いつでもどこでも働ける環境を準備することは、今は中小企業にとっても喫緊の課題。
それを実現するのに必要なツールの1つがクラウドストレージです。
「でも結局、どれを使えば良いの?」
と悩むかもしれません。
この記事で選ぶための方向性をお伝えします。
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結論:クラウドストレージは成熟し、大きな差はなし
クラウドストレージで一般的に良く使われているのは、以下のものです。
- Dropbox
- Box
- OneDrive(マイクロソフト)
- Google Drive(グーグル)
Boxはスモールビジネスで見かけることは多くなく、中堅~大企業に多い印象です。
結論からお伝えしますと、多少の差があるのは確かですが、スモールビジネスにおいては、どれも十分に使えます。
- 複数の端末でデータを共有
- チームでデータを共有
- 社外の人とデータ共有
- バージョン管理
- スマホ対応
これらの基本的な機能は、どれも満たしているからです。
(ただし、チーム内でのデータ共有に関しては、マイクロソフトはOneDriveではなく、SharePointやTeamsの利用を勧めています)
ちなみに差がつくのは、別のシステムと連携させるなど、もっと高度な使い方をする場合です。一般的なスモールビジネスでは、そのような使い方はしないでしょう。
価格と容量
料金プランが多岐に渡るので、簡単に比較はできないのですが、30人以下くらいの企業で利用されるであろう料金プランで比較してみます。
全て1人・1か月当たりの金額です。
製品 | プラン | 容量 | 金額 |
Dropbox | Standard | チームで5TB | 1,250円 |
Box | Starter | 100GB | 550円 |
OneDrive | Office 365 Business Premium | 1TB | 1,360円 |
Google Drive | G Suite Business | 容量無制限 | 1,360円 |
BoxはStarterだと容量が少ないので、Businessにすることも考えられます。
その場合、容量は無制限になりますが、月額1,800円まで上がります。
OneDriveとGoogle Driveはエクセルやワードなどのオフィススイートの一部として、クラウドストレージが提供されるので、結果的にお得です。
オフィススイートと一緒に活用するのがベスト
ここまででお気づきのように、オフィススイートに含まれているクラウドストレージを利用するのが、最も無駄が少ないです。
Office 365(マイクロソフト)を利用している会社であれば、OneDriveを。
G Suite(グーグル)を利用している会社であれば、Google Driveを。
その上で、どうしてもやりたいことが実現できない要素があったときに、DropboxかBoxを検討すれば良いと感じています。
かつて、フリーランス~スモールビジネスにおいては、Dropboxが非常に強かったですし、今も多くの人が利用しています。それはマトモに使えるのがDropboxくらいしかなかったからです。ただ上述の通り、今は他の製品も良くなってきています。(Boxは以前から優秀ですが、中~大企業向けが中心です)
繰り返しになりますが、まずは自社のオフィススイートを選びます。
ちなみに、もし現在、マイクロソフトOfficeを買い取り(永続ライセンス)で利用している場合には、クラウド型のOffice 365に乗り換えましょう。
永続ライセンスにはクラウドストレージ(OneDrive)は含まれていません。
クラウドのOffice 365に乗り換えると、クラウドストレージを始め、チームコミュニケーションを促進するTeamsなど、様々なツールが利用できるようになります。
その上で、まずはオフィススイートに含まれているクラウドストレージを利用してみると良いでしょう。
- クラウドストレージは成熟して機能的には遜色ない
- オフィススイートに含まれるクラウドストレージから利用してみる
- それでも不足感があれば、DropboxやBoxを検討してみる
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【編集後記】
今日は終日、過去に主催したセミナーの動画編集など。
夜はプログラミングのセミナーに参加。GAS(Google Apps Script)を学んでいます。
メルマガ『経営は100種競技!』を毎日配信しています。
マーケティングやITを身につけたい。
ビジネスを楽しみたい。
変化・成長したいというビジネスパーソンにお読みいただいています。