IT・システム全般

中小企業診断士がプログラミングを身に着けるべき理由

中小企業診断士は、プログラミングを身に着けておいた方が良いと感じています。
経営とIT(プログラミング)が一体化しているからです。

この記事では、具体的な理由を3つお伝えします。

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経営支援にはITが欠かせないから

今やIT抜きで経営は語れません
公的支援機関などには、ITが分からないお爺さん診断士が鎮座しています。
しかし、そういう方に現代の経営支援などできるわけがなく、相談に行く社長が不憫だとすら感じます。

ITを身に着ける方法には、

  1. ツール(例:G Suiteやkintone)を使いこなす
  2. 技術動向や、経営へのインパクト、事例などをインプットする
  3. プログラミングを活用する

の3つがあると考えています。

私は今まで、前者2つに偏っていたので、遅まきながらプログラミングを学んでいます。
なお、これらは相反するものではなく、むしろ相乗効果があるものです。

さて、経営にITが欠かせないと書きましたが、具体例を挙げてみます。

業務の効率化

生産性とは「付加価値」と「効率化」の掛け算です。

生産性とは「付加価値」と「効率性」の掛け算生産性を高めたいと考えつつ、やっていることは単なる労働時間削減になっていませんか?それでは組織や働く人が疲弊していくのみです。では時間削減以外にやるべきことは?この記事では、経営者が知っておきたい付加価値と業務効率の関係をお伝えします。...

生産性向上の第一歩となるのが業務の効率化。
そして、業務効率化に欠かせないのが、ITツールの活用です。

私が日頃、本ブログでプログラミングよりもITツール活用を推進しているのは、ここがスタート地点だからです。スマホやパソコンでカレンダー共有すらできないのに、プログラミングを学ぶのは時期尚早と言えるでしょう。

ホームページ、SNS

続いてホームページです。会社の顔となるホームページですが、一般の中小企業は、まだまだ活かせていません

ホームページの仕組みを理解するには、HTMLやCSSの知識が必要になります。
土台となるインターネットの基本的な仕組みも、知っておかなければなりません。

アクセス解析をするGoogle Analyticsやサーチコンソールを読み解くことで、顧客のニーズを探ることができますし、効果的な打ち手(施策)を経営者に提案できます。
しかし、多くの中小企業では、ホームページは設置したまま放置されているのが大半です。

また、裏で動いているWordpressを理解するには、PHPとデータベース・SQLが必要になることもあります。

会社のプロモーションに使う意味では、SNSも重要です。
これらは技術的な理解はあまり求められませんが、使い込むことで慣れる必要があります。

レベル3にはプログラミングが必要

こちらの記事で、30人以下のスモールビジネスにおけるIT活用3ステップをご紹介しました。

スモールビジネスにおけるIT活用ステップ30人規模までの企業におけるIT活用ステップをまとめました。レベル1から3にしたがって、組織としてのIT活用度が上がっていきます。社長・IT担当者・スタッフ/業務・システムの4つの区分でチェックしながら、組織のIT力を上げていきましょう。...

レベル1→2で最も大事なことは、既存のツールを使いこなすことです。
G Suite(Office 365)やkintoneなどの標準機能を使いこなせば、レベル2へは到達します。

一方、レベル2→3に至るには、プログラミングが必要になります。
各システムがシームレスに連携するには、その会社の業務を熟知した上で、個別のカスタマイズ(すり合わせ)が必要になるからです。

データ活用にはプログラミングスキルが必要だから

生産性は「付加価値」と「効率化」の掛け算とお伝えしました。
「付加価値」を向上させるには、データ活用が欠かせません

世界的に見ても、時価総額の高い企業は、データを有効活用している企業です。

かつてはエネルギー資源や金融資産を持っている企業が強かったものの、今やデータを活用できる企業が、軒並み成長しています。

  • 顧客が何を欲しているか?
  • データから、何らかの法則性を発見できないか?

簡単なデータ分析ならエクセルで十分でしょう。
しかし、社内・社外のデータをかき集めて、複雑な分析をするには、ツールやプログラミングの知識が必要になってきます。

経営コンサルティングとは別の事業を持てるから

最後に全く異なる理由です。
現在のコロナ禍のような経済危機に陥ると、コンサルティングや企業研修・セミナーなどへの投資は激減するのが一般的です。

1つの事業(商品・サービス)しか持っていないのは、リスクと言えるでしょう。
何らか別の特性を持つ事業を営んでいる方が、リスクを抑えることができます。
例えば私は企業向けだけでなく、個人の独立支援を営んでいます。

プログラミングができる、あるいはITツールが扱えると、コンサルティングや研修とは、別の事業を持つことができます
プロジェクトの長さや入金サイクルなどが異なることから、相性の良い組み合わせと言えるでしょう。

IoTやAI、VRなど、各企業は新しい技術を取り入れながら変化しようとしています。
そこにエンジニアとしての力が有効なのは、言うまでもありません。

経営とITの両刀使いは、ますます高い価値になるでしょう。

まとめ
  • 経営とITはもはや一体化している
  • ITスキルを身に着ける方法の1つが、プログラミングを学ぶこと
  • 別事業としてもプログラミングを活かせる



【編集後記】
昨日はプログラミング(Python)に半日以上、没頭していました。
確実に楽しくなってきたので、数学と共に、学び続けようと思います。


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渋屋 隆一
プロフィール
マーケティングとIT、そしてデータを使った「売れ続ける仕組みづくり」「業務改善」が得意。コンサルティングや研修・セミナーで中小企業の経営支援をしています。元IT企業でエンジニア→マーケティング。中小企業診断士。
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