本を読むときに、紙の書籍と電子書籍を使い分けるようにしています。
それぞれにメリット・デメリットがあるからです。
この記事では、私がどのように使い分けているのかをご紹介します。
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Contents
紙の書籍は全体構造を把握しやすい
慣れない分野は紙の本を優先
使い分けの最初の判断は、前提知識があるかないか?です。
紙の書籍は前後を行ったり来たりしやすいので、全体構造を把握しやすいのが特長です。
一方、電子書籍(Kindle本)は1ページずつ進むことが前提です。
例えば、私がはじめてプログラミング言語(Google AppsScript)を学んだとき、基本知識がありませんでした。
そのため最初は紙の書籍を買いました。
- 「今、全体のどこを学んでいるのか?」を迷わないように
- 分からない点があったときに、別のページをすぐに参照できるように
この辺の全体構造の分かりやすさ・網羅性については、圧倒的に紙の書籍に軍配が上がります。
ですから私は、初見の分野を学ぶときには、紙の本を選ぶようにしています。
逆に言うと、既に前提知識がある自分の専門分野(例:経営・IT関連)は、電子書籍を選ぶことが多いです。
難解な名著は紙の本
同じ理由で、いわゆる名著と呼ばれるような本も、紙で読んでいます。
名著は分厚くて難解な本が多く、全体像を見失いがちだからです。
- 『マネジメント』『イノベーションと企業家精神』など(P・F・ドラッカー)
- 『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー)
- 『修身教授録』(森 信三)
- 『人を動かす』(D・カーネギー)
- 『ビジョナリーカンパニー』シリーズ(ジム・コリンズ他)
などなど。
また、これらの本は本棚に置いてあると、ふとした瞬間に気づきが得られたりします。
見た目が「それっぽくなる」効果も(笑)
電子書籍のメリットは検索性・アウトプット
一方、電子書籍(Kindle本)のメリットは検索性とアウトプットにあります。
検索しやすい
前に読んだ本を読み返したいとき、そのページがすぐに見つかるとは限りません。
「あれ、どこに書いてあったっけなぁ~」は良くあるのではないでしょうか。
その点、電子書籍(Kindle本)は検索のしやすさが圧倒的です。
せっかく過去に読んだことなのだから、日常の糧にしたいですよね。
それが電子書籍なら、やりやすいです。
アウトプットに使いやすい
私は紙の本ではアンダーラインを引きますし、電子書籍でもハイライトを使います。
Kindleの場合、自分がハイライトしたところは、Web上で確認できます。
どこかを引用して、ブログやセミナー・研修スライドを書くときなど、電子書籍の方が効率的です。
このWeb機能は使っていない方が多いようで、教えると喜ばれることが多いです。
持ち運びしやすい
もう1つ、電子書籍のメリットは持ち運びのしやすさ(場所を取らない)ことです。
出先や電車でも気楽に読めるのが最高です。
私はマンガも読みますが、子どもにも読ませたいもの以外は、全部 Kindle です。
貴重な本棚のスペースは、マンガではなく、他の本に使いたいので。
両方のメリットが欲しい場合は、どちらも買う
紙書籍と電子書籍のメリット、両方が欲しい本の場合、私は両方買います。
元々、本は投資対効果が高いので、両方買ったくらいで損することはありません。
この Google AppsScript の本は、最初に紙で買って、全体を見ながら勉強しました。
そのうち、出先でも勉強したい(けど紙だと重い)のと、検索機能が欲しくなって、後から Kindle を買いました。
また、紙の書籍を売ってしまってから再度読みたくなって、Kindle で買ったこともあります。
何事もそうですが、メリット・デメリットがあります。
どちらか一辺倒になるのではなく、双方のメリットをうまく活用していきたいですね。
- 紙の書籍は、全体把握しやすい(慣れない分野は紙が良い)
- 電子書籍は、検索性(からのアウトプット)に優れている
- 両方の特性を知って、使い分ける
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【編集後記】
外が暑過ぎて、なかなかランニングに行く気になれず、つい部屋でバイクに乗ってしまいます。ちゃんと走らないと、走力低下が半端ないです。
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