前回、中小企業こそセミナーを主催できるようになると嬉しいことをご紹介しました。
でも、実際にどのように主催すれば良いのか、疑問ではないでしょうか。
この記事では、セミナーを開催するための手順をご紹介します。
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セミナーを開催するための全体の流れ
セミナーは、全体的には以下のような手順で行われます。
- 企画
- 告知
- 集客
- 入金確認
- セミナー実施
- アフターフォロー
ついついセミナー当日の運営や、講師として登壇することに意識が向かってしまうかもしれません。しかし、その前にこの全体の流れを理解することの方が、主催者としては重要です。
またセミナーの形態によっては、多少流れが変わったり、項目がなくなったりします。
例えば無償セミナーなら入金確認はありません。
その辺りは、項目別の解説で補足していきますので、まずは全体の流れはこんなものだと覚えてしまいましょう。
まずはセミナーの企画を行う
セミナーを行うために最初にやるのは企画です。
企画の中でもコンセプトを決める部分と、より詳細な部分に分かれます。
セミナーのコンセプトを決める
最初にコンセプトを決めます。
- 対象となる顧客は誰か?
- その顧客が困っていること、成し遂げたいことは何か?
- 何をを提供するセミナーなのか?
(セミナーの前後で、顧客は何が変わっているのか?) - 主催者である自社は何を成果とするのか?
セミナーを開催するとなると、慣れていないときほど、ついついそれが目的になってしまいます。
しかし、お客様に何を持ち帰ってもらうのか?自社は何を得るのか?
このようなコンセプトをしっかり考えなければ、単に人を集めるだけになってしまいます。
ただ、同じセミナーを繰り返す場合には、ゼロから考える必要はありません。
またセミナー以外の事業と対象顧客が同じ場合には、すぐに答えが出ることもあるでしょう。
自社が得たい成果は、セミナー自体で収益を上げるのか?セミナーから他の商品・サービスを紹介したいのか?によって変わってきます。いずれにしても、何を成果とするのかは、関係者でしっかりと共有しておきたいです。
セミナーの詳細を決める
コンセプトを決めたら、運営するための詳細を決めます。
- 開催日時
- 募集人数(会場を確保するのに必要)
- 価格
- 配布物(投影資料を配布するかしないか、会社紹介、商品パンフレット、アンケートなど)
- 講師(特に社外の方に講師を依頼する場合は、早めに決定が必要)
最初にセミナーを開催するときには、シンプルに行うと良いでしょう。
やることが多くなると混乱しますし、大きな会場を抑えてしまって、人が少ないと閑散として寂しいです。
- 少人数(せいぜい4~5名)
- 配布物はなし、あるいはアンケート程度
- 講師は自社内
- 無料(自社の商品・サービスにつなげるためのセミナーの場合)
なお、大企業のように会議室が潤沢な企業はないと思います。
繰り返しセミナーを開催することを考えると、手軽に利用できる会議室を見つけておくことは、実は重要なポイントです。会議室については、別の記事で細かくご紹介します。
まずは全体の流れの理解。
そして企画(コンセプトと詳細)をできるようにしましょう。
次回は告知と集客のポイントをお伝えします。
- セミナーを開催は、企画→告知→集客→入金確認→セミナー実施→フォローの流れ
- 企画はコンセプトと詳細に分かれる
- まずはコンセプトをしっかり固めることが重要
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