仕事術

旅と仕事の融合は成り立つのか?

「旅と仕事を融合できないだろうか?」

2年ほど前から考えていたことですが、最近、少しだけ実現することができました。どんな場所に行ったのか?どうやって旅行と仕事を両立させたのか?を振り返ってみました。

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旅行をしつつ、働きたいと考えた理由

私は国内旅行が好きです。たまに海外にも行きたくなりますが、それよりもまだ見ぬ日本各地のことを、もっと知りたいと考えています。

旅行から得られる刺激は、決して仕事と相反するものではありません。
歴史を学ぶことで、貧弱な教養を強化することができます。
(有能な経営者ほど、ちゃんと歴史などの教養を身に着けているので、日々必死です・・)

その土地ごとに異なる商品・サービス・ビジネスを見ることで、新たなアイデアをいただくこともあります。そのため、仕事をしながら旅行もすることで、より相乗効果が得られると考えています。

仕事を長期に休んで仕事をするのは、私のスタイルとは、ちょっと違います。
(家族旅行のときは、ブログとメルマガ以外はお休みしていますが)

そんなことから「働きつつ、その土地を楽しむことができたら良いなぁ〜」と考えていたのです。

もう1つ、旅行しつつ働きたい理由がありました。
日頃から「いつでもどこでも働ける環境の構築を」と経営者に伝えている身として、それをリアルに実践したかったのです。

実際、今回の出張(旅行)中に、お客様と何度かWebでミーティングしましたが、お客様は全く気付いていませんでした。「今、富山にいるんですよ〜」と伝えて驚かれたことも。

旅行と仕事の融合を実現する前提条件

旅行と仕事の融合をする上で、超えなければならないハードルが「仕事の獲得」です。

仕事をその土地で獲得すれば、仕事のために移動するのですから、出張費をお客様に請求することができます。日頃の仕事をしながら、単に旅行するだけだと移動費が自己負担になってしまい、経済的に実現性が難しくなります。

私が2年ほど前から旅行と仕事の融合を考えていたものの、実現するのに時間が掛かったのは、そういう理由です。今回、ある企業から全国各地でセミナーの仕事を依頼いただいたので、実現することができました。

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訪れた場所と選択基準

日中にセミナー講師が入っていますので、そんなに多くの自由時間はありません。セミナー会場から離れすぎるのも現実的ではないので、行く場所に制限もありました。基本的には、どこに行きたいかを決めておき、パッとそこに行ってくる感じです。

優先度は、歴史を学べること。神社仏閣に行けたら嬉しいですね。それができない場合にはランニングを気持ちよくできることでした。あとはできる限り、土地のものを食べる(これ大事です・・笑)。

広島:原爆ドームと平和記念資料館に行ってきました

京都:東本願寺と京都タワー、あとはランニングで鴨川や三十三間堂に行きました

富山:朝、カナルパークをランニング

島根:早めに現地入りして、出雲大社・歴史博物館・松江城へ

宮崎:大淀川付近をランニング、シーガイア付近をレンタルロードバイクで

現地で行った仕事

もちろん、旅行しているだけではありません。ちゃんと仕事のセミナーにも登壇しています。今回の依頼は「中小企業経営者向けのIT活用法」。ちょうどIT導入補助金の時期と被ったこともあり、補助金の解説もさせてもらいました。

少ないところは8名くらいから、最も多かったところで120名くらいの方に参加いただきました。写真は調布(左上)、宮崎(左下)、水戸(右)です。意外と地方の方が人数が多かったりして、分からないものですね。

また、移動の合間に以下のような仕事もしました。

  • Webでお客様とミーティング
  • メール対応
  • セミナーや企業研修の資料づくり
  • ブログ・メルマガ更新

普段、行っている仕事と大差ありません。お客様先に訪問する仕事がなかったくらいです。日頃からクラウド・ITツールを有効に使っていれば、何の問題もありません。

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一番気を遣ったのはWebミーティングでした。電波環境の良いところで、できれば電源があるところでないと、Webミーティングがやりにくいからです。周りに人がいると、センシティブなことは会話できません。

ホテルでWebミーティングするのは全く問題ありませんでしたが、出先で行うときは場所探しに苦労しました。現地では車で移動できると、Webミーティングにも困らないように思います。

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現地でのスケジュールと仕事に良いホテル

出張するときの大まかなスケジュールは、前日に移動して、翌日の午後にセミナー登壇です(近いところは当日移動)。お客様からの依頼で、講師は前日に現地入りして欲しいとのことで、このようなスケジュールになっています。

宮崎や島根は前日の早い時間に移動することができました。なので前日午後と、セミナー当日の午前を旅行に費やすことができました。逆に仕事の都合で移動が夜遅くになった場合などは、ほぼ何もすることができませんでした。

現地で旅行すると、当然ですが仕事をする時間が足りなくなります。その点は移動時間やホテルでの朝・夜の時間を使うなど工夫しました。細切れ時間を最大限に活用するイメージです。

チェックアウト時間が10時より11時まであるホテルの方が、スケジュールが組みやすくて助かりました。特に早朝ランニングする場合は、慌ただしくなりやすいので。

また、仕事をするので、ライトの明るさは重要です。これはホテルの検索条件に無いので、写真で判断するしかありませんでした。ビジネスホテルは、もっと部屋を明るくして欲しいですね(せめてデスク周辺だけでも)。

まとめ

1日の半分以上は仕事をしていますので、行きたいところに自由に行くのは困難でした。特にじっくりと時間をかけて見学するのは、なかなか大変です。

ただ上手く時間をやりくりすれば、結構楽しめました。特に広島や島根は勉強になりました。宮崎はランニングとロードバイクをやったので、ずいぶんカラダを動かしました(洗濯物が大変でした・・笑)

常にこの働き方をし続けるのは大変ですが、月に数回なら、全く不自由なく仕事をすることができると感じました。

今後の予定は、9月に山口、10月に大阪・札幌が決まっています。10月以降はセミナーのテーマを新しくして行います。できる限り、楽しんで来ようと思います。

まとめ
  • 旅と仕事は両立できる
  • 日頃からテレワークできるツールを使いこなすことが大事
  • ホテルもテレワークに適した環境を

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渋屋 隆一
プロフィール
マーケティングとITを駆使した「経営変革」「業務改善」を得意としています。コンサルティングや企業研修を通じて、中小企業の経営支援をしています。中小企業診断士。ドラッカーや人間学も学び中。趣味はトライアスロン・合気道。 詳細はこちらです。
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