突然ですが、Internet Exploerer(インターネットエクスプローラー)は、使ってはいけないってご存知ですか?
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Internet Explorer(IE)を使うことは、リスクしかない
結論から言うと、Internet Explorer(IE)を使うことは、既にリスクしかありません。
IEはバージョン11で開発は終わり、マイクロソフトはEdgeというブラウザをWindow 10の標準ブラウザにしています。
それに加えて、世の中ではマイクロソフトのブラウザを利用する人が減ってきています。
2018年末のデータによると、日本におけるブラウザシェアは、GoogleのChrome(クローム)が半分以上を占めています。世界だと65%以上です。一方のIEは、日本だと13%強、世界だと既にシェアは5%を下回っています。
「既に使われなくなっているものを使う」ことのリスクは、他のものに置き換えてみると分かりやすいです。今、ワープロ専用機を使っていたら?壊れても、誰も修理してくれないでしょう。新しい機能も追加されません。世界が進歩しているのに、置いていかれてしまうのです。
さらに、マイクロソフトのサポート期間の問題があります。
サポートが終わってしまうと、何か問題が発見されても、修正されません。
セキュリティ上の脆弱性(弱いところ)を残したままになってしまうのです。
既に進化が止まっている。
そして脆弱性も生まれてくる。
本当にリスクしかないのです。
役所などは、まだまだIEを使っているところが多いです。
恐ろしいことに国税庁のe-taxを利用するには、Windows環境だとIEしか選べません。
こういうところが、IT後進国たる所以だと言えます。
Windows 7もサポート終了間近
なお、Windows 7についても、同じことが言えます。
現在は延長サポート期間中ですが、それも2020年1月14日に終わります。
ここから先は、何らかの機能的・セキュリティ的な問題が発見されても、修正ソフトウェア(パッチ)はリリースされません。
ただ、実際に中小企業を訪問していると、まだまだWindows 7を見かけます。
それ以前の、既にサポートが終了しているバージョン(XPとか)もあります。
確かにコストが掛かりますが、それでも新しいバージョンに変えましょう。
社内に爆弾を抱えているようなものです。
回避できるリスクは、事前に回避しておきたいですね。
パソコンやソフトウェアは、最新版を追いかける
ブラウザ(IE)やOS(Windows)に限らず、パソコンやソフトウェアは、最新版を追いかけるのが基本です。常に新機能が追加されることもありますが、それを追いかけ続けることで、ITリテラシーが上がるからです。
中小企業が利用するソフトウェアは、基本的にクラウドしかない、と言い続けています。
クラウドを利用すれば、勝手に機能が追加されたり、画面が使いやすくなったりして、世の中の変化に追随できるからです。
確かに頻繁に画面が変わるのは、少しだけ面倒くさいです。
しかし、数年に1度、大きく変わってしまい、その断崖絶壁を超えるよりも、日々少しだけの変化を受け入れた方が、全体で見るとラクなのです。
- Internet ExploererやWindows 7を使ってはいけない
- セキュリティ上の問題が発生して、企業に責任が発生することも
- 最新版を追いかけ続けて、ITリテラシーを高めよう
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