組織

【履歴書】あっという間に潰されかけた新人時代

どんなにやる気があって、どんなにスキル特性があったとしても、簡単に人は壊される。私は社会人1年目の新人時代にそれを体験しました。自分が壊されるのも、それを救ってくれるのも、人だと感じたのです。

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やりたかった新しい技術に喜んだはずが

私がITエンジニアとして新卒で入社した会社は、成長軌道に乗っていました。
当時はWindows 95/98やWindows NT Server 4.0の効果で、中小企業にも1人1台のパソコンが配布されようとしていた時代です。

インターネットに接続(OCNエコノミーが多かった)し、社内LANを構築し、1人1台のパソコン環境を整える。それが当時の私が担当していた主な業務でした。

順調にその仕事で経験を積んでいた頃、所属する部に新しくチームを立ち上げることになりました。その会社ではWindowsは組織として対応できていましたが、当時まだ主流だったUNIXは対応できる人が少なく属人的だったのです。

対応範囲を拡大して、大型のインターネットサイトもお客様にできるよう、UNIXチームを立ち上げました。部長以外で最もUNIXスキルが長けた人が主担当となり、新人ながらUNIXにも興味を示していた私が、その先輩のお手伝いをすることになりました。

まぁ、チームと言いつつ2名体制です。
それでも私は新しいスキルを経験することができると、ウキウキしていました。

しかし、それは長くは続きませんでした。
主担当の先輩と、圧倒的に相性が合わなかったのです。

詳細は思い出すのも嫌なので省きますが、ネチネチと人を扱う先輩に、だんだん嫌気がさしてきました。それまでの私は大学卒業後、2度と学生には戻りたくないと思うほど、充実した仕事生活を営んでいました。

そんな私が、会社に行くのが少しずつ嫌になり、さらには表情が乏しくなったそうです。(後に救ってくれた先輩談)
あっという間に、会社という時間・場所が苦しい時間に変わりました。しかもチームはその先輩と私だけですから、逃げ道がありません。さらに上の部長も、そういうときに頼れる人ではありませんでした。

私は八方塞がりになっていました。

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救ってくれたのは、いつも応援してくれた先輩だった

そんな状態が数ヶ月続いた後、私を新設のUNIXチームから元のチームに引き戻してくれた先輩が居ました。私の様子を見るに見かねて、上長と掛け合ってくれた結果とのことでした。

上長の指示だったとは言え、元のチームを好きで飛び出した私は、新技術を学ぶことに優越感すら感じていたのです。そんな身勝手な私を、常に遠くから見て下さり、大切にして下さった方が居た。そして元のチームに戻った私を、心から歓迎して下さったのです。

私はあの瞬間のことは、きっと一生忘れないでしょう。

UNIXの仕事には、その後も関わり続けましたが、所属が元のチームになったので、馬の合わない先輩も私に変な指示は出せなくなりました。私は最初に配属されたときのように、活き活きと働けるようになりました。

「何をやるか」以上に「誰とやるか」が大事だった

あのとき私は、仕事は「何をやるか」以上に「誰とやるか」が大事だということを学びました。どんなにやりたい仕事であったとしても、一緒に仕事をする人が合わなかったら地獄でしかない。

その何年も後、次の会社で管理職になったときに、このときのことを思い出しました。

人間関係だけは、チームを運営していくなかで、妥協したくないところでした。
勘違いした人が後輩に向かって先輩面をしただけで、有望な人材が潰されることがある。
身を持って経験していたので、同じような苦しみを若手に感じて欲しくなかったのです。

今も同じ想いを抱いています。
たまに勘違いした社長・経営者がスタッフに対して、潰すような態度を取ってしまうシーンに居合わせることがあります。

しかし、指示を出す立場に居る人は「簡単に人を潰して得ること」を学んで欲しい。数多くの企業に顔を出す仕事を通じて、健全な活動をする組織を1社でも増やしたいと考えています。

まとめ
  • 合わない先輩が居ただけで、あっという間に潰されかけてしまった
  • 心優しい先輩に、それを救ってもらえた
  • 指示を出す立場に居る人は、ちゃんと学ぶべき

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