経営なら覚えておきたいIT用語、第2弾です。
第1弾では、IPアドレス・ホスト名・DNSについて解説しました。
今回は「クラウド」と「URL」です。
<スポンサードリンク>
「クラウド」とは何か?
「クラウド」とは、パソコンにソフトウェアをインストールせずとも使えるソフトウェアです。
ブラウザだけで利用したり、スマホにアプリを入れたりして利用します。
ざっくりした解説ですが、こう覚えておいて、ほぼ問題ありません。
ブラウザで利用するので、データはパソコンには残りません。
インターネットでつながっている「向こう側」にデータがあります。
アプリケーションも向こう側です。
(Googleカレンダーもクラウドです)
- パソコンにソフトウェアをインストールする必要がない
- データもパソコンに残らない(ダウンロードは必要に応じてできることが多い)
という特徴がありますので、
- パソコンやスマホを入れ替えても、ログインするだけで使える
- ソフトウェアが自然と新しくなるので、インストールし直しが発生しない
- データが残らないので、パソコンやスマホを落としても情報漏えいしにくい
- 同じくデータが残らないので、ディスク容量を圧迫しない
というメリットがあります。
スモールビジネスで良く使われているクラウドは、以下のようなものです。
- GoogleカレンダーやスプレッドシートなどのG Suite
- クラウドストレージであるGoogle Drive・Dropbox
- 会計ソフトのマネーフォワードクラウド会計やfreee
この数年、ツールの「クラウド化」が劇的に進みました。
フリーランスの多くが、いつでもどこでも働けるスタイルを実現できているのは、
持ち歩くパソコンやスマホで仕事ができてしまうからです。
「URL」とは何か?
URLは「ユーアールエル」と呼びます。
ブラウザを使って、どこかのページを見るときに入力するものです。
このブログのURLは「https://100athlon.com」 です。
「100athlon.com」というホストに、「https」というプロトコルでアクセスしてね、という意味です。
ホスト名は、前回の記事をご覧下さい。
プロトコルは現時点では忘れておきましょう。
このようにホスト名とプロトコルの情報を含んだのがURLです。
(他にも含んでいますが、ここでは割愛)
クラウドを利用するときには、ブラウザでURLを入力して、利用するツールにアクセスします。
後述しますが、スモールビジネスで使うツールは、クラウドが基本です。
そのため、URLという単語を使う頻度も増えます。
また、SNSのアカウント情報もURLで表現されます。
例えば、私のTwitterアカウントはこちらです。
https://twitter.com/giraffe_duck
FacebookページのURLはこちらです。
https://www.facebook.com/chiisaku.hajimeru/
このようにURLは名刺のように使われるものでもあります。
<スポンサードリンク>
スモールビジネスのITツールは「クラウド一択」
スモールビジネスにおいて、ITツールを選ぶときは、基本的にクラウドを選びましょう。
パソコンやスマホさえあれば、どこでも使えるのがクラウドの特長です。
「会計ソフトは会社のパソコンにしか入ってないから、今は情報が分かりません。」
というような状態は悲劇です。
そのパソコンが壊れた瞬間に、会計データを失うリスクがあります。
クラウドを選ぶ最大のメリットは、すぐ始められること。
アカウントをつくった瞬間から使えますから、試すことができるのです。
一括購入でなく、月額払いが多いのも、導入のハードルを下げています。
なお、パソコンやサーバーにインストールする従来のタイプを、
クラウドと対比して「オンプレミス」と呼びます。(略してオンプレ)
よほどの理由がない限り、スモールビジネスでオンプレミスを選ぶ意味はありません。
オンプレミスを勧めてくるIT企業がいたら、怪しんだ方が良いくらいです。
クラウドのメリットを活かして、ビジネスをフットワーク軽くしましょう。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メルマガ『経営は100種競技!』を毎日配信しています。
マーケティングやITを身につけたい。
ビジネスを楽しみたい。
変化・成長したいというビジネスパーソンにお読みいただいています。