自社でセミナーを行えるようになると、ビジネスが楽になることをご存じでしょうか?
「うちみたいな小さな会社にセミナーなんかできないよ」
と言われることも多いのです。
しかし、セミナーを主催すること自体は、決して難しくありません。
中小企業こそ、セミナーを武器にできるとビジネスに幅や深さをつくることができます。
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Contents
セミナー主催によって得られる効果
自社でセミナーを主催できるようになると、様々な効果が得られます。
専門家として見てもらえる
セミナーで講師として登壇することによって、「専門家」として見てもらうことができます。
それまで「外注」「業者」という見られ方が多い場合には、パラダイムシフトとも言えるような変化です。お客様との関係が、上下関係から対等な関係に変わっていきます。
お客様を選べる
結果的に、お客様を選べるようになっていきます。
業者扱いしてくるような人を、お客様にしなくても良いのです。
お客様にとっても、セミナーという場所で貴社に実際にお会いすることで、
もっと仕事を依頼したい会社かどうかを判断します。
お互いに相手を選ぶことによって、
双方納得した上で、ビジネスを始めることができるのは、健全なことではないでしょうか。
事業の主導権を握れる
製造業やシステムインテグレーション(システム開発)を行う会社の多くは、
お客様の言いなりになっているケースが多いです。
お客様から指定された金額・納期で、言われたものをつくる。
しかしセミナーを主催することによって、
「お客様に依頼される」というキッカケ以外に、
自ら企画して動くことが求められるようになります。
結果的に、事業の主導権を握れるようになる機会が増えていきます。
入金サイクルの短い事業ができる
セミナーを有償で行った場合、入金までのサイクルが短い事業をつくることができます。
製造業やシステムインテグレーションなどの場合、商品をつくって納品してから入金になるため、受注~入金までの期間がどうしても長くなりがちです。
しかしセミナーはモノやシステムをつくるわけではありません。
また事前に入金してもらうことも、セミナーでは一般的です。
キャッシュフローの良い事業を持つことで、会社の財務状況の改善にもつながる可能性があります。
セミナーの位置づけ
セミナーを自社で主催する場合、そのパターンはいくつかあります。
他の商品・サービスにつなぐためのセミナー
1つ目は、既にある他の商品・サービスにつなげるためのセミナーです。
このようなセミナーの場合は、無償あるいは廉価であることが一般的です。
セミナーで顧客が困っていることを指摘し、課題を浮き彫りにします。
「水道水に顕微鏡を当ててみると、実は雑菌がいっぱいです。」というように。
そこで浄水器という商品を提案することによって、セミナーから浄水器という流れをつくっていきます。(実際には言うほど簡単ではありませんが)
セミナーそのものを商品にする
もう1つは、セミナーそのものを商品にすることです。
つまりセミナーでしっかり価値を提供し、売上・利益を確保します。
この場合は、専門性だけ高くてもダメです。
人に伝えるための、講師の力を磨く必要があります。
多くの中小企業にとって必要なのは、まず前者(他の商品につなぐためのセミナー)だと感じています。
セミナーを主催するときの悩み
私がお客様にセミナー主催を提案すると、出てくる悩みは共通しています。
集客できない
1つ目は、集客できないことです。
セミナーを主催する以上、多くのお客様に来てもらおうと頑張ることは重要です。
しかし、慣れないうちは、2~3人くらいで十分です。
セミナーの運営がこなれていませんし、講師も人が多いと緊張してしまいます。
ある程度慣れるまでは、数人で十分。
気楽に始めましょう。
ただ、実際には数人集めるのも大変です。
運営に慣れる必要があるのと同様に、集客も工夫を重ねて改善していきましょう。
うまく話せない
良く誤解されるのですが、ビジネスにおけるプレゼンテーションは、「うまく話す」必要はありません。ジョブズや孫さんのようになる必要はありません。
丁寧に分かりやすく伝えられれば十分なのです。
何度も話す練習をすれば、分かりやすく伝えることは、誰にでもできるようになります。
私など、今でも話はうまくありません。
それでもお金をいただくプロの講師として仕事をしていますので、心配ありません。
ビジネスにつながらない
最初からビジネスにつなげることは、そう簡単ではありません。
- お客様にしっかりと課題を認識してもらうこと
- その課題を解決した状態にたどり着きたいと強く感じていただくこと
- 課題を解決する武器を貴社が持っていると認識してもらうこと
これらの条件が揃わなければ、ビジネスにはつながりません。
当日の運営や集客同様に、こちらも改善が必要です。
ここまで読んで「大変そうだなぁ~」と感じたでしょうか?
実際、大変です(笑)
しかし、大変だからこそ、多くの会社が継続できません。
貴社がセミナー主催を武器にできれば、それだけでお客様から注目して見ていただけるようになります。
今後、セミナーを開くための手順全体像と、企画についてお伝えします。
- セミナーが主催できるようになると、メリットが多い
- セミナー事業には、他商品につなげる場合と、セミナーを商品にする場合がある
- セミナー主催の悩みは「集客」「話せない」「ビジネスにつながない」がほとんど
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