情報発信ステップ2は、「読まれる記事を書く」です。
ステップ1は自社にフォーカスして、
- 自社の価値観・軸を定める
- 記事を書き続ける習慣や体制をつくる
のが目的でした。
ステップ2では、顧客にフォーカスして、ときに競合も意識しつつ、記事を書いていきます。
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顧客は誰か?何に悩んでいるのか?
ステップ2では、顧客の悩みを解決する記事を書いていきます。
ここでやるべきことは、顧客は誰で、何に悩んでいるのか?を明確にすることです。
情報発信を始めたステップ1の時点で明確になっていた方が良いのですが、このときは自分へのフォーカスだったので、後回しになることもあります。
私は戦略マップというツールを使って、顧客を明確に洗い出します。
また顧客との対話が非常に大切です。
日頃からどんな悩みを抱えているのか?どうなりたいのか?のヒアリングができていれば、ネタに困ることはありません。日常業務に顧客へのヒアリングやアンケートが組み込まれている会社は、確実に強いです。
検索キーワードを意識してタイトル・記事を書く
Webで情報発信する場合、検索キーワードを意識して記事を書きます。
顧客が悩みを解決するときには、キーワード検索して記事を探すからです。
そのため、本文だけでなく、タイトルには確実に、そのキーワードが入るようにしましょう。
例えばGoogleで「クラウド」と検索すると、関連ワードの提案が出てきます。(赤線で囲ったところ)
単に「クラウド」よりも、「クラウド 初心者」「クラウド 図解」などの複合キーワードの方が顧客の悩みは具体的です。その悩みを解決するような記事を書きましょう。
その際、複合キーワードで検索してみて、上位にあるページ(=競合)を確認します。それらの記事を研究して、顧客の悩みを一層解決できる記事を書きます。競合ページを読むことで、書き方を学べることもあります。
なお、他にも関連ワードを提案してくれるツールはあるのですが、まずはGoogleを使っていれば十分です。記事を書いても、すぐに上位に表示されることは少ないです。特にそのドメインで記事数が少ないときは数ヶ月掛かることもあります。気長に待ちましょう。
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溢れるWebマーケティング情報に振り回されない
ここまで読んで、顧客の悩みを解決する記事を書くのが、比較的シンプルなことに気づかれたのではないでしょうか?
巷にはWebマーケティングの情報が溢れています。その最たる例が、Google検索で上位を取るためのSEO(検索エンジン最適化)についてです。このような情報を見ると、「検索キーワードのボリュームを確認しましょう」とか、「ブラックハットは終わった。これからはホワイトハットだ」など、色んなことが書いてありします。
ただ、こういう情報は必ずしも中小企業には合わないことが多いです。
Web(ホームページやブログ)の役割が、事業によって大きく異なるから。
Webにはザックリ分けて、2つのタイプがあります。
- 顧客の行動を促すメディア(問い合わせしてもらう、商品を購入してもらうなど)
- 広告を掲載するメディア
個人でブログで稼いでいる人たちの場合、前者がアフィリエイターで、後者がアドセンサーです。この2つは全く異質なもので、陸上競技で言えば、短距離走と長距離走くらい、異なる競技です。中小企業の場合、多くは問い合わせや注文が欲しいので、前者になります。
なのにWebマーケティングは、これらの区別がなく、様々な情報が溢れかえっています。私は昨年、8週間かけて、あるWebマーケティングの教育講座を受けたのですが、ここでも短距離・長距離の区別なく、教えられてしまいました。
そのため、本当に自社にとって必要な情報だけを取捨選択する必要があるのです。本ブログでは、専門性のある中小企業にとって役に立つ、情報発信の方法をお伝えしていきますので、お楽しみに!
- 情報発信のステップ2は、顧客の問題を解決する記事を書く
- 検索キーワードを意識しつつ、日頃から顧客の声を聴く
- 溢れるWebマーケティング情報に注意
次回は、今回ご紹介したWebの2つのタイプの違いと、どちらを真似るべきかについて、お伝えします。
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