過去を振り返りつつ、今につながっている出来事を振り返る「履歴書」シリーズです。
今回は私が「積み上げること」の重要性に気づいたときのことをご紹介します。
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初めて積み上げたものが成果につながった瞬間
幼い頃を振り返ってみて、最初の積み上げ(=コツコツ)を発揮したのは、確か小学校2年生のときです。
キッカケは全く覚えていませんが、夏休み中、毎日ハーモニカの練習をしていました。
子供は吸収が早く、コツを掴んだ途端、一気に上達していきます。
当時の私も同じだったのでしょうか。
夏休みが終わり 2学期が始まると、ハーモニカがクラスの中で圧倒的に上手になっていました。
きっと親や先生に褒められたんでしょうね。
練習を重ねた効果が現れたことを、素直に喜んだことを覚えています。
もちろん、このときに「自分の強みは積み上げることだ」なんて認識するわけもなく(笑)
ただ、上手くなったことを単純に喜んでいたのです。
今になっても覚えているということは、当時、よほど嬉しかったのでしょう。
そして、単に上手になったことを覚えているのではなく、その背景に毎日の練習があったことも覚えているとは。
練習を積み上げることの重要性が、このときの私に刷り込まれました。
(息子も積み上げるのが好きなタイプです。何年か前の砂浜にて)
最初は何をやらせても不器用で下手
私を良く知る人は間違いなく納得しますが、私は基本的に不器用です。
皆で何か、新しいことにチャレンジしたとき、人より上手に出来たことはありません。
- ネットワークエンジニア・ITエンジニアとしての仕事
- 管理職としてチームを運営する仕事
- 小学生で始めた水泳
- 中学生で始めたバレーボール
- 大学生で始めたラケットボールというスポーツ
- ランニングやトライアスロン
どれも最初は鳴かず飛ばずな感じで、周りと比べると「センスがない」感じでした。
(強いて言えばランニングやトライアスロンは、まぁまぁ人並みには出来たかも)
だからこそ、幼い頃に刷り込んだ「積み上げれば効果は出る」という体験をその後も活かしてきました。
仕事は当時、社内では一番時間をかけて取り組んでいました。
常に社内の残業多い人リスト、トップ3に入っていました。
(当時でも1,000~1,500人くらいは居る企業でしたが・・)
今ならブラック企業扱いされて、そんなことできないでしょうが・・(汗)
今も新しいことにチャレンジするときは、最初は不器用過ぎて下手です。
ただ、それが自分の特徴だと分かっているので、本当にやりたいことは、時間をかけて積み上げることにしています。
積み上げることのメリット
ちなみに一気に上手になってしまうよりも、積み重ねていく方が、メリットもあります。
苦労して積み重ねていきますので、学びのポイントを言語化しやすいのです。
上手な人は「何となく」できてしまったりするので、初心者に教えるには厳しいことも多いでしょう。
私は何をやるのも最初は下手なので、初心者の気持ちを理解しやすいと感じています。
1つ1つ、躓いたところで「なぜだろう?」「どうやれば上手くいくのだろう?」と悩みます。
それを乗り越えるたびに成長を感じますし、嬉しくなります。
最後に、ここまで述べてきた「強み」は、正確に言うと「独自資源」です。
- 強み:お客様に選ばれる理由
- 独自資源:強みを生み出す資源
私の「コツコツ積み上げる」というのは、お客様から選ばれる理由そのものではなく、理由(=強み)をつくり上げるための独自資源なのです。
一度好きになったものは、同じことの繰り返しでもコツコツ続けられることが、私の特徴です。
スポーツで言えば地味は基礎トレーニングに相当するもの。
その原体験を掘り下げていくと、小学校2年生の夏休みに戻るのでした。
ちなみに、この夏休み中には、全く泳げない状態から20メートル泳げるようにもなりました。
それが嬉しくてスイミングスクールに入り、40年近く経った今も定期的に泳いでいるのですから、この夏休みは私にとって大きなキッカケとなりました。
- 私は不器用で、何をやらせても最初は下手
- でも好きになって積み上げたものは、後からでも成果を出す
- その経験を通じて、積み上げること自体が私の強みになった
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【編集後記】
今日から日常の生活に戻る人も多いですね。
私も通常運転に戻っていますが、まだ家に息子がいるので、ちょっと雰囲気が違います。
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