昔のフォルダを整理していたら、存在すら忘れていた4年以上前の事業計画が出てきました。
忘れていた事業計画にも関わらず、ここに書かれていることの多くを達成していました。
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4年前に事業計画書をつくった理由
事業計画書の日付は2016年2月29日。もう4年以上前の事業計画です。
2015年4月に独立して、当時の私の仕事は、主に以下のような状態でした。
(事業計画書に当時に仕事内容がまとまっていました)
- 継続して仕事を頂いている民間企業2社
- 公的機関経由の経営コンサルティングを4社
- 記事執筆(プロフィールに書かれている「日本電信電話ユーザ協会 中小企業診断士から見たICT経営」の記事)
- 新規で民間IT企業とのコンサル契約をした直後
- その他、スポットで単発コンサルティングやセミナーなど
収入的には民間3社に大きく依存、公的な仕事や記事執筆・単発仕事でプラスアルファと言ったところでした。引き続き民間へのアプローチは続けるものの、
独立前の自分と同じように困っている人を救いたい
という想いを、同時に持ち続けていました。
そこで事業計画書をつくったのです。
- 融資を受けたい
- 投資を受けたい
- 補助金を獲得したい
というような、良く見かける理由は、微塵もありませんでした。
自分の思考を整理しつつ、向かいたい方向を定めるために作成したのでした。
事業計画のコンセプト「学ぶ・交流する・実践する」
当時の事業計画書のうち、コンセプトがまとまっているスライドが1枚ありました。
恥ずかしいのですが、晒します(笑)
コンセプトは「学ぶ・交流する・実践する」。
ターゲットは、独立を目指す方、企業内診断士、中小企業診断士受験生でした。
特に独立を目指す方については、別ページに以下のように書いてありました。
定型業務のない診断士において、
様々な独立の形があることを示すと共に、
独立に不足しているスキルを「学び」、
既に独立している方や独立を目指す仲間と「交流し」、
学んだことを「実践」することで、
着実な(本当の)独立に向けた支援を行う。
(裏コンセプトは「脱・〇〇」。人に頼らず、自分で集客できることを目指す。)
〇〇のところは、角が立つので伏せておきます(笑)
現時点で、この事業計画の大半は達成していました。
対象顧客が独立を目指す方に絞り込まれていますが、独立・起業の実践塾「礎」や継続コミュニティで提供しているものは、正にここに書かれているものです。
今は「独立前の方を救いたい」というよりも、独立して一緒に働ける仲間を増やしたい。
そして、仲間同士で連携しながら、企業を応援していきたい。
という想いに変わってきています。
もちろん、現時点で提供しているサービスに不足も多いので、より良くしていきたいです。
その進化の方向性のようなものを、原点となる事業計画書を見つけたことで再確認することができました。
事業計画書の役割
私がこれまで見てきた他社の事業計画書の多くは、「他人のため」につくられたものでした。
- 補助金申請のため
- 経営革新計画のため
- 融資のため
- 投資を受けたいため
などなど。
もちろん、他者に意思決定を促す資料として、事業計画書が重要であることに異論はありません。しかしながら、もっと自分・自社のために活用しても良いのではないでしょうか。
ここまでご紹介してきましたように、事業計画書は、過去の振り返りに活きます。
事業を営んでいると、目の前のことに振り回されてしまい、自分の原点を忘れてしまうことがあります。
そのとき、自分の判断軸を取り戻すために、事業計画書は役立ちます。
私自身、2016~2018年頃は、あまり独立支援に時間を割けなかったのですが、昨年頃から少しずつ独立支援の事業も形にしてきました。
それは記憶の中に、この事業計画書が残っていたからだと思います。
また、それ以前に、事業計画書の作成を通じて、自分・自社の軸をつくることができます。
独立当初からやりたかったことを形に残したことで、私は自分の軸を1つ定めることが出来ていました。それが4年経った今、ある程度の形として現れたのでしょう。
書くのが大変ですし、すぐに何かを得られるわけでもない事業計画書。
正に「緊急ではなく、重要なこと(第2領域)」ですね。
定期的に作成・更新することで、中長期的な波及効果が得られますので、取り組んでみてはいかがでしょうか。
- 事業計画書を自分・自社のために作成する
- それによって判断や価値の基準(軸)が形成される
- 振り返ることで、日常から原点へと立ち返ることができる
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【編集後記】
今日から子供の時間割に合わせて行動しています。
彼の生活が乱れないようにするために協力しているのです。
今のところ、なかなか良さそうな感じです。
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