Webマーケティングというと、「SEO(検索)で人を集めろ!」という論調が強いように感じています。
しかし、スモールビジネスにおいて、ひたすら人を集めることは良くありません。
集客よりも、「合わない人を遠ざけること」を目的にした方が良いと感じています。
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スモールビジネスと「集客」は相性が悪い
Webマーケティングというと
- SEO(検索エンジン最適化)
- SNS(Twitter、Facebook、Instagramなど)
- WebやSNSへの広告
などによって、「ガンガン集客しましょう」という論調が強いように感じています。
SEO会社や広告会社が儲かるためには、そのようなポジショントークをせざるを得ないからでしょうか。
しかし、スモールビジネスとガンガン集客は、相性が悪いです。
(余談ですが「集客」という言葉自体に問題があるように思います。お客様を物のように扱っていますので・・)
リソース(人員や時間)の限られたスモールビジネスにとって、余計な問い合わせが増えるのは、手間が増えて辛くなるばかり。
合わない人を遠ざけることの方が大事
ですから、スモールビジネスのWebマーケティングにとっては、「合わない人を遠ざける」ことの方が大事です。
「それじゃ、受注・売上につながらないじゃないか!」
と怒られそうですが、それで良いのです。
合わない人と長く付き合わざるを得ないと、疲弊してしまいます。
大企業なら担当を変えるなどして誤魔化すことができますが、人が限られたスモールビジネスでは、そうもいきません。
と言うよりも、自社の方向性と合わない顧客がいると、ブランドが崩されます。
他のお客様が見たときに「なんであんな人が居るんだ?」と。
例えば、私は日頃から経営者に「学んでください。一緒に成長しましょう」と発信しています。しかし、私のセミナーに「全部教えて下さい。言われた通りにやりますから」という経営者が参加していたら、どうでしょうか?
他の参加者から見ると「なんだ?この人は?」ですし、私に対する印象も悪化するでしょう。「日頃から言っていることと、やっていることが違うじゃないか」と。
ですから、そういう人が来ないように、情報発信しているつもりです。
合わない人を遠ざけているのです。
それでもテクニックは必要
じゃあSEOなどは一切不要なのか?というと、そんなことはありません。
ちゃんと出会いたい人に出会うためにも、SEOやSNSは必要だからです。
出会いたい人が困っていることを解決するための情報を発信する。
ただ、集客できるからと、様々なキーワードで上位を狙う施策は不要なのです。
自社が価値を提供できることを、自社と長くお付き合いしたい人に対してWebで届ける。
これを続けていくのが、スモールビジネスにおけるWebマーケティングです。
必要な人を惹きつけつつ、合わない人を遠ざける。
実は「ガンガン集客」より、よほど高度な取り組みです。
とは言え、難しく考えないで結構です。
普通の人間関係と同じです。
合わない人に迎合する必要はなく、大事にしたい人を大事にする。
そういう基本的な姿勢があれば、必要な技術は後からでも身に着けることができます。
- スモールビジネスとひたすら集客のWebマーケティングは相性が悪い
- 手間もかかるし、ブランドイメージも悪化する
- 合わない人を遠ざけつつ、必要な人と出会うマーケティングが良い
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【編集後記】
昨日、久しぶりにハイペースでランニングをしてみました。
時間がなかったので、偶然そんな感じに。
おかげで今日はカラダがツラいのですが、本来、週に1回くらいは追い込まないとダメなことを痛感しました。
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