「中小企業はクラウド一択」
これは私がずっと言い続けていることです。
経営的には設備投資型のアプリケーションを導入するよりも、クラウドを活用する方が圧倒的にメリットが大きいからです。
とは言え、そんな私でも敢えてインストールしているツール類があります。
この記事では、それらをご紹介します。
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Contents
中小企業はクラウド一択
本ブログでは何度も書いていますが、中小企業はクラウド一択です。
- サーバーなどの設備を持たなくて良い(初期費用や設置場所などが不要になる)
- 使いたいときに使えて、不要になれば止められる
- 常に最新版を利用できる
- 運用に関する負担を大きく減らすことができる(例:バグ・脆弱性対応など)
- 他のクラウドと連携しやすい
などなど、メリットが非常に大きいからです。
例外的に設備投資しているケース
私が支援したなかで、クラウドではなく設備投資をしたこともあります。
以下のようなケースです。
ファイルサーバー(NAS)
最近、結構多いのがファイルサーバー(NAS)です。
動画やCADなど、大きなファイルを扱う企業が増えてきました。
そのような企業は、クラウドストレージではなく、NASを利用しています。
(NASのイメージ。写真はQNAPのWebサイトより)
例えば、動画を撮影して、それを編集すると新しいファイルが次々生まれていきます。
1つのファイルで 1GBを超えますから、ストレージの容量が、いくつあっても足りません。
毎回、クラウドにアップロードしていると、その間、待ち時間が発生してしまいます。
したがって、今動いているプロジェクトは、社内のNASで共有。
その案件が終わったらクラウドにアップロードする。
そんな流れの方が、スムーズに仕事ができます。
(リモートワークに対応するには、社内端末を仮想デスクトップで動かします)
ファイルサイズが特に大きい企業は、中小企業であっても、NASと端末の接続は 10Gイーサネットや Thunderbolt です。
なお、外出先からでもファイルにアクセスできないと不便です。
そういう機能を持ったNASを選びましょう。
家電量販店で売っているような個人向けのものではなく、QNAPのような企業向けのものが良いです。
1ヶ所故障したときでもデータを失わないような仕組みがあります。
NASが必要になるような企業では、データが事業の生命線ですので。
モノに紐づく端末
次は何らかのモノに紐づく端末です。
- タブレット型のレジ
- 機械設備の管理端末
などが該当します。
タブレット型のレジは、データはクラウドに溜まりますが、キャッシュドロワーやクレジット決済端末などと通信する必要があります。
これは設備投資型というより、クラウドとペアになって動く端末と言った方が良いでしょう。
もう1つは、機械設備の管理端末などです。
設備に紐づくものなので、これも避けられません。
その他、インストールすることが多いツール
上記のような特殊ケースではなく、一般論として、インストールすることが多いツールがあります。
以下、私が自分の端末にインストールしている(つまりクラウドではない)ツールをご紹介します。
Chrome(ブラウザ)
ブラウザがないと多くのクラウドは使えないですからね(笑)
Edgeの使い勝手はどうかな?と気にしつつ、Chromeで困っていないので引き続き使っています。
※ このブログの読者にはいらっしゃらないと思いますが、Internet Explorerの利用は、いい加減止めましょう。2022年6月15日に IE11もサポート対象外となります。
(と言いつつ、本ブログアクセスの 6~7%が Internet Explorerでした。。)
パスワード管理ツール
パスワード管理ツール(私は Bitwarden)を使っています。
サイトごとにユーザー名・パスワードを記憶してくれます。
またパスワード(乱数)を自動発行してくれるので、新しいサイトを訪問するときも便利です。
オフィススイート
マイクロソフトのオフィススイートをインストールしています。
私が良く使うのは、PowerPoint(パワーポイント)・Excel(エクセル)です。
(6月~12月の間、怒涛の勢いで作成したパワポスライド)
Googleスライド・スプレッドシートを使えばクラウドで済んでしまいます。
ただ、企業研修などは PowerPoint指定のこともあり、当面、オフィススイートは使い続けるでしょう。
コミュニケーションツール
Zoom、Slack、LINEなどです。
Zoomはカメラ・マイクを利用しますので、ツールをインストールすべきでしょう。
(デバイスに直接関与するものは、クラウドよりインストール型ソフトの方が、まだまだ便利です)
とは言え、Google Meetはブラウザだけで使えるので便利です。
Slack や LINEは、スマホだけで使えるので、必ずしもインストールする必要はありません。
ただ、長めの文章を打つときなどは、パソコンの方が速いので入れています。
(仕事中はスマホを見ないので、連絡来ても気づきにくいですし)
便利ツール類
まずはスニペットツールである「PhraseExpress」。
必須ツールです。
これがなければ、日頃の文章入力がかなり面倒になります。
私の場合、IMEへの単語登録と、以下のように使い分けています。
- 名前や単語、挨拶などは IMEに単語登録
(「しぶや」→「渋屋」、「あり」→「ありがとうございます。」など) - URLや住所、複数行に渡る長いものは PhraseExpressに登録
(「”pro」と入力すると、「https://100athlon.com/profile/」と変換されます)
アイデアを整理するときにはマインドマップツールを使うことがあります。
今使っているのは、「X-Mind」というものです。
ただ、最近は iPadに Apple Pencilで手書きすることが増えたので、しばらく使っていません。
最後に、便利ツールというより、入れなきゃ使えなかったので「e-taxソフト」。
マイナンバーカードの読み取り機器があるので、その制御に何らかのドライバーが必要なのは分かりますが、インストールさせるツールが多すぎです。。
毎年、少しずつ改善しているので、また改善されていると良いのですが。
- 中小企業は基本的にクラウドを利用する
- ただ、ファイルサイズが大きい・設備に紐づくなどの例外はあり
- 個々の端末にもインストールするツール類は、まだある
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【編集後記】
珍しくこの3日間、有酸素運動をしていません。
カラダのケアと筋トレを優先しています。
メルマガ『経営は100種競技!』を毎日配信しています。
マーケティングやITを身につけたい。
ビジネスを楽しみたい。
変化・成長したいというビジネスパーソンにお読みいただいています。