変化の激しいIT業界ですが、私が主にどうやって情報収集しているのかを公開します。
<スポンサードリンク>
Contents
情報収集の前提
具体的な情報源に移る前に、私が情報収集する際の前提というかコツをお伝えします。
大きな変化と細かな変化を区別することです。
例えば「コンピューティングモデルの変化」は大きな変化です。
1960年代のIBMメインフレームから始まり、
1990年代からIntel、Microsoftによるクライアント・サーバー時代、
2000年代からGoogleやAmazonが台頭してWeb、クラウドの時代になりました。
そして今後はIoTの浸透とともに、エッジ(フォグ)コンピューティングが広まりつつあります。単にメインプレイヤーとしての会社が変わったということではなく、計算処理をするところ、データを保持するところが変わる大転換です。
メインフレーム時代・クラウド時代は集中型のコンピューティングモデル。
クライアント・サーバー時代は分散型のモデル。
エッジコンピューティングは、それらのハイブリッドですが、超分散型と言われています。
上手く変化の波に乗れる会社は業績を伸ばしますし、そうでない会社は取り残されていきます。
一方で大きな変化の裏側に存在する個々の技術は細かな変化です。
決して個々の技術・商品を過小評価するわけではありませんが、細かな技術に関しては「餅は餅屋」です。分からないことは素直に専門家に聴くようにしています。(自分で細かな情報収集をしても、振り回されてしまいがちです)
例えばWindows10とか、Excel、iPhoneの使い方、というような話は、自分が迷ったときに調べる程度で、まとまった情報を取りには行っていません。このような操作方法は、Webで検索した方が最新情報が拾いやすいです。
この後、紹介する情報源にも、大きな変化を捉える情報と細かな変化を伝える情報とが混在しています。私は大きな変化の部分に集中して情報を得ていることを予めお伝えしておきます。
なお、経営者は細かな変化の前に大きな変化をとらえることが重要です。
それが経営判断に直結するからです。
Webからの情報収集
変化の激しいIT業界にとって、やはりWebからの情報が中心となります。
日経クロステック(xTECH)
かつてのITPro。少し前にリニューアルしてクロステックになりました。
ITのみならず、テクノロジーに関する情報が相当数、集まってくるサイトです。
IoT News
IoT周りの動きを追うならIoT Newsです。
この1〜2年で一気にメジャー化してきた印象です。
IoTに関する事例の多さではピカイチ。
先端事例や世界的な動き、潮流を捉えようとする視点が豊富です。
中小企業の現場から見ると、ちょっとぶっ飛んでいる(先を行き過ぎている)ように感じるかもしれませんが、だからこそ、参考にさせて頂いています。
Publickey
エンタープライズITの専門メディアです。
そのため、スモールビジネスのITを知りたい場合には、適切なメディアではありません。
(そのため私も閲覧頻度は、かつてよりも落ちています)
日経クロステックは色んな記者が様々な内容・レベルの記事を乱立させています。
一方、Publickeyは新野さん1人で書かれているので、記事のクオリティが圧倒的に高いのが特長です。
これだけ尖った専門メディアにも関わらず、月間40万PVで「ブログで飯を食っている」というのが、別の意味で興味深いです。
IT経営マガジン COMPASS
中小企業を中心としたIT経営に関するメディアです。
身の丈に合った事例を探す意味では、とても参考になる記事が多いです。
IT導入補助金など、中小企業のIT政策関連情報もあるので、中小企業経営者にお勧めです。
四半期毎に雑誌も出ていて、私はそれも購読しています。
他にもWebは数多くの情報があるのですが、とりあえず、この4つを紹介しておきます。
雑誌
古くからパソコン・IT周りには雑誌が情報源として、あり続けています。
子どもの頃は「ファミマガ」や「ファミ通」に、高校生の頃は「ログイン」に大変お世話になりました。
日経コンピュータ
今も様々な雑誌が出ていますが、上述の「大きな変化を捉える」という目的においては、日経コンピュータが個人的にはベストです。
隔週木曜日に送られてくるので、読めずに「積ん読」になることも多いですが。。
出来るだけ特集は読むようにしています。
<スポンサードリンク>
日経クロステック(xTECH)
Webでも紹介しましたが、こちらはWeb記事だけでなく、日経BP社の雑誌に関する有料サービスです。以前はITPro Premiumというサービスで、それを利用していました。
日経コンピュータだけでなく、日経コミュニケーション、日経NETWORK、日経情報ストラテジー、日経SYSTEMSなどの専門誌から毎月60ページ分の記事をダウンロードすることができます。
一般価格は月額2,400円、定期購読者は1,200円。
私の場合は日経コンピュータの定期読者なので、月額1,200円です。
特定の何かを調べたいときに単語検索で日経BP社の雑誌を横断的に検索し、必要な記事を読むことで短期間に学ぶことができています。(この使い方がメインです)
<スポンサードリンク>
その他の情報源
Webや雑誌は自ら情報を読みにいきますが、それだけでは知らないことはずっと知らないままです。(知らないことに気付かないので)
そのため、他のメディアで補完しています。
Facebook(人脈)
知らないことを知るには、友人・知人からのFacebook共有がほとんどです。
IT業界に長く居続けて、それなりの人脈も築いてきたからこそ得られる情報です。
毎日Facebookのウォールを眺めているだけで、ITトレンドを追うことができています。
「それじゃあ(真似できないから)参考にならん」と言われると確かにそうなのですが、事実なので書いておきます。結局、IT業界と言えども人脈が重要ということで。
中島聡さんメルマガ:週刊 Life is Beautiful
月額880円で、Windows95を開発していたプログラマーであり、エンジェル投資家でもある中島さんから濃い情報を得られます。
最近では「プロセッサの地政学」と題して、IT業界の勢力図が確実に変わっていることを示唆されていて興味深いです。
湯川鶴章オンラインサロン
月額5,000円で最新情報を提供して下さるオンラインサロン。
(2018/01/17追記:以前は1,000円でしたが、今は5,000円となりました)
最近は人工知能に関する情報提供が多いですが、単なる情報というよりもIT専門のジャーナリストとして経験豊富な湯川さんの意見も一緒に聴けるので、世の中の動向を探るのに重宝しています。
Libra
『【図解】コレ1枚でわかる最新ITトレンド』を書くキッカケを下さった斎藤さんが提供するサービス。月額500円で基礎やトレンドを把握するための資料がダウンロードできます。
PDFではなく、PowerPoint形式が主などで、様々に加工して利用できます。そのように「活用」することで、ご自身の学びを深めて欲しいという斎藤さんの想いです。
毎月資料が更新されるので、私も必要に応じて活用させていただいています。
特にIT企業には利用をお勧めしています。
IT企業であるにも関わらず、ITトレンドを知らない企業が結構多いので・・
リアル本屋
本屋のIT系コーナーを、定期的にブラブラしています。
今、どんな書籍に注目が集まっているのか?を確認することで、トレンドを把握するようにしています。
イベント
各社が開催するイベントや、個人主催のイベント・ワークショップに参加しています。
こうして見ると、月額数千円で最新のITトレンドを追いかけられるのですから、本当に素晴らしい時代です。(あとは必要に応じて、知りたいテーマにあった書籍を買っています)
こちらでIT活用を始める企業・個人も増えています。
[the_ad id=”2141″]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メルマガ『経営は100種競技!』を毎日配信しています。
マーケティングやITを身につけたい。
ビジネスを楽しみたい。
変化・成長したいというビジネスパーソンにお読みいただいています。