、お客様にも提案し続けていきたいです。

戦略から現場の行動計画まで、一貫した支援

スモールビジネス(中小企業)では、経営者から現場までの距離が近いのが特徴です。

とは言っても、経営者と現場が同じ情報を得て、同じ方向を向いているとは限りません。大企業ほどではないにしても、多少の距離はあり、視野・視座も異なるのが一般的です。

私は会社の外に居る立場を利用して、

  • 経営者から現場まで
  • 戦略策定から具体的な行動計画まで

同じ方向に進むための一貫した支援を行います。

経営者の独りよがりにならないように、
現場の部分最適にならないように、
経営者と現場、双方の気持ちを理解するよう努めます。

「教える」よりも、「聴く」ことを大切に

士業・コンサルタントには「教えてやる」「指導してやる」という考えの方が多くいらっしゃいます。私はそのような姿勢は取りません。

お客様とお互いを尊敬・信頼できる関係を目指しているから、「私(渋屋)が上、お客様が下」という関係性は望んでいないのです。

また、現代は「VUCA」の時代です。
VUCAとは、Volatility(変動)、Uncertainty(不確実)、Complexity(複雑)、Ambiguity(曖昧)の頭文字をつなぎ合わせた造語です。現代の社会経済環境がきわめて予測困難な状況であることを示しています。

そんな時代に「知識を教える」だけのコンサルタントは役に立ちません
正解がない世の中に、どの方向性に進むのか?
最後に決めるのは、経営者の覚悟であり、気持ちです。

その覚悟や気持ちを引き出し、後押しするためには、「教える」以上に「聴く」ことが大事です。もちろん、知識をお伝えすることも必要に応じて、行っていきます。

一過性の成長ではなく、持続的に良くなっていく経営を

世の中の大半の企業は、急成長を求められるスタートアップではなく、いわゆる普通の中小企業です。私が支援しているお客様も、ごく一部の例外を除いて、スタートアップではありません。

普通の中小企業においては、一過性の成長は求められません。
急激な成長(売上・利益の増加や、人員の拡大)は、経営者にとっては魅力的に映るときもあります。
しかし、無茶な拡大は、その後の組織を崩壊に導くことも多いもの。

私が経営支援をする上での大前提は、「拡大よりも、より良くなること」です。
売上や利益の拡大、人員増加は数字として見えるので、安易な目標になりがちです。上述の通り、現代はVUCAの自体。いたずらに拡大路線を取ったところで成功するとは限りません。

一方、「より良くなる」こととは、どういうことでしょうか?

「自社にとって、良い状態とは何なのか?」

それを自らに問うことこそが、経営者が志を持ち、ミッション・ビジョンを明確にするための第一歩となります。

知行合一

陽明学は「知ることは行うことの始まりであり、行うことは知ることの完成である」という思想で「知行合一」と呼ばれています。

インターネットが浸透し、私たちは情報の洪水の中で生きています。
単なる「知識」は簡単に手に入るようになりましたが、果たして、この社会はより良くなっているでしょうか?

「知識」は本質を見通す思慮・判断力が加わって、初めて意義あるものになります。これが「見識」です。見識に決断力・実行力が伴うと、胆力のある見識、つまり「胆識」となります。

このように知識を見識・胆識に昇華させるには、単なるお勉強では足りず、実践することが重要です。特に時間・人員が限られた中小企業にとって、使わない知識は意味がなく、行動に移してこそ意味があるものと考えています。

私自身、常に自戒を込めている言葉です。

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【編集後記】
今日は外出予定がなかったので、家にこもってITツールの検証や、事務処理など。
腰痛が治らないため、まだトレーニングが再開できません。。


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渋屋 隆一
プロフィール
マーケティングとITを駆使した「経営変革」「業務改善」を得意としています。コンサルティングや企業研修を通じて、中小企業の経営支援をしています。中小企業診断士。ドラッカーや人間学も学び中。趣味はトライアスロン・合気道。 詳細はこちらです。
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