日々の気づき

「スモールイズビューティフル」な世界観

最近、大きいことよりも、小さいことを、もっと大切にしたいと考えています。

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どこを目指すのか?

日本という国は、良く「小さい島国」と表現されます。
私(40代)はあまりそういう意識はないのですが、子どもの頃は良く聞かされたキーワードです。

私が子どもだった1970~1980年代、比較対象となる国は、もちろんアメリカ。
当時のアメリカは、人口2億人以上。
日本は1億2千万人に満たないほど。
そういう視点で見れば、確かに「小さい島国」だったのでしょう。

「経済大国」を目指していた当時とすれば、「自分たちはまだまだ小さい」「もっと頑張れ!」という雰囲気だったのかもしれません。

現在に目を向けると、人類の数が増えすぎ、経済も大きくなりすぎ、地球環境は非常に厳しくなりました。
今でも政治家は「経済成長」と言います。
しかし、人口減少時代に入り、地球環境の限界が見えているなかで「大きい」ことはデメリットになってきているように感じます。

今、私たちが目指すべきモデル。
それは少なくともアメリカではないでしょう。

政治・社会で先行する北欧諸国

そんな中、北欧諸国の動きは注目されています。

  • 高い教育制度
  • 行き届いた社会福祉
  • レベルの高い行政サービス

それらの結果、高い女性の就業率などを誇っています。
税率が高いにも関わらず、それを受け入れている国民。
日本とは異なり、政治家との信頼関係ができているように見えます。

幸福度ランキングでも北欧諸国は上位に入ってきています。
(ちなみに日本は低いです)
幸せを感じながら生きている人が多いというのは、何よりも大事なことではないでしょうか。

ちなみにMaaS(Mobility as a Service)、異なる交通機関をスマホアプリなどでワンストップで使えるサービスは、フィンランド発祥です。

  • 車への依存
  • 乗り継ぎや最寄り駅までのアクセスが悪い
  • 進む高齢化

こういった背景を元に、MaaSを検討し、2018年に交通法を改正しています。


Uberの受け入れすらできない日本と比べて、非常に俊敏な動きをしているように見えます。

ちなみに、フィンランドは約500万人の国です。
デンマークも同じくらい。スウェーデンが900万人くらい。

つまりスウェーデンの規模は、神奈川県・大阪府と同じくらい。
フィンランド・デンマークは、福岡県と近いのです。
(人口規模での比較)

「スモールイズビューティフル」な世界観

何かを変えるときに、小さいことは武器になります。

私が会社員だった頃、勤めていた会社は2000人規模。
当時のお客様は日本を代表する企業ばかり。
規模も10万人・1万人以上は当たり前でした。

全社的に何かを変えようとすると、1年では足りず、数年プロジェクトになることがほとんどでした。

例えばリモートワークの導入。
まずは限定された部門で実施。
次いで部長職以上で実施。
やっと全社的に展開されるまでには、数年を要しました。

しかし、5~10人の会社では、社長の一存でいきなり始まります。
ある企業は、2~3ヶ月でリモートワークを導入し、一気に全社員が働き方を変えました。
何かを変えようとするときに、小さいことは良いことなのです。

そして何より。
図体が大きくなると、それを維持するための”エサ”が必要です。
多くの人件費や家賃を賄うために、売上をかき集めてくるような動きが求められます。

しかし、少数精鋭で成り立っている会社には、そんな”エサ”は不要です。
実際、私のお客様でもコロナ禍以降にオフィスを畳んだ企業、小さいところに移転した企業があります。

前者が贅肉ダボつく中高年だとすれば、後者は筋肉引き締まった若者のようです(あくまでも比喩です)。
どちらが俊敏に動けるか、美しいかは、言うまでもありません。

現在、大企業や大組織が変化できず、社会のボトルネックになっているのは「デカすぎる」ことが原因の1つだと感じています。
(もちろん、一定以上の規模が必要な事業も存在します)

私たちは、もっと「小さいことは美しいこと」として、捉え直す必要があるのではないでしょう。
それはアメリカを目指した戦後の価値観からの大転換です。
と同時に、経済至上主義・現在の資本主義に対する、ある意味でのアンチテーゼなのかもしれません。

会社を営んでいれば、そんな単純な話ではない。
それは分かっていますが、明らかに価値観に対する転換が求められている。
最近、強く感じることが多いので、備忘録として残しておきます。

まとめ
  • 小さいことは美しいこと
  • 無駄なく俊敏に動くことができる
  • ただ大きさを求める価値観を転換するときでは?



【編集後記】
先週末、3年ぶりのトライアスロンを無事に完走できました。
レースの楽しさを再認識しました。


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渋屋 隆一
プロフィール
マーケティングとIT、そしてデータを使った「売れ続ける仕組みづくり」「業務改善」が得意。コンサルティングや研修・セミナーで中小企業の経営支援をしています。元IT企業でエンジニア→マーケティング。中小企業診断士。
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