日頃から様々なセミナーを受講しています。
この数年で、実際にセミナーに行く(リアル)方法だけでなく、動画や音声など、提供メディアが増えてきました。
セミナーを提供する立場としても、提供するメディアを増やすことを考えています。
この記事では、セミナーの提供方法の違いと得られるものを整理しました。
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Contents
会場でのセミナー(リアル)
最初は昔からある、実際に会場に行くセミナーです。
後述する様々な方法でセミナーが提供されるようになりましたが、リアルなセミナーにも良さがあり、だからこそ、今でもメインの手段として提供されています。
他のメディアとの一番の違い(メリット)は、以下の通りです。
- 講師やその場の温度感を感じることができる
- 細かな質問ができる
- グループワークがやりやすい
- 参加者同士で知り合いになれる
一方、デメリットもあります。
- 時間と場所が限られる
- ハズレのセミナーに当たったとき、途中で帰りにくい
- 変な講師・参加者に当たると面倒くさい
- 部屋の温度調節がしにくい
個人的には、会場でのセミナーに一番求めるものは、講師や他の参加者との人間関係です。
コンテンツを得たいだけなら、他の方法で十分だからです。
なお、セミナーには単発で終わるものと、複数回からなるものがあります。
複数回のものは、特に講師や参加者との人間関係を構築しやすいのが特長です。
日をまたいで何度も会うと、間違いなく人は仲良くなりやすいです。
私がたまに複数回に渡ったセミナーを行うのも、そこに参加した人たち同士で仲良くなって頂きたいからです。私自身、そういう場でご縁を頂いてきましたので。単発のセミナーでも懇親会を設けているのも、同じ理由です。
ネット配信
続いてセミナーをリアルタイムにネットで配信する方法です。
リアルタイムですから、参加する時間は限られてしまいます。
しかし場所はネットにつながるところなら、どこからでも参加することができます。
ネット配信ではありますが、リアルタイムなので温度感は伝わってきやすいです。
今のWebミーティングツールは、グループワークもできます。
例えばZoomですと「ブレークアウトセッション」という設定があり、例えば12人の参加者を4人3グループに分けてグループワークを行ってもらうことなどが可能です。
また質問もできるのが、ネット配信の良いところです。
セミナーの時間になったらネット上のセミナールームに接続して、終わったらすぐに抜けるのが一般的です。そのため、雑談をするような時間は少なく、ゼロから人間関係を構築するには向いていないと感じます。
動画・音声
次にセミナーを収録したものを動画や音声で提供するものです。
動画や音声をスマホに保存して、観る・聞く方も多いのではないでしょうか。
図を使った解説が多いセミナーは、動画が適しています。
一方、言葉だけで伝わる内容でしたら、音声で十分です。音声だけなら、歩きながらでも聞けるので、より時間と場所から解放されます。
メリットは以下の通りです。
- 時間も場所も選ばずに受講できる
- 同じセミナーを何度も受講できる
- 1.5倍速、2倍速などで効率よく受講できる
2点目・3点目の特長によって、コンテンツそのものを身につけるなら、最も効率的です。
一方のデメリットは、
- 質問ができない(あっても別手段)
- 人間関係は構築できない
- グループワークはできない
- ワークをやっても講師からのフィードバックはない(あっても別手段)
ことです。質問ができないため、分からないままになる恐れがあります。
例えばプログラミングなどを学ぶ場合は、質問ができないと初心者ほどつらいでしょう。
ですので、フォローアップとして、ネットで質問できるようなものも増えつつあります。
まとめますと、下表のようになります。
それぞれの手法で、このような特徴がありますから、複数を組み合わせて提供されることが増えています。受講する側としても、提供する側としても、これらの特徴を知って上手くセミナーを活かしたいですね。
- 会場、ネット配信、動画・音声など、セミナーの提供手段が増えている
- それぞれの手段ごとに利点と欠点がある
- 上手く組み合わせて、目的を達成しよう
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