日々の気づき

東日本大震災から10年、自分の弱さと向き合ってみる

明日で東日本大震災から10年ですね。
関連ニュースを観るたびに、自分の弱さを突き付けられている気がします。

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「死」や「被害」と向き合い切れない自分

震災のあの日、私は息子を病院に連れて行くため、有給休暇を取っていました。
(当時は会社勤め)

病院が終わって、息子と駅の周りで遊んでいました。
乗ったはずのエレベーターが動かなくなり、突然揺れを感じました。
危機を察知して幼かった息子を脇に抱えて飛び出したことを思い出します。

ただ事じゃないと感じて帰宅。
テレビをつけたら、現実とは思えない風景が広がり、私は恐怖に飲み込まれました。

それから数日・数ヶ月・数年、知人の何人かがボランティア活動などに精を出していました。
しかし私はそれを横目に、私は色々と理由をつけて参加しませんでした。
当時は会社員ですから、簡単に現地に行くことはできません。が、それも言い訳です。
私がやったことと言えば、せいぜい寄付したくらいで、自分の身体は動かしていません。

今思うと、ずっと現実・恐怖から逃げていたのだと思います。

私に何ができるのだろう?

去年参加したEMS(エッセンシャルマネジメントスクール)で、長女を亡くされた佐藤敏郎さんのお話しを聴きました。
こんなにも逃げずに、正面から向き合っている人がいることを知りました。
(しかも敏郎さんの明るさや温かさがとんでもなくて・・)

あれから10年経ち、復興が進んだ部分もあります。
少なくとも物理的に身体を動かすような復興支援は、とうに終わっています。
今さら私に出来ることは何なのでしょう?

いつまでも逃げたくない、日本人として一緒に向き合いたい。
(ずっと逃げてきたような人間に「一緒に」と言われたくないと思いますが)

そんな想いがある一方で、私に何ができるのか分からず、モヤモヤしっぱなしです。
こんなことを考えているのは、私だけでしょうか?
実は「自分にできることがあるならやりたいけど、何ができるのか分からない」という人は一定数、いるような気がしています。

話が脱線しましたが、私に出来ることは、まず関係者の話を聴くこと。
知らなければ、何も行動できませんので。
10年という区切りに向けて、関連する情報やイベントも増えてきました。

少しでも、このような情報に触れつつ、自分の周囲の人に伝えていければと思います。

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【編集後記】
今日(3月10日)は東京大空襲から76年でもあるのですよね。
黙祷。


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渋屋 隆一
プロフィール
マーケティングとITを駆使した「経営変革」「業務改善」を得意としています。コンサルティングや企業研修を通じて、中小企業の経営支援をしています。中小企業診断士。ドラッカーや人間学も学び中。趣味はトライアスロン・合気道。 詳細はこちらです。
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