商品・サービス企画

顧客を定義して価値観の合わない仕事をなくそう

先日、あるお客様からの仕事をお断りしました。
スモールビジネスを営む立場としては、価値観・仕事観に賛同いただけないお客様とは、ビジネスをすべきではないと考えています。

<スポンサードリンク>



仕事をお断りした理由

今回、仕事をお断りした理由は、

  1. 電話でサポートして欲しい
  2. 細かい内容はメールには書けないから、電話で話をしたい

という要求が必須条件だったからです。

本ブログでは何度も書いていますが、私はビジネスにおいて電話は既に無用のツールだと考えています。高齢者など、一部の一般消費者とのやり取りに使われることはあったとしても、B to Bの関係で電話を使う必要性を微塵も感じないのです。

特に上記の「細かい内容はメールに書けない」というところが、お客様側が責任・自主性を放棄しているように感じるのです。細かい内容だからこそ、文書化する必要があるのではないでしょうか。それを証拠に残らない電話で話してしまうから「言った・言わない」の問題が発生するのです。

また、自社が考えていることを言語化できないのだとしたら、電話ではなく(Webを含む)対面で表情なども観ながらヒアリングをした方が、確実に言語化できます。自社だけでできないことを外部の力を借りて実現しているのですから、そこにフィーが発生するのは当然のことです。

<スポンサードリンク>



価値観のすり合わせを行い、楽しく仕事をしたい

と、私の意見を書きましたが、この考えが正しいと主張するつもりはありません。全く異なる意見の方もいらっしゃると認識しています。ただ、私はこういう価値観です。それに合わない方とは仕事ができません、という話です。

私は今回の仕事をお断りするまでの間に、私の価値観を何度もお伝えしていました。担当の方にも、責任者の方にも。それでも電話をかけてきますし(出ませんが)、要求事項を変えなかったので、仕事をお断りしました。

価値観、すわなち自分のポリシーと合わないことをやって疲弊したくありません
人生の時間は限られていますから、価値観の合う方と仕事を楽しく進めたいのです。
でなければ、ひとりで事業を営む道など、選びません。

スモールビジネスほど、顧客を選ぶべし

人員の限られたスモールビジネスでは、合わないお客様が現れたとして、担当を変えるというような悠長なことはできません。それは人が溢れるほどいる大企業の特権です。

特に1人でやっているフリーランスの場合には、担当変更は100%できません。価値観や仕事観に賛同いただけないお客様とのやり取りはストレスにしかなりません

同様にほとんどのスモールビジネスでも、合わないからという理由で担当を変えるほど、人員の余裕はありません。だからこそ、お客様と取引を開始する前の入り口で顧客を選ぶ必要があるのです。

入り口で顧客を選ぶためには、

  • 事前に自分・自社の価値観を明確にすること
  • その価値観を潜在顧客に伝える努力をすること

が必要です。価値観は感情が動いたときに記録し続けなければ、なかなか明文化できません。嫌だなと感じたとき、イラっとしたときなど、感情が動いたときに、その理由を追求しましょう。それを繰り返すことで、自分・自社の大切なことを明文化できるようになります。

価値観の合うお客様と健全にビジネスを行いたいですね。

まとめ
  • スモールビジネスでは、価値観の合わない顧客とは仕事をしない
  • 日頃から自分・自社の価値観を探って明文化すること
  • 取引を開始する前に価値観のすり合わせを行うこと

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メルマガ『経営は100種競技!』を毎日配信しています。
マーケティングやITを身につけたい。
ビジネスを楽しみたい。
変化・成長したいというビジネスパーソンにお読みいただいています。

渋屋 隆一
プロフィール
マーケティングとITを駆使した「経営変革」「業務改善」を得意としています。コンサルティングや企業研修を通じて、中小企業の経営支援をしています。中小企業診断士。ドラッカーや人間学も学び中。趣味はトライアスロン・合気道。 詳細はこちらです。
\ Follow me /