組織

会社のコミュニケーションから飲み会を除いてみたら?

会社組織におけるコミュニケーションというと、すぐに「飲み」を持ち出す人がいます。これだけ多くの人が飲み会をするということは、ニーズや効果もあるのだと思います。

その一方で、一度飲み会を選択肢から外してみると、本質に迫れるのではないかと考えています。その3つの理由をご紹介します。

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「飲み会が合わない人」が増えてきている

1つ目の理由は、働き方が多様化しているからです。
このような時代に、「仕事を終えた時間から一緒に飲みに行く」というスタイルは、確実に合わない人が増えています

育児をしている人にとって、仕事を終える時間は1日の終わりではありません。仕事を終えた時間から「親モード」にスイッチを変え、猛ダッシュで子どもを保育園に迎えに行かねばなりません。介護をしている人も同様です。

その他にも

  • 会社の外にセミナーを受けに行く人
  • 大学などに学びに行く人
  • 副業で活動する人
  • テレワーク・リモートワークで出社していない人
  • 飲み会の時間(夜)に働いている人
  • プライベートを大切にしたい人

など、働き方は多様化しています。

繰り返しになりますが、夜18時19時頃から一箇所に集まって飲み会をするというコミュニケーションのやり方自体が、多くの人に合わなくなっているのです。

経営者は、その現実に対応しなければなりません。

コミュニケーションの本質を追求すべき

2つ目の理由は、飲み会を神格化する思考停止状態から脱却するためです。
「とりあえず飲もう」という姿勢は、はっきり言って、思考停止状態です。

「上司に誘われて渋々、飲み会に言ったにも関わらず、まともに話すら聴いてもらえなかった。もう2度と飲みに行かない」

というような話は、実によく聴きます。
ご満悦なのは上司側だけで、実はコミュニケーションなど、全くできていないのです。

飲み会という選択肢を無くすことによって、「では、どのようなコミュニケーションが必要なのか?」と真剣に考えるようになります。

  • どこで?(他の社員もいるところ・いないところ)
  • どんな内容を?
  • どれくらいの頻度で?

社内のコミュニケーションに関しては、どれだけ考えても考えすぎなことはありません。例えば最近は「雑談」の価値が見直されています。雑談すらできない組織は人間関係が希薄になりがちです。だからと言って、常に雑談をしていたら仕事が進みません。

コミュニケーションは組織文化そのものですから、経営者・管理職として、常にベストを探っていく必要があります。

「とりあえず飲もう」という姿勢は、その創意工夫を一切、無くしてしまうのです。

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そもそも業務時間外ですから

理由の3つ目。そもそも論ですが、飲み会は業務時間外です。

そこで仕事に必要なコミュニケーションを取ろうということ自体が、設計として間違っているように思います。もし業務として本当に必要なのであれば、業務時間内にお給料を払って行うべきでしょう。

もちろん、オフィスの外で悩んでいる社員の相談に乗るとか、ちょっと気分転換のために・・など、様々な理由で飲みが必要になることはあるでしょう。

ただそれは、普段のコミュニケーションができていることが前提で成り立つことです。日頃のコミュニケーションができていないのに、まず飲み会という姿勢では組織は成り立ちません。

それでも飲み会をやるときは

とは言え、飲み会そのものは楽しいものです。
もしやることがあるとすれば、1つ条件をつけておきたいです。

ネガティブな発言をしないことです。

相手の悪いところ・弱いところを指摘することは当然NGですが、上司の文句を言うのも無しです。もし相手に直してほしいことを指摘するのなら、それはちゃんと業務時間中にやるべきです。

また誰も聞きたくない武勇伝を語り続けるのもNGです。本人はポジティブな発言と考えるかもしれませんが、多くの人は「昔と今は違うよ」と冷めています。

特に立場上、偉い人ほど、昔話をするよりは、今・未来の話をしましょう
と同時に自分が話をするよりも、みんなの話をじっくり聴く側に回った方が得られるものは多いでしょう。

ネガティブな発言が増えるほど飲み会はつまらなくなっていきます。
わざわざ時間を取って集まるのですから、ポジティブな話をして、組織づくりをしていきたいですね。

まとめ
  • 働き方が多様化しており飲み会に合わない人が増えている
  • 飲み会を封印することでコミュニケーションの本質を考えることができる
  • 飲み会はそもそも業務時間外

なお、接待営業についても似たようなことが言えます。
こちらの記事をご覧下さい。

私が接待営業を避けるべきだと考える2つの理由一部の経営者にとっては、日常とも言える「接待営業」。現在も有効な手段だと思いますし、だからこそ残り続けています。 ただ私はできる限...

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