組織

事業と自らの価値観を掘り下げてみる(コア・バリュー経営への第一歩)

事業を行う上で、自らの価値観を整理することが、ますます重要性を増しているように感じています。そこで私自身、もっと掘り下げてみることにしました。

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私のビジョン:経営者が楽しみながら挑戦し続ける社会を実現すること

私が事業を営む上で大切にしているビジョンは「経営者が楽しみながら挑戦し続ける社会を実現すること」です。色んな想いをギュッと詰め込んで、この一文に凝縮させました。

この記事では、逆にこの一文を、私の様々な想いに分解してみようと思います。

対象となるお客様像

まず、私が応援するのは「経営者」です。
ただし、ここでの経営者という言葉は、必ずしも役職上の代表取締役社長・取締役などだけを指しているわけではありません。私たちは全員、自分の人生の経営者でもあります。

事業だったり、人生だったりを、自分が主体的に変えていこうとする強い意思を持った方を、ここでは「経営者」と表現しています。私が法人だけでなく、個人の独立支援を行っているのは、「経営者」をこのように定義しているからです。

私が長くお付き合いしたいお客様は、成長意欲のある方です。今はできないことでも、果敢にチャレンジしていく。失敗を繰り返しながらも経験を積み、やがて何かを成し遂げていく。

そんな気概のある方と、お互いをプロフェッショナルと認め合いながら、切磋琢磨する関係を築くことができたら、と考えています。

中小企業が中心である理由

私のメインのお客様は、中小企業が中心です(個人含む)。それには理由があります。

中小企業(小規模企業)が社会の中心

経済の中心は間違いなく大企業ではなく、中小企業です。日本に存在する事業者は2014年時点で382万者。そのうち中小企業が380万者(99.7%)、小規模企業が325万者(85.1%)です。(平成30年中小企業白書より)

新聞を見ていると、世の中は大企業ばかりのように錯覚してしまいますが、ほとんどが中小企業なのです。その中でも小規模企業が大半を占めています。日本を良くするためには、中小企業が良くなることが大切なのです。

中小企業のスピード感が好き

元々大企業に勤め、お客様も超大企業ばかりだった私が、なぜ中小企業マーケットに入ってきたのか。それはスピード感が好きだからです。大企業で稟議を繰り返し、1年掛かっても意思決定できないようなことを、中小企業だと社長が3分で決めてくれることがあります。

今の時代、重厚長大さよりも、俊敏性が問われています。前例に倣うことは、メリットよりも思考停止のデメリットが目立つようになってきました。特にテクノロジーの進化についていけない組織・人に対して、これからは悲劇的な世界が待ち受けているでしょう。

変化をつくり出す、変化に追従する組織でなければ、生き残ることができません。規模よりも、より良くなること。そのためにスピードを重視している方と、長くお付き合いしたいと考えています。

企業規模で評価する時代は終わった(「中小企業」というダサい呼び名を変えたい)突然ですが、「中小企業」という呼び方が嫌いです。 「大企業」「中堅企業」「中小企業」「零細企業」・・全て嫌いな表現です。 規模で企業...

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「楽しみながら挑戦する」のに必要なこと

次に「楽しみながら挑戦」についてです。
楽しみつつ挑戦するためには、大きく3つの条件が必要になると考えています。

まずは経済的な基盤ができていることです。資金繰りに日々追われる生活をしていたら、挑戦どころではありません。私が「売上・利益を生み続ける仕組み」の導入支援をしているのは、挑戦できる環境を整えていただきたいからです。

また時間的なゆとりも必要です。どんなに経済的な基盤ができあがっていても、時間の余裕が全くなければ、やはり挑戦することはできません。私がクラウドを中心としたIT導入・活用支援や、業務プロセスの改善支援をしているのは、時間的なゆとりを生み出していただきたいからです。

さらに。挑戦するためには精神面での安定も必要になります。

社内の人間関係が十分に良いこと。プライベートも含めて、余計な精神的負担が少ないこと。そのために私は「教える」という姿勢ではなく、「聴く」ことを中心としたコンサルティングや、インサイトマップ・セッションというサービスを提供しています。人は悩みがあるとき、じっくりと聴いてくれる相手がいることで、思考を整理したり、ストレスを軽減することができるからです。

なぜ「挑戦」なのか?

ところで、なぜ「挑戦」なのでしょうか?
それは挑戦こそが、変化と革新を生み出す源泉だからです。

私は子どもを持つ1人の親として、子ども達の世代に「自信と誇りを持てる社会」を残したいと考えています。最近のニュースを見ていると、私たち日本人は、自信も誇りも失っているとしか感じられません(あくまでも個人的な感覚でのことです)。

したがって、まずは私たち大人が変わらなければなりません。楽しんで挑戦する人が増えれば、それは変化や革新を生み出すことにつながるでしょう。

また何よりも、私たち自身が日々を楽しみつくすことが、子ども達に充実感を感じさせるのではないでしょうか。大人たちが疲れた顔をしていたり、お互いにいがみ合っているのを毎日見ていたら、どんなポジティブな子どもだって、ネガティブになってしまいます。

私にとって、楽しむ姿を見せる一例がトライアスロンです。会社の役職も収入も関係なく、自分の身体でゴールに向かって戦い続ける。チームの仲間を応援しあう。そうして達成したゴールの喜びは、私の人生にとって、かけがえのないものになっています。

いい大人たちが、感動で泣きじゃくります

挑戦する人は、周りの挑戦者に失礼な言葉を投げかけたり、やる気をなくさせるようなことはしません。挑戦する人からは、未来に向かう、ゴールに向かうエネルギーが感じられるのみです。

私がビジネスにおいて成し遂げたいのは、トライアスロンのゴールのように、ビジネスにおいてもお互いの挑戦を心から応援しあい、そして達成感を共有することです。「挑戦」という言葉に、このような意味合いを込めています。

まとめ
  • 事業や人生に対して主体的である「経営者」を応援したい
  • 挑戦するためには、経済基盤・時間・精神的安定が必要
  • 挑戦することで、変化・変革を生み出し、世の中が面白くなる

このような思考の繰り返しを経て、少しずつプロフィールも更新していきます。

渋屋 隆一のプロフィール名前:渋屋 隆一(しぶや りゅういち) マーケティング・ITを得意とする経営コンサルタント。 経済産業省登録 中小企業診断士(...

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【編集後記】
今日は雨なので、子ども達の早朝ランニングは中止。
我が家で妻が教えてストレッチをやっていました。賑やかさがハンパないです。

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変化・成長したいというビジネスパーソンにお読みいただいています。

渋屋 隆一
プロフィール
マーケティングとITを駆使した「経営変革」「業務改善」を得意としています。コンサルティングや企業研修を通じて、中小企業の経営支援をしています。中小企業診断士。ドラッカーや人間学も学び中。趣味はトライアスロン・合気道。 詳細はこちらです。
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