この 2~3年ほど、コンサルティングと企業研修が、私の事業の2本柱になっています。
それ以前は、コンサルティングが中心の事業構造でした。
企業研修が増えて以来、コンサルティングとのシナジーを感じるようになりました。
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コンサルティングから企業研修へのシナジー
コンサルティングを行うと、各社各様、色んな問題にぶち当たります。
現状も異なるし、理想とする姿も異なる。
そこに関わる人の役割やモチベーションも全く異なります。
今まで色んな会社を見てきましたが、「A社とB社は似ている」と感じたことは1度もありません。
それぞれの会社が、全く異なる状況にあるからです。
私にとっては、1社1社、異なる経験をさせて頂いていると感じています。
※もちろん、状況を抽象化すれば、ある程度のパターンにはなるのですが。
このように異なるリアルな体験をネタに、企業研修コンテンツを作成しています。
もちろん、個々の事情が分からないように事例を混ぜたりしながら。
企業研修では、「誰もが教科書を学びたい」とは考えていません。
今や動画コンテンツが豊富にある時代。
教科書的な学びであれば、みんなで時間を合わせて行う必要がないからです。
リアルな事例を元に、ディスカッションしたり、他者の意見を聴いたり。
あるいは自分がアウトプットすることで、知識の定着をはかることもあります。
企業研修では、そういうアクティブ・ラーニングな場を求められているように感じます。
コンサルティングで様々な事例を見ていることで、シナジーが効いていると考えています。
企業研修からコンサルティングへのシナジー
逆に企業研修に定常的に登壇するようになってから、コンサルティングへの逆シナジーが効いていることを感じるようになりました。
私のコンサルティング、基本姿勢は「まず徹底的に聴く」ことです。
聴かない限り、現状把握も、理想の状態も分からないから。
それを引き出すには(本人も分かっていないことが多いので)、聴くことを通じて、経営者本人のアタマを整理してもらう必要があります。
その一方で、「知らなければ始まらない」ことがあるのも事実。
エクセルの存在を知らない人に「表計算というものがありまして・・」と説明するよりは、実物を見せてしまった方が理解しやすいでしょう。
この「知らなければ始まらない」知識を伝えるのに、企業研修で作成してきたコンテンツ群が大いに役立っています。
今までは、コンサルティングをする過程で「これは知っておいてもらいたい」と感じたものをコンテンツ化して、コンサル後に共有していました。
しかし今は、大概のことが「ちょっと待ってくださいね」と、その場で共有できるようになったのです。
その結果、コンサルティングの密度が高まっていますが、それは企業研修で多くのコンテンツを作成してきているからです。
さらにシナジーを効かせるには?
ただ、もう少しシナジーを効かせたいと考えています。
お客様は、理解を深め・行動に移すことでしか事業を変えることはできません。
私と対話(コンサルティング)したり、私の話を聴いたり(研修)することは、目的ではなく手段です。
私は事業を裏から応援する存在で、直接、手を出すことはありません。
※たまにそういうメニューでも対応していますが、公のメニューにはしていません。
今、研修資料はパワーポイントでつくられています。
しかし、それをコンサルティングのなかで見せたり、研修で聞いてもらったりするだけでは、まだまだ効果が薄いです。
特に教科書的に「知っているか?知らないか?」だけの知識については、お客様のご都合の良いときに学んでもらった方がお互いにメリットがあります。
このようにオンデマンドで学んでいただくためには
- 研修を動画化する(コンテンツの動画化)
- 資料を探しやすくする(コンテンツのライブラリ化)
の2つが必要だと感じています。
いくつかの仕事が山場を越えたので、この2つに取り組みます。
今まで以上にお客様に成果を出していただきやすい環境をつくりつつ、少し先のビジネスを見据えた土台づくりを進めたいと考えています。
久しぶりの近況報告?でした。
- コンサルのリアルな経験を、研修コンテンツに
- 研修コンテンツを用いて、コンサルティングをスムーズに
- よりシナジーを働かせるためには、動画化とライブラリ化が欠かせない
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【編集後記】
オリンピック、土日のロードレース。
今朝のトライアスロンを観たので、トレーニングのモチベーションが上がりました!(単純)
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