経営

独立・起業に年齢制限はあるのか?

これから独立・起業を考えている人から年齢について相談を受けることがあります。

「若過ぎるから、もっと経験を積んだ方が良いですか?」
「もう定年なんですが、遅すぎますかね?」

私は特に年齢制限はないと考えています。

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20代・30代の独立・起業

私は若くても独立・起業したいなら、するべきだと考えています。
一番の理由は、独立してからでないと経験できないことがあるからです。

会社に勤めながらでも、今は副業OKの会社も増えているので、できることはあります。
それでも、自分の時間を全て、自分の事業に投下する(フルコミット)ことでしか、経験できないこともあります。

例えば、固定収入がない状況下における精神的プレッシャーは、実際にそうなってみないと分かりません
頭で分かっているのと、実際に体感するのとでは、やはり全く異なります。

このような経験を含めて、自分自身の事業を育てていくのに早過ぎることはありません。
何よりも「やりたい!」と心から思ったときが、それを行う最適なタイミングなのではないでしょうか。

若い人が独立・起業する際には、以下のことは気をつけておくと良いのではと思います。

スキルや人脈

やりたいときが最適なタイミングとは言っても、スキルや人脈が全くない状態では危険です。

想定しているお客様に対して価値提供できる最低限のスキルや、困ったときにアドバイスを頂けるような人・仲間はあった方が良いです。

数ヶ月分の生活費を確保

独立・起業直後は、なかなか収入が得られません。
その数ヶ月を耐えられるだけの蓄えは必要です。

初期投資が必要なビジネスの場合、ついそちらの方にばかり意識が向かってしまいがち。
ただ、生活費も確保しておかないと、早々に詰んでしまいます

欲を言えば、数ヶ月ではなく、数年分の生活費はあった方が良いでしょう。
私は、4~5年分の生活費はある状態で独立しました。(手を付けないと決めていましたが)

クレジットカード・融資

独立・起業直後は、クレジットカードをつくるのも大変です。
日本はフリーランスに対する信用が非常に低い国だから。
できる限り、前もってつくっておきましょう。

私自身、会社員時代と独立後に融資の審査をしてもらったことがあります。
他の条件は全て同じなのに、融資可能枠が半分以下になりました。
会社員時代よりも収入は多いのに。

50代・60代の独立・起業

会社員としての定年が見えてきている。あるいは既に定年退職した。
このような方の独立・起業の話も良く聴くようになりました。

人生100年時代と言われています。
定年後も稼ぐ手段や、社会との接点を持っておくことは、非常に大切なことだと考えています。

私はまだ40代ですから、意見するのはおこがましいのですが、気をつけるポイントを挙げてみました。

独立・起業に遅すぎるはない

今後の人生において、一番若いのは今日です。
人生でやり残したことに後悔することのないように、やりたいことはやるべきだと考えています。

1つに全財産を投下しないこと

ただ、やりたいことがあるからと言って、いきなり1つのことに全財産を投下するのは避けましょう。若者と異なり、退職金など、ある程度の資産があることを前提に事業計画を立ててしまいがち。

本当に必要な投資であれば良いのですが、気前良く(無駄に)お金を使わないようにしましょう。今は様々なビジネスが、かなり少ない資本で始めることができます。良い経営者は無駄なことにはお金を使いません。ケチなくらいで良いでしょう。

会社員時代の立場を捨てて謙虚に

フリーランスや経営者の集まりに行って、「前職は〇〇の役員だった」などと自慢される方を見かけることがあります。これは非常に残念ですが、大企業の役職者出身ほど、偉そうに語ってしまう傾向が強いように思います。

ビジネスの場において大事なのは、今、お客様にどんな価値が提供できるのか?だけです。

ご本人にすれば過去の栄光でしょうし、認めてもらいたい気持ちも分かります。
ただそれは、よほど親しくなった人だけに留めておく方が賢明だと思います。

若者同様に、独立・起業には苦労が伴います。
そのようなときに助けてもらったり、アドバイスをもらうには、謙虚な気持ちが何よりも大事です。
自分の子供ような若者に助けてもらうことがあるかもしれません。

何より、自分自身で事業を運営していくためには、「誰からも学ぶ」という謙虚さが必要になるのではないでしょうか。

繰り返しになりますが、独立・起業に年齢は関係ありません。
やりたいことを実現するために、着実に準備して、夢をかなえていただきたいです。

まとめ
  • 独立・起業に年齢は関係ない
  • 「やりたい」と思ったときが、最適なタイミング
  • ただ、気をつけるべきポイントはある



【編集後記】
昨日は独立・起業の実践塾「礎(いしずえ)」の第1回でした。
それぞれの方が一歩を踏み出して、お互いに応援しあえる場になりそうです。


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渋屋 隆一
プロフィール
マーケティングとIT、そしてデータを使った「売れ続ける仕組みづくり」「業務改善」が得意。コンサルティングや研修・セミナーで中小企業の経営支援をしています。元IT企業でエンジニア→マーケティング。中小企業診断士。
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