昨晩は東京商工会議所にてセミナー講師としてお話しをしてきました。
タイトルは『ホームページ・ブログ集客の極意』です。
『極意』というタイトルをいただきましたが、私にお話しできることはいつも通り、小さなことの積み重ねです(笑)
ちなみにこんな大企業の役員会議室みたいな部屋でした。
部屋に入られたときの受講者の方々の反応が、皆さん「おぉ!」って感じで面白かったです(笑)
参加いただいた方への復習も兼ねて、全体を振り返ってみます。
Contents
ホームページ・ブログのゴールを設定する
まず最初に強調したのが、Webを運営する上でのゴールを設定すること。
- Webで集客から受注・商品提供・アフターフォローまで通貫して行うのか
- Webは受注までで、商品・サービスの提供はリアルで行うのか
- Webは店舗やスクールに案内するところまでなのか
これはビジネス全体の設計に関わることです。
Webというと、ついつい「とにかくもっとアクセスを集めろ」という向きになってしまいますが、それではゴールが見えません。
こういった顧客の流れのなかで、Webが果たすべきはどこなのでしょう。
ビジネス全体の設計、つまりその会社にとっての「勝利の方程式」を確認してもらいました。
売上の視点で見れば、Webによって「客数」「単価」「品数」「購入頻度」のどれを増やしたいのか?とも言い換えられます。
Web上でのゴールを設定するためには、顧客がWeb上でとってもらいたい行動を決定します。
どこから優先して取り組むべきなのか?
受講者の方は思い出して下さい。
手順を間違えると、収益性に大きく差が出ます。
Webマーケティング:各ツールの果たす役割
それからツール視点でのWebマーケティングの全体像をお伝えしました。
どのフェーズの顧客に対してアプローチするのか?によって、最適なツールが変わります。
とは言え、1つしか選べないとしたらホームページ・ブログです。。
全範囲を網羅できるからです。
そのため、昨日はホームページ・ブログに集中してお話しをしました。
(サラッと他のツールについてもお伝えしました)
なお、上図においては広告は1つにまとめました。
本当はディスプレイ広告と検索連動広告で分けて書くべきです。(効果の出るフェーズが異なりますので)
ちなみに、セミナー終了後に受講者の方と会話をしていて、ツールの1つに「スマホアプリ」を加えた方が良いと感じました。
実際、マーケティングにスマホアプリを使う企業は、特にB to Cを中心に増え続けていますので。
(ご質問いただいた方、ありがとうございました)
ホームページ・ブログに必要な要素
5つの要素をお伝えしました。
フリーランスなど、人手が足りない場合には、簡略版の3つでも良いです。
その場合は、プロフィール・顧客の声(実績)・商品/サービスの3つを揃えましょう。
商品紹介で、特に目に見えにくいサービスを紹介する場合、大事なポイントをお伝えしました。
サービスの内容と価格を明確にすることです。
特に高額なサービスを売る場合には、価格が曖昧だと、その時点で顧客から怪しまれてしまいます。
ネタが尽きない、書き続けるためのコツ
- ネタをどうやって探してくるのか?
- 探してきたネタを記事にするときのポイント
(検索で上位を狙うために意識すべきこと) - Google Analyticsによる記事の評価
- 良く読まれている記事の特長と、さらに読まれるためにやりたいこと
- 日常の業務フローに、○○を収集するプロセスを組み込む
この辺りをお伝えしました。
私の具体的な記事1つを例にしてお話し続けたので、それを思い出していただきたいです。
効果測定の基本
そして最後にGoogle Analyticsを使って、自社のホームページ・ブログの効果測定をするポイントをお伝えしました。
冒頭、Webのゴールを設定しましたので、まずはそのゴール設定をGoogle Analyticsにも行います。その上で日常的に確認したいところを、いくつかご紹介しました。
直帰率、流入キーワードなど、忘れてしまったらテキストをご再確認下さい。
補足ですが、スモールビジネスにおいてはアクセス数(PV)は、あまり気にする必要はありません。アルファブロガーと呼ばれるような方々は、月間100万PVとかを集めています。個人でも月間10万PV以上は、結構ゴロゴロいるものです。
その一方で、月間1万PVくらいでも、Webで十分な収益を上げている企業があるのも事実です。多くのスモールビジネスが目指す姿は、こちらだろうと思います。ニッチな市場をピンポイントで攻めるのがスモールビジネスですので、収益につながるアクセスがあれば十分なのです。
逆に言えば、この確実性をつくり上げた上で、さらに売上を伸ばすのであれば、数(PV)を集める施策を打てば良いのです。先に数を追うと、広告やSEOにばかりお金と時間を使うことになってしまいます。
Webマーケティングの全体像
最後にWebマーケティングの全体像を振り返りました。
Webの世界はツールの話題が先行することが多々あります。
「これからは動画だ」「いやいやLINEでしょ」のように。
しかしそれは全て、対象顧客が決まった後のことです。
顧客を決めないのにツールが決まることは本来、ありえません。
その上で、日常的には、ネタ探しから記事作成、効果測定、改善というプロセスを繰り返すことになります。たまに戦略レベル(対象顧客→ツール)を見直せば十分です。
Webマーケティングは一撃必殺の技ではありません。
地道に少しずつ取り組むことで、ジワジワと効果が得られるものです。
ですから、少しずつ取り組むために、経営者皆様の毎日の習慣を変える必要があります。
東商さんにて、このテーマでお話しするのも5回目。
今回は実践編ということで、より具体的なお話しをさせていただきました。
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