ツール活用

IT活用はじめの一歩は、パソコンとネットワーク環境

IT活用する上で前提となるのは、パソコンとネットワーク環境です。
とは言え、これからIT活用を始める組織にとってはどうすれば良いのか?分からないかもしれません。

この記事では、パソコンとネットワークについて、概要をお伝えします。

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パソコン環境を整える

今回は、このレベル1。
まず道具(パソコンやネットワーク環境)を揃えることについて、ご紹介します。

最初はパソコンについてです。
デスクワーカー1人につき、最低1台は必須です。
ITが活用できていない組織だと、この1人1台が整っていないことが多いです。

複数人で1台のパソコンを扱うことは止めましょう。
効率も悪くなりますし、昨今だと感染リスクも高まります。

ノートパソコンを推奨

1人(最低)1台のパソコンは、ノートパソコンにします。
デスクトップパソコンよりは値が張るのですが、以下のようなメリットがあるからです。

  • 社内で移動できる
  • 在宅勤務にも使える
  • 出先で使える(お客様先でのプレゼンテーションなど)
  • 電池がある(急な停電や電源ケーブルが抜けたときのトラブルに強い)

在宅勤務(リモートワーク)が当たり前になりつつある今、持ち運べないデスクトップパソコンを買うのは、むしろリスクが高いです。
安物買いの銭失いにならないようにしたいですね。

外部ディスプレイは必須

ノートパソコンを嫌がるケースの1つに、画面が小さいことが挙げられます。
全員、外部ディスプレイの追加をお勧めします。

リモートワーク(在宅勤務)のためのパソコン環境リモートワーク(在宅勤務)に対応するために、パソコンをどう準備すれば良いでしょうか。今、デスクトップを利用している場合には、ノートパソコンが必要です。またWebミーティングが増えるので、外部モニター(ディスプレイ)は必須アイテムと言えます。...

ただ、外部ディスプレイをつけるとしても、持ち歩くときもあります。
ノートパソコン単体でも、1920 × 1080 Full-HDくらいのサイズ・解像度は必要だと感じています。

なお例外的に、ノートパソコンではなく、デスクトップを推奨するケースもあります。
デザインや動画編集など、パソコンにパワーが必要な場合です。

ただ、そのような仕事をしている方は、最適なパソコンを自分で選べます。
ここで多くをお伝えする必要はないでしょう。

OSはWindows

これからIT活用していきたい企業なら、OS は Windows一択です。
他社も使っていることが多く、情報量が圧倒的に多いからです。
それにビジネス系のソフトウェアなら大抵、Windows上でも動くからです。

メモリは仕事内容にもよりますが、最低でも8G。
これから買うなら16Gは欲しいです。
CPUはメモリほど気にしなくて大丈夫です。

ネットワーク環境

パソコンと同じくらい重要なのがネットワーク環境です。
「いつでもどこでもつながること」が仕事をする上では大前提です。

オフィスはインターネット環境(光回線)&Wi-Fi

オフィスにインターネット回線を準備します。
今から申し込むなら、光回線が良いでしょう。
地域や建物によって選べるキャリア(会社)・回線が変わるので、Webサイトや電話で確認します。

例えばNTT東西が運営しているフレッツ光については、こちらで確認できます。

パソコンをインターネットにつなぐには、Wi-Fi(無線LAN)を利用します。
何らかの理由がない限り、有線ケーブルを敷く必要はありません。
(私は講師業をするので、通信を安定させるために有線ケーブルを使っています)

なお、Wi-Fiを快適に使うには、複数のアクセスポイントを設置した方が良いことがあります。

  • 接続する端末の数が、10台を超えたら
    1台のアクセスポイントに接続できる端末(パソコン・スマホなど)数に上限があります。
    限られた電波を複数の端末で使うと、通信速度が落ちるなど品質が下がるからです。
  • 電波が届きにくい場所があったら
    建物の構造(壁の材質など)などによって、電波が届かない場所が出てしまいます。
    20メートルくらい離れたら、もう1台設置した方が良いでしょう。
    (製造業とかだと、普通にこのくらい離れます)

在宅勤務が多ければ、光回線

在宅勤務(リモートワーク)が多いようでしたら、自宅の回線も光回線にした方が良いです。
Webミーティングが増えてきたら、回線の品質が悪いとストレスになりがちです。

出社して顔を合わせない分、オンラインでスムーズなコミュニケーションを行うためにも、良い回線を準備したいです。

なお、自宅のインターネット回線を会社が負担するケースも増えてきています。
出社に関する通勤費の負担が減っている分、そちらを負担しているのです。

出先はモバイル

顧客先や移動中に関しては、モバイル回線を利用します。
ポケットWi-Fiのようなものを利用、あるいはスマホでテザリングする場合もあります。

何れにせよ、大切なのは「いつでもどこでもインターネットにつながる環境」です。
整ったネットワーク環境と、個々人が自由に使えるパソコンがあって初めて、IT活用を進めることができるようになります。

まとめ
  • デスクワーカーは全員、1人1台のパソコンが必須
  • ノートパソコンに外部ディスプレイを追加する
  • ネットワークは、どこでもつながる環境が必要

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【編集後記】
私はパソコン3台(2台Windows + 1台Mac)、タブレット1台、スマホ1台で仕事をしています。Macはたまにしか使いませんが、次はMacに戻るのも良いと考えています。


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渋屋 隆一
プロフィール
マーケティングとITを駆使した「経営変革」「業務改善」を得意としています。コンサルティングや企業研修を通じて、中小企業の経営支援をしています。中小企業診断士。ドラッカーや人間学も学び中。趣味はトライアスロン・合気道。 詳細はこちらです。
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