自分が尊敬する人を明確にすることは、自分が目指す姿のヒントになります。
そこで、私はどんな人を尊敬しているのか?考えてみました。
<スポンサードリンク>
人徳が豊かな人
最初に挙げたいのは、やはり人としての土台がしっかりした人です。
- 悪いものは悪いと感じ、正しいことを優先できる人
- 困っている人に手を差し伸べられる人
- 他者に共感できる人
こういう人として大切なことを持っている人は、素晴らしいと感じます。
直接お目にかかったことはありませんが、稲盛和夫さん・北尾吉孝さんなどは「人徳」という言葉に相応しい方々だと感じます。
また昨今、渋沢栄一さんに注目が集まっているのも、日本人が人徳を取り戻すには良い機会だなぁ~と。
もちろん、世の中には完璧な人などいません。
どんな人にも良いところと悪いところがあるでしょう。
また時代と共に変わる価値観と(少なくとも表面上は)ズレていくこともあります。
ただ、100年・1000年経っても変わらない人としての徳性は、大切に守っていきたいものです。
物事を構造的・本質的に見る人
常に社会や組織などを構造的に分析して、本質看取している人を尊敬します。
こういう人たちからは、以下のような言葉は出てきません。
- この業界の常識だから
- ルールだから
- 〇〇さんが言っていたから
その常識やルールは、なぜ生まれたのか?今も有効なのか?その本質は何なのか?
他者から与えられた答えを鵜呑みにすることを、絶対にしません。
「答え」ではなく「問い」を探している人とも言えそうです。
この1年ほど、私は古典やドラッカーを学ぶことが増えました。
最初は書いてあること・教わったことの文字面を理解するだけで精一杯です。
ただ、それだけでは鵜呑みにしているのと一緒なので、「なぜ?」を大切にしています。
私は昨年「本質行動学」を3ヶ月かけて学びました。
物事を構造的に見て、本質を看取する視点や考え方を身に着けたいと思ったからです。
(まだ入り口にも立てていませんが・・)
手を動かせる人
自分自身で手を動かせる人を尊敬します。
言葉を変えると「専門性の高い人」「顧客に価値を提供できる人」と言えます。
私は独立してからしばらくの間、手を動かせるようになるまで苦労しました。
大企業で管理職を9年もやってしまったものだから、自分で資料をつくることすら稀。
コンセプトや方向性さえ決めれば、あとはメンバーの方々が手を動かしてくれました。
そんな状況に危機感を覚えたことが、独立を目指した理由の1つでもありました。
「今の時代、自分で手を動かせないとお客様に提供できる価値は下がる一方ではないか?」と。
今でも、なかなか手が動かずに、もどかしさを感じるときがあります。
(若年時 9年の影響は大きいです・・)
だからこそ、いざというときに手を動かせる人を尊敬するのです。
大企業の経営者は、自分で手を動かす機会は少ないでしょう。
それでも、例えばサイボウズの青野社長は、選択式夫婦別姓などの資料をnoteにアップしています。
ご自身の意見を Twitter などにも適宜あげています。
中小企業の経営者は、会社の全業務とは言わないまでも、少なくとも重要な業務については、自ら動けることが求められるのではないでしょうか。
- トップ営業である経営者
- 商品/サービスの企画ができる経営者
- プログラミングできる経営者
こういう方々と関われると、私も嬉しくなります。
同じ理由で「クリエイティブな人」も尊敬します。
歴史や哲学などの教養が深い人
教養が深い人は、羨望のまなざしで見てしまいます。
歴史や哲学、あるいは科学でも、教養の深い人は、物事を俯瞰的に見ることができます。
何かを学んだときも、それを「点」として捉えることをしません。
さらに源流・原典を辿ったり、近い分野との関連性を捉えたり、多面的に学ばれます。
何より教養が深い人から発せられる言葉は「美しい」のです。
と同時に、教養が深い人は
- 自分個人のことではなく、業界・社会のこと
- 今のことだけではなく、子ども・子孫のこと
を見据えて考え、行動しているように感じます。
深く広い教養があるからこそ、「自分のことさえ良ければいい」「今が良ければ先のことは知らない」という態度にはならないのでしょう。
ここで挙げた内容は、私はできていないことばかり。
だからこそ、そういう人を見かけると、心が惹かれるのでしょうね。
- 自分が尊敬する人を明確にすると、自分の価値観が分かる
[the_ad id=”2141″]
【編集後記】
昨日、バイク練習に行ってきました。
かなりハードな内容だったので、今日は全身が重たいです。。
メルマガ『経営は100種競技!』を毎日配信しています。
マーケティングやITを身につけたい。
ビジネスを楽しみたい。
変化・成長したいというビジネスパーソンにお読みいただいています。