仕事術

情報発信を続けられるようにするには、どうすれば良いのか?

「情報発信が続かない」

私が情報発信・Webマーケティングを行う方から、一番受ける相談です。継続して、成果を手にするためには、どうすれば良いのでしょうか。情報発信に限らず、スキルを身に着けて継続するまでには、有効なやり方があります。

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実践者に習う

何かを身につけるときには、最初の立ち上げが一番大変です。何をどう頑張れば良いのか分かりませんし、躓いたときに相談する人が居ないからです。

私は何か新しいジャンルに挑戦するときには、必ず教えてもらえる人を見つけます。ITエンジニアだった私がマーケティングを身に着けたのは、佐藤義典さんのセミナーに参加し、著書を全部読んだのが始まりでした。マラソンやトライアスロンを始めたときも、習いに行きました。最近始めたプログラミングも、習いに行っています。

習いに行くと、「どうなりたいですか?」と聞かれます。マラソンだったら「サブ4を達成したいです」など、目標が明確です。今習っているプログラミングも「こういうことができるようになりたい」という目標を持っています(道のり長そうだけど)。人に聴かれることによって、目標が明確になると、やらなければならないことを実践者からアドバイスをもらえます。

本を読む・ネットで調べるだけの方が安上がりなのは確かですが、自分に合った最適な方法を教えてもらえるので、無駄な遠回りを避けることができます。時間のない人生で、新しい取り組みをするなら、実践者に教えを請うのが最適だと感じています。お金をかけても、その方が効果が高いのです。

情報発信はスキルですから、まずは実践している人に習いに行きましょう。

習慣化せねばならない環境に身を置く

習いに行く効果は、もう1つあります。やらねばならない環境に放り出されるからです。

決まった時間に人に会いに行ったり、習いに行く時間が決まっていれば、そのときは気が進まなくても行かざるを得なくなります。それが良いのです。

私はランニングを始めた最初の1年間は、毎月コーチに見てもらっていました。立ち方が違う、歩き方が違う、そもそも身体が硬すぎる、体幹が弱いなど、ダメ出しを喰らいまくりましたが、人並みに走れるようになったのは、現状の自分を正しく把握し、対策を打つことができたからです。

次の予定が決まっていると、その間もサボるわけには行きません。私が今、習っているプログラミングも昨日が第2回で、来週火曜日にはもう第3回がやってきます。第2回の宿題を終わらせ、第3回の課題をやっておかないと、取り残されることになります。おかげで今日は宿題をやれました。こうやって強制的に習慣化していくのです。

やってみると分かりますが、少しずつ身に着いていくと、次第に主体性を持つようになっていきます。私自身、もう1歩か2歩で、プログラミングが生活に入ってきそうな予感がしています。

情報発信は、1記事書くのに最低1時間は掛かります。続けようと思ったら、前もって自分のスケジュールを押さえるしかありません。経営者が従業員に指示する場合は、「記事を書いておいて」だけでは足りません。書くための時間を調整する必要があります。情報発信は投資に近いので、今やっている仕事を1日2時間減らすなどの調整をした上で、人にお願いする必要があるのです。

情報発信の最初のステップで、習慣・体制を強調しているのは、そのためです。

情報発信、最初のステップでは何を書けば良いのか?昨日は情報発信に失敗しない3つのステップをご紹介しました。 https://100athlon.com/web_marketing...

私が主催している「継続コミュニティ」でも、目標を共有し、お互いを応援することを目的としています。

自走できるようになったら、足らないパーツを拾いに行く

習慣化できたら、ある程度自分だけで走れるようになっているはずです。入門者の壁を乗り越えたと言えるでしょう。ただ、私の周りを見ていると、それでも情報発信はちょっとしたことで続かなくなるケースが多いです。SNSでつぶやくのと違い、一定ボリュームの記事を書き続けるのは、やはりそれなりの負担が掛かるからです。

ひとりが辛くなったら、また外部環境を活用すると良いでしょう。私自身、マーケティング・ランニング・トライアスロンなど、入門者の壁を突破したものについても、適宜、外部環境を活用しています。

また入門者の壁を突破したからこそ、足りないものが見えてくることもあります。その場合も足りないパーツを埋めるために、外に出てスキルを身に着けて来ましょう。自分だけで身につけられるケースもありますが、大抵の場合は、教えてもらった方が早いものです。

それでも続かないときは、目的を見直しましょう。本当に必要だと思っていることであれば行動できるはずです。私が最近、トレーニングをサボりがちなのは、「やらなくても死なない」と心のどこかで思っているからです。逆に7年以上、毎日情報発信しているのは「やらないと人生の目標を達成できない」とリアルに感じているからです。

情報発信以外の手段で目的を満たせるなら、それでも良いと思います。「必要だと思っているのに続かない」という状況は避けられると良いですね。

まとめ
  • まずは実践者に習いに行き、最初の躓きを取り除く
  • やらねばならない環境に身を置き、強制的に習慣化する
  • 自走できるようになったら、足らないパーツを適宜補強する
  • それでも続かないなら、目的を見直す

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【編集後記】
そんなわけでプログラミングの宿題を終わらせました。
少しずつ楽しくなってきているので、あと少しです。
逆にトレーニングは完全に習慣を失ったので、ゼロスタートが必要。。

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渋屋 隆一
プロフィール
マーケティングとITを駆使した「経営変革」「業務改善」を得意としています。コンサルティングや企業研修を通じて、中小企業の経営支援をしています。中小企業診断士。ドラッカーや人間学も学び中。趣味はトライアスロン・合気道。 詳細はこちらです。
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