事業を行うには、最低限のIT用語の理解が書かせません。
最低限、抑えておきたい用語を、この記事で知っておきましょう。
今回は「IPアドレス・ホスト名・DNS」について解説します。
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IPアドレスとは何か?
今の世の中、パソコンやスマートフォン、タブレットがそれ1台で存在しても、ほとんど価値はありません。
ネットワークに接続して、他の端末と接続したり、何らかのサービスを享受することで、その価値は発揮されます。
特にスマホやタブレットはAppleストアやGoogle Playに接続できなければ、アプリがインストールできません。
容れ物だけ買って、中身がないようなものでしょう。
今は、どんな端末であってもネットワーク、より厳密に言うとインターネットに接続する必要があるのです。
あなたの家に一意の住所があり、郵便が問題なく届くのと同じように、
インターネット上にも一意の住所があります。それがIPアドレスです。
普段は意識することのないIPアドレスですが、事業を営んでいると利用シーンはいくつも出てきます。
例えば、Google Analytics。
Web解析をするツールですが、管理者である自分からのアクセスもカウントされると、データが汚れてしまいます。
自宅や自社の(グローバル)IPアドレスを除外することによって、正しいデータが得られます。
また、クラウドへのアクセスを制限したり、ブログへの書き込み元を確認するのもIPアドレスを利用します。
(IPアドレスの補足)
なお、インターネット上で通信する場合には、世界中で一意のIPアドレスが付与されています。
これをグローバルアドレスと言います。
一方、家庭内やオフィス内など、内部の通信をするにはプライベートアドレスというものが使われています。
ドメイン名・ホスト名
IPアドレスはパソコンやコンピュータにとっては分かりやすいのですが、人間にとっては分かりにくいです。
「www.yahoo.co.jp(ホスト名)」は覚えやすくても、
「183.79.250.123(IPアドレス)」は覚えにくいでしょう。
そのため、インターネットを通信するコンピュータには、ホスト名を付与します。
会社ごとのドメイン名(この例ではyahoo.co.jp)を利用して、
このケースであればwwwというホスト名を与えるのです。
この例では、ドメイン名は「akaba.com」と「nakano.com」、
ホスト名は「yosuke.akaba.com」と「keita.nakano.com」です。
ホスト名の読み方としては、「akaba.com」ドメインの「yosuke」と読み取ります。
家では「yosuke」としか呼ばれないのですが、外に行くとフルネームで名乗る感じです。
このフルネームのことを「FQDN」と呼びます。(これは覚えなくても良いでしょう)
一方、IPアドレスは「1.1.1.1」と「2.2.2.2」です。
事業を立ち上げるときや、新たなサービスを立ち上げるときは「ドメイン」の取得を行うでしょう。
会社のホームページや、メールアドレスの取得は、自社のドメインで行うのがほとんどです。
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DNS(Domain Name System)
ホスト名からIPアドレスに変換するシステムをDNSと言います。
私たちのパソコンやスマホは、通信するときに、
まずホスト名からIPアドレスに変換を行います。
ブラウザを開いて「https://www.yahoo.co.jp」と入力すると、
ホスト名「www.yahoo.co.jp」に対して
「HTTPS」というプロトコルで通信するのね
とパソコンやスマホは解釈します。
(プロトコルのことは、今回は割愛します)
ただホスト名は、あくまでも人間が覚えやすいようにつくられたもの。
パソコンはIPアドレスが分からなければ、通信できません。
そこでDNSサーバーというコンピュータに「www.yahoo.co.jp」のIPアドレスを問い合わせます。
こうしてIPアドレスが分かったパソコンは、はじめてYahooと通信することができます。
DNSのことを意識することは少ないかもしれません。
ただ、以下のようなときに、DNSの設定変更が必要になることがあります。
- ホームページの引っ越しをするとき
- メールの送受信が上手く行かなくなってしまったとき
- ホームページの一部を外部のサービス(ペライチなど)でつくるとき
この記事ではIPアドレス、ホスト名、DNSについてお伝えしました。
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