講師・講演レポート

kintone Caféメタバース Vol.1開催(相性の良さを実感)

10月13日(木)、初のkintone Caféメタバースが開催されました。
私も少しだけ立ち上げから関わらせてもらい、当日は登壇させてもらいました。

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kintone Caféとメタバースの相性の良さ

kintone Café神奈川 Vol.13 でメタバース支部の立ち上げと、イベントの案内をしました。

kintone Café 神奈川 Vol.13 を開催しました@安国論寺(鎌倉)良い人が良い場所(鎌倉のお寺)で交流したkintone Café神奈川 Vol.13。今回は SORACOM UG東京さんとの共催でした。kintone と SORACOM はお互いを活かしあえる良き関係だなぁ~と。また、両者に共通する文化がイベントを盛り上げたように思います。...

(メタバース支部を立ち上げた藤村さんより案内)

既に様々な場所でkintone Caféが行われているのに、メタバース支部を立ち上げたのは、相性が良いからです。

リアル会場での交流は、もちろん最高。
ただ、会場の確保・移動の手間、昨今は感染対策とか面倒もありますね。

一方のオンライン開催は、確かに便利。
ただ、2次元タイル状の画面で、「交流」という面から見るとイマイチ。
常に誰か一人しか喋れないので、コミュニケーションが一方向になりがち。

ハイブリッド開催をすると、運営の手間は大きく。
参加者にとっては、リアルかオンラインどちらかのメリットしか享受できません。

オンラインで、リアルのような臨場感・没入感を得るにはメタバースが良いのではないか?

藤村さんがkintone Caféとメタバースの可能性に気づいたキッカケは、ちょっとした私のツイートでした。(つぶやいて良かったです!)

ある意味、初開催となった Vol.1は、この仮説(kintone Caféとメタバースの相性の良さ)を確認する内容となりました。

なお今回、Meta(Facebookの会社)の「Horizon Workrooms」という空間でkintone Caféを行いました。
できる限りリアルに近い環境を再現したかったので。
その分、メタバースでの参加上限人数が15人になってしまいましたが、仕方ありません。

勝手にkintoneメタバースの未来予測

私からは「勝手にkintoneメタバースの未来予測」という仰々しい?テーマでお話をさせていただきました。

(アバターをもう少し派手にした方が、覚えてもらいやすそう)

私の発表内容をまとめると、このような内容です。

  1. kintoneの価値は、私たち自身の働き方・業務にあったアプリを自分達でつくれること
  2. 私たちの働き方・業務は、メタバース(だけじゃないですが)とともに変わっていく
  3. ならば、kintoneも私たちの働き方・業務の変化に合わせて進化していくはずだ

例えば、データ入力の方法について。

kintoneはクラウド時代に対応したアプリケーションです。
IoTからのデータ蓄積も、クラウド時代の技術(API)を活用して対応しています。
しかし、メタバースには対応していません。

せっかくメタバースというデジタル空間にいるのですから、その中でパソコンを開いてデータを手入力するというのは、ちょっと残念ですよね。
メタバース対応したら、こんな風になるかも(!?)というアイデアをいくつかお話ししました。

データの活用方法(アウトプット)についても。

今はWeb画面(2次元)でデータやグラフを確認するのみです。
これもメタバースならではの表現方法があっても良いはず。
例えば、こんなものを挙げてみました。

  • 3次元空間上に表現されるグラフ(手などで見る方向を切り替えられる etc)
  • メタバース空間内での変化(仕事が終わったように見える etc)
  • 装着している触覚センサーなどへのフィードバック

私からの発表を元に、kintoneにどんな変化を期待しますか?というディスカッションを。

このディスカッション時にメタバースの良さが活きます。
お隣さん同士とかで雑談とかがしやすいのです。
遠くの人の声は小さく、近くの人の声は大きく聞こえるので。
また目線や頷きが伝わってくるので、その人が誰に向かって話しているのかを感じることができます。

リアル会場のような一体感を感じつつ、ディスカッションできるんですよね。
皆さん同様に、「これは勉強会などにピッタリですね!」と。

他の方からは、以下のような発表がありました。

  • Caféはメタバースで!(ほりさん)
  • メタバースこと初め(長井さん)
  • 理想の仕事環境(藤村さん)
  • メタバースはリモートワーク苦手マネージャーを救えるか?(毛海さん)
  • kintoneコミュニティの新たな形(キンスキ松井さん)

全て発表の後にディスカッションの時間がありました。
(藤村さんが良い具合に設計してくれました)
発表中はセミナー形式の座席。ディスカッション時は素早く座席変更。
こういうところは、メタバースのメリットですね。

今後のkintone Caféメタバースの方向性

kintone Caféメタバースで、やはりディスカッションの時間が充実することを感じました。
私が初めて Oculus Quest2を使い、Horizon Workroomsでミーティングしたときに受けた印象と同じです。

  • 今回のように、何らかの発表後にディスカッション
  • ディスカッションを長めにしてアウトプットを出すところまでやる
  • ハンズオンなどでサポートをしっかり
    (サポートする側とされる側で、画面共有をどうするか?という課題がありそうですが)

巷では大規模なメタバースイベントも増えていますが、kintone Caféメタバースでは、今回くらいの人数を上限として、運営していくのが良さそうに感じています。

(バグを発動させて、発表者よりも後ろの壁に埋まっている参加者・・笑)

今回、Web参加の方もいらっしゃいましたが、やはりメタバースの没入感・一体感は感じられません。
1人1人と抜けていき、気づいたときにはWeb参加者はいなくなってしまいました。
Web参加は、あくまでも「雰囲気を感じる入口」程度にしかならない。というのが、今回の私なりの結論です。

没入感・一体感が大事なので、動画も撮りませんでした。
VRゴーグルの価格が上がり、ハードルは上がってしまいましたが・・
是非入手して、次回以降に参加いただけたらと思います。

まとめ
  • kintone Caféメタバースの初回を行いました
  • kintone Caféとメタバースは相性がいい
  • ディスカッションやハンズオンを深めたい

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【編集後記】
Horizon Workrooms以外にも、メタバースの会議・イベントツールはありますので、比較しながら、より良いイベントが開催できるようになりたいですね。


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渋屋 隆一
プロフィール
マーケティングとITを駆使した「経営変革」「業務改善」を得意としています。コンサルティングや企業研修を通じて、中小企業の経営支援をしています。中小企業診断士。ドラッカーや人間学も学び中。趣味はトライアスロン・合気道。 詳細はこちらです。
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