業務プロセス

男性の育児休暇は必要か?小さな会社こそ、少しずつ準備を

今朝のFMヨコハマ、ちょうどいいラジオでのテーマは「男性の育児休暇」でした。
家庭ごとに事情は異なるので、一律の正解はないと思います。
ちょうどいい機会なので、経営の視点から考えてみました。

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小さな会社は育児休暇が取れない?

ラジオでは「うちみたいな小さな会社では、育児休暇なんて取れない。有給休暇ですら取れないのに。」という声がありました。
確かに、小さな会社ほど休みにくい・制度が整っていない面があるように感じます。

実際、データで見てみるとどうなのでしょう?
こちらのサイトにデータがありました。
(厚生労働省とかにデータがあるのでしょうが、分かりやすいのでそのまま転載)

  • 従業員5人~29人・・・67.3%
  • 従業員30人~99人・・・93.0%
  • 従業員100人~499人・・・98.4%
  • 従業員500人以上・・・99.9%

確かに企業規模と、制度は見事に比例しています。
そして、日本の企業は小規模企業者が84.9%を占めています。(2016年 中小企業庁
小規模企業者は、製造業で20人以下。商業・サービス業で5人以下の企業を指します。

上記の区分ですと、67.3%に入る企業が大半だということです。
さらに言えば、5人未満は上記の統計に入っていないので、もっと制度が整っていないでしょう。
私の周りにも育児休暇を取った男性が何人かいますが、全員、超大企業に勤めていました。

実際、経営者の立場から見ると、1万人のうち1人が欠けるのと、5人のうち1人が欠けるのでは、全くインパクトが違いますよね。。
小さい会社で育児休暇を制度にすることの難しさを感じます。

ここでのインパクトとは、

  • 育児休暇を取る人が担当していた業務を誰がやるか?
  • 育児休暇を取る人に対しての給与支払い

の2つがあると思います。

業務を整理し、共有しておく効果

ここでは1点目を考えてみます。
欠けた人の分の仕事を、誰がやるのか?についてです。

日頃から、その人しか分からない仕事のやり方をしていたら、誰もフォローすることはできません。
これは育児休暇に限った話ではなく、病気や事故などによる入院、そして退職時にも同じ問題が起こります。

だからこそ、日常から業務プロセスを整理し、組織として共有しておくことが重要です。
実際には、急には引き継げない(そんな余裕もない)ことがほとんどでしょう。
ただ、それぞれがどんな仕事をしているか?日頃から共有しておくと、大まかな仕事のイメージができます。
それがある・ないでは、引継ぎに掛かる手間が全く異なってきます。

経営者としては、できる限り業務プロセスを見える化し、組織で共有することを推進しておく必要があります。

「うちみたいな小さな会社では、育児休暇なんて無理」

経営者自身がそう考えていることも多いです。
ただ、最初から諦めてしまっては、何も実現しないのではないでしょうか。
それに貴重な人材を、育児と言うタイミングで失ってしまうのは、大きな損失です。
育児休暇を取らせず、無理に働かせたところで、会社との関係性は崩れてしまいます。

日頃から小さな改善を繰り返していく。
それは業務プロセスの可視化・共有もそうですし、IT活用やテレワークなども同様です。
専門家が少ない小さな会社こそ、少しずつでもチャレンジしておきたいものです。

と同時に、「仮に辞められてしまっても、すぐに採用できる。」というくらい、採用力(=会社の魅力)を高めておくことも、必要だと考えています。

男性の育児休暇、その前に・・

ここからは、経営の視点でも何でもありません(笑)
今朝のラジオでも奥様からの意見が多発していました。

「自分のこともできないのに、育児休暇取ったって役に立たない」

こういう旦那さんの話、実に良く聞くのですが・・
実際、自分のことすらできない男性って、どの程度いるんでしょうか?
(まぁ、私も妻から、そう思われている可能性がありますが・・笑)

ご飯つくって、掃除・洗濯ができれば、当面は困らないですよね。
それすらできなければ、一人暮らしすらできないわけで。
大学時代の同級生とか、家に遊びに行ったら「ゴミ部屋」だったことがありますが(汗)
さすがに、ある程度の大人になれば、そんなことは無いのでは?と(期待)

せっかくお子さんが生まれた幸せなタイミング。
そんなときに、戦力外通告を受けないよう、日頃から家事力を高めておくことが男性諸君には求められているようです。
(はい、私もですね・・汗)

まとめ
  • 小さな会社ほど、育児休暇を制度化するのが大変
  • だからこそ、業務プロセスを見える化し、組織で共有することが重要
  • 男性は日頃から家事力を高めて奥様からの信頼を高めましょう(汗)



【編集後記】
冒頭の写真は、もう12年ほど前。
既に息子は妻の身長を越えて、あまり一緒に遊んでくれなくなりました・・


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渋屋 隆一
プロフィール
マーケティングとIT、そしてデータを使った「売れ続ける仕組みづくり」「業務改善」が得意。コンサルティングや研修・セミナーで中小企業の経営支援をしています。元IT企業でエンジニア→マーケティング。中小企業診断士。
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