日々の気づき

kintone Café 神奈川 Vol.14(テーマは”新年度”)

新年度初日の 4月1日(土)、kintone Café神奈川(Vol.14)を行いました。
今回のテーマは「新年度」。
個人的には、テーマにふさわしく、人生の変化や働き方に関する内容が刺さりました。

セッション内容

セッションでは 6名の方にご登壇いただきました。
kintoneコミュニティはさすが、内容が多様です。

ノーコードでシステムはつくれても、ノーコミュニケーションで作れるシステムはないよ!(森田さん)

kintoneなどのノーコードツールが出てきたことにより、システムは簡単に作れるようになりました。
しかし、森田さんがおっしゃるように、コミュニケーションせずに作れるシステムはありません。

ご自身、コミュニケーションが苦手という森田さん。
どういう点に着目しながらコミュニケーションすることで、使ってもらえるツールになるのか?をご紹介いただきました。

新入社員の手続をkintoneで完結できるか妄想(長井さん)

この季節ほど、人事と情シスを悩ませる時期はないのではないでしょうか。
企業規模が大きくなるほど、入社・退社の絶対数も増えていきます。
それに伴って、人事・情シスがやることも増えていきます。

長井さんからは、入社に伴う仕事をkintoneで完結できるか?をお話しいただきました。
この辺り、ニーズが多いからプラグインで開発してみては?という声も。
「kintoneのフロントが刷新されたらやるかも」という期待できる回答が(笑)

と同時に、行政には紙印刷することを前提にした各種フォーマットを止めてもらいたいものです。
あと、そのフォーマットを頻繁に更新することも。

新入社員は・・64歳のkintoneおばちゃん(根崎さん)

続いて根崎さん。
hive の記事を拝見していたので楽しみでした。

https://ascii.jp/elem/000/004/111/4111503/

ここまでは、笑いの多いセッションでしたが、根崎さんのセッションになって、空気が変わりました。

誰しもが例外なく、年齢を重ねていきます。
朧げな不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。

根崎さんが挑戦し続けるお話しから、勇気をもらえた方も多かったのでは。

君はお化けkintoneを知っているか 知っておきたいアプリカスタマイズとのつきあいかた(石際さん)

続いて石際さんからは、お化けkintoneのお話。
カスタマイズし過ぎて、運用できなくなる・属人化することを「お化け」と表現。

余談ですが、スライド全般がお化けモードになっていて、雰囲気がバッチリでした。
日頃、ビジネス向けスライドばかり作っている身としては、こういう場にあったスライドづくりをしたいものです。

石際さんの「お化けはかわいい。現場の人たちが、どれだけ繊細に仕事をしているのかが伝わってくる」というような言葉が印象的でした。
つい、標準化しようとか、属人化を排除しようとか考えてしまいますので。
違いを認め合う kintone コミュニティならではだなぁ~と。

新年度は地図を活用!?- kintone で Google Map -(片岡さん)

片岡さんからは、kintoneでGoogle Mapを使ったデモを。
仕事をしていると、データと場所(地図)を連携させたいニーズは、確実に出てきますよね。
その典型例が、顧客を地図上に配置したいというもの。

単にデータを地図上に配置するだけでなく(データ→地図表示)、
地図上を選ぶことでデータが変わる(地図→データ)もデモで実演されていました。
これは便利ですね。

さらに SORACOMのGPSユニットからデータをkintoneに蓄積させることも。
これは前回、Vol.13 で SORACOM UGさんと共催したときの内容ですね。

kintone Café 神奈川 Vol.13 を開催しました@安国論寺(鎌倉)良い人が良い場所(鎌倉のお寺)で交流したkintone Café神奈川 Vol.13。今回は SORACOM UG東京さんとの共催でした。kintone と SORACOM はお互いを活かしあえる良き関係だなぁ~と。また、両者に共通する文化がイベントを盛り上げたように思います。...

21世紀が来ました…アプリの新しい作り方(加藤さん)

最後に、加藤さんからは、今どきの内容。
ChatGPT との対話を通じて、kintoneアプリをつくってしまおうと。
データ項目の洗い出しから、フィールドタイプの決定まで、サクサクと対話で進めていきます。

ただ、ChatGPT にはアプリ(ZIP)ファイルを出力できないので、そこは腕の見せ所。
「アプリビルダー助っ人くん」というツールを自作されており、ChatGPT の出力を食わせるとアプリが出来上がってしまうという。

「やべ~」「助っ人くん欲しい」という声が上がっていました。

続いてLT(ライトニングトーク)も5名の登壇がありました。
(が、長くなるので割愛。。)

懇親会→夜桜見学→???

そして第2部へ。

(小田原に来たら魚を食べますよね~)

小田原という新幹線も止まる地域だったからか、今回のCaféは、遠くからもご参加いただきました。
高知・名古屋・岐阜とか。
もはや「地域コミュニティ」ではなく、お互いが行き来している感じになっています。
(ちなみに第1部では、Zoom参加の方が 30名近くいらっしゃいました)

さらに老若男女問わず、職種や立場も問わず。
多様な人たちが、kintoneをテーマに交流できるのは、毎度のことながら熱いです。

さらに夜桜見学。

(小田原城の近辺は、桜の見学者でにぎわっていました)

さらにこの後、延長戦・・という流れでした(笑)

人それぞれの生き様・働き様

今回のCaféは、新年度のテーマにふさわしく、人それぞれの生き様・働き様を感じさせる内容でした。

  • 入社したその日にLT登壇
  • 64歳からの挑戦

その他、ここには書けないことを含めて、それぞれの人生が。

入社・退社・異動など、様々な動きがある季節。
LTでなかじさんが仰っていました。
「新たな出会いは、新たな気づきのチャンス」。

そうやって変化を前向きに捉えられる人達と、一緒に仕事をしたいものです。

そのためにも、私が私自身の人生を精一杯、生きていかないと。
こういう前向きな人たちとご一緒させてもらえません。
「今・ここ」を楽しく、生きていこうと考えさせられるイベントでした。

まとめ
  • kintone Café 神奈川(Vol.14)を開催
  • 老若男女・多種多様な方々が集まる
  • 人の生き様から、自分の生き様を考えさせられる

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【編集後記】
あまり年度に囚われない働き方をしているからこそ、逆に年度を意識した方が良いのかもしれませんね。


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渋屋 隆一
プロフィール
マーケティングとITを駆使した「経営変革」「業務改善」を得意としています。コンサルティングや企業研修を通じて、中小企業の経営支援をしています。中小企業診断士。ドラッカーや人間学も学び中。趣味はトライアスロン・合気道。 詳細はこちらです。
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