昨日は、kintone Café 神奈川 Vol.7に登壇しました。
実は運営側にも(コッソリ?)入らせてもらっているのです。
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kintoneに適した業務・そうでない業務
昨日のテーマは、私がアイデアを出したものが採用されました。
kintoneは、一見すると何でもできそうなツールに見えます。
それにコストを抑えるなら、できる限り多くの業務を kintoneでやった方が良いのです。
しかし、ツールである以上、得意分野・不得意分野があるはずです。
それを明確にすることで、正しい kintoneの提案ができるようになるはず。
というのが、このテーマを考えたキッカケでした。
(余談)
些細なことですが、スライドも kintone っぽい色にしてみました。
パワーポイントのスポイトの機能を使うと、Webサイトなどからも欲しい色をコピーしてこれます。
私からは、適した業務・そうでない業務を見分けるために、以下の視点を挙げてみました。
- エクセルとの比較(エクセルにはできなくて、kintoneにできること。その逆も)
- 会計・人事など法律によって定められている業務
- 中小製造業での生産管理に kintoneは使える?
- 営業・マーケティングツール(SFA/CRM/MA)との比較
- 高度な分析をしたいとき(BIツール・エクセルとの比較)
- 非同期・同期コミュニケーション(kintoneは非同期が前提)
- 対象者の範囲(kintoneはクローズ、Webサイトはオープン)
- 個人タスク管理に kintoneは使える?
- ネット環境(オフラインでは kintoneは使えない)
最後のオフライン環境では使えないことを挙げつつ、次の松尾さんのセッションにバトンタッチしました。
なお、サイボウズさんへのお願い事項として、「5ユーザーから」の縛りを無くして欲しいと訴えました。1ユーザーからでも使いたいんです。
適宜、受講者に投げかけをして、Zoomチャットに投稿いただいた内容に絡めて話をするなど、インタラクティブなセッションとなりました。
チャットに次々と投稿いただける辺りが、kintone Caféの温かいところですよね。
Caféでは初登壇となりましたが、楽しくお話しさせて頂けました。
FileMakerは競合ではなくパートナー
続いて、「オフライン環境でもkintoneのデータを活用する方法」と題して、株式会社エミック 代表取締役の松尾さんから。
このセッションが素晴らしすぎて、先に自分のセッション終えておいて良かったな、と(笑)
オフラインで kintoneを使うソリューションを挙げた上で、FileMakerを紹介いただきました。
デモを実践して下さり、受講者からは「おぉ~!!」という反応と共に、Zoomチャットが盛り上がります。
ちなみにスライドはこちらです。
私は松尾さんのセッションを聞くまで、FileMakerを kintone の競合と理解していました。
しかし話を聴くほどに、お互いの得意分野が異なり、組み合わせることで相乗効果が見込まれるのです。
例えば、FileMakerには以下のような強みがあります。
- Appleの子会社だけあって、iPad・iPhoneアプリの機能が豊富(写真、バーコード、署名、NFCなど)
- 帳票印刷がきめ細やか
- オフライン対応
- 億単位のレコード数も捌ける(kintoneは100万レコード)
kintoneの弱いところをプラグインで埋めることもできますが、そうするとコストが膨れ上がっていきがちです。
残念ながら kintone は標準機能が弱いところがあるので、そこを FileMakerで埋めるというのは面白いアイデアだと思いました。
その後の懇親会でも、kintoneにまつわる様々なお話しを聴けて、良い学びとなりました。
kintone Café神奈川は、これから3ヶ月毎にやる方針ですので、また私も積極的に活動していきたいと思います。
- kintone Café神奈川に登壇しました
- テーマは kintone に適した業務・そうでない業務
- FileMakerとの違いを含めて理解が進みました
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【編集後記】
kintone Caféの懇親会は技術的な話題が飛び交って、私には理解不能なところもありました。
ただこういう経験が次に活きると分かっているので、楽しんでいきます。
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