個人の方の独立支援をする際、過去の自分を思い出すことがあります。
恵まれた環境で会社員をしていたので、不安定なフリーランスになることが、本当に不安で仕方なかったのです。
中小企業診断士を活かしながら、どのように活動してきたのかを振り返ります。
<スポンサードリンク>
中小企業診断士という名刺が外の活動を活発化させた
中小企業診断士を取得してから、もうすぐ8年になります。
この資格のおかげで、私は随分と助けられました。
大きく分けると2つの意味で助けられました。
- 自信をもって、外に出ていけるようになった
- 中小企業診断士だから依頼いただける仕事がある
2点目は直接的なメリットです。
中小企業診断士を取得した直後に、メリットを感じたのは1点目。
それまでの私は家と会社を往復するだけの典型的な会社員でした。
仕事以外の人脈は、通っていたスポーツクラブの方々くらいだけ。
非常に限られたコミュニティで生きていました。
中小企業診断士の試験が終わってから、少しずつ外に出るようになりました。
診断士コミュニティの勉強会に参加したり、一般のセミナーに参加したり。
当時の私にとって、会社が終わった後にセミナーに行くなんて「意識高いデキる人」なイメージでした。
人見知りな私にとって、そんな場に行くのは恐ろしかったのです。
ただ診断士を勝ち取ったという自信が、そういう場に行くことを何とか後押ししていました。(今思えば、何の関係もないのですが)
中小企業診断士・副業はスキルアップのため
色々なセミナー・勉強会に参加するうちに、自分でもセミナーをやろうと決意します。
最初に主催したセミナーは、2013年6月13日。
「B to Bのための営業戦略セミナー」でした。
タイトルだけ見たら、むしろ今参加したいくらいです(笑)
が、内容はまだまだ浅いものでした。
仲間が2人参加してくれました。
2人から頂いた参加費4,000円は、今までのどんな収入よりも嬉しかったことを覚えています。(会場費が5,000円以上したので赤字だったのですが)
ちなみに、中小企業診断士を目指したことも、セミナーなどの副業を始めたことも、目的は単なるスキルアップであり、自分を変えることでした。
当時はまだ、そこまで独立を強く意識していなかったのです。
しかし、外でフリーランス・経営者の方とお会いし、働くことへの価値観が少しずつ変わっていきました。
多くの刺激を受け、独立したい気持ちが日に日に増していくようになりました。
その後、セミナーだけでなく、企業研修や、コンサルティングなど、副業の幅を広げていきました。
(2013年11月 企業研修、当時はネクタイしていました・・笑)
独立を決意してから見えた世界
独立を決意して以来、少しずつ見える世界が変わってきました。
まず最初に、毎月決まったお給料を頂けることへの感謝が生まれました。
それまでは当たり前のことと勘違いしていたのです。
会社という機関が存在し、機能しているから、雇用者である私の生活が安定する。
それによって、安心して働くことが出来ていたのだ。
大学を出てから10数年働いていて、そんな当たり前なことを実感として、初めて認識したのでした。
と同時に、属していた会社を絶対的な存在とせず、「大切なクライアントの1社」と見るようになりました。
自分の居場所がそこにしかないと考えると、会社は絶対的な存在になってしまいます。
しかし、僅かながらも副業収入を得始めていたので、一歩引いた形で会社を見られるようになったのです。
すると会社で起こる悪いことも、学びになりました。
「組織ではこんな問題も起こるのだな」と。
第三者として観察すればするほど、勤めていた会社は「ノウハウが詰まった宝箱」に見えてきました。
大企業ですから、今振り返ってみても、一般中小企業にはないシステム・仕組みがありました。
今の仕事でも役立っていることは、言うまでもありません。
会社だけの生活から、外に出始めて独立したまでの数年間を振り返ってみると、考えるだけでなく、アウトプットを試みていたことが、今につながっていると感じます。
独立を志している方は、小さくても社会に見える形でアウトプットすることを意識すると良いでしょう。
- 外に出ていくために中小企業診断士が役立った
- 外に出るうちに独立したくなった
- 独立を決意すると、会社の見え方が変わった
[the_ad id=”2141″]
【編集後記】
今日は2月以来、トレイルランニングに行く予定でしたが、雨予報で中止。
が、なぜか外は晴れています。。天気予報が外れましたね・・
メルマガ『経営は100種競技!』を毎日配信しています。
マーケティングやITを身につけたい。
ビジネスを楽しみたい。
変化・成長したいというビジネスパーソンにお読みいただいています。