IT/デジタルの活用支援をしていると、現場の人から意見をもらうことがあります。
「急にIT/デジタルを使うと言われても、着いていけないんです」と。
このときに、私がどのようにコメントしているかを共有します。
適度なプレッシャーが成長につながる
この記事で、一番お伝えしたいのは、ここです。
何事も、人間が成長するのは適度なプレッシャーがあるときです。
「ギリギリ着いていける」くらいが、最も成長するのではないでしょうか。
日々の仕事を普通にこなせるリスク
逆に言うと、何のプレッシャーもなく、日々の仕事をこなすことができているのだとすると危険です。
現場の仕事が変わらないということは、事業が変わっていないということ。
社会・市場が激しく変わっているのに、事業・現場が変わっていないということは、その事業が衰退に向かっているということです。
現場に「変わらなければいけない」というプレッシャーがかかっているということは、経営者が社会・市場の変化に対応すべく、ちゃんと仕事をしているということです。
(もちろん、その方向性が正しいかどうか?の検証は必要ですが)
会社が引っ張ってくれるのは、良いこと
そのプレッシャーに応じて、新たなITツールの使い方を必死に覚える。
1つ覚えたと思ったら、また次のモノが現れる。
やっと使えるようになったツールを、早々に切り替えるという。。
「もう、やってられん!!」と思うかもしれません。
でも私は、会社がこうして、色々な経験を積ませてくれるのは、素晴らしいことだと思うのです。
周りの会社でも、多少の差はあれど、次々と IT/デジタルに取り組んでいます。
転職するにしても、自分の ITリテラシーが上がっていなければ、採用されない可能性が高いのです。
私が人を採用するとしても、今どき ZoomやSlackも使えないような人は、絶対に採用しません。(Zoom、Slackにこだわりがあるわけでなく、似たようなツールが使えれば良いのです)
つまり、会社が引っ張ってくれるのは、あなたの市場価値を自然と高めてくれることにつながっているのです。
「そうは言っても、実際に着いていくのがツラいんです」という意見もあるでしょう。
それについては、次回に続けたいと思います。
- 人間が成長するには、ギリギリのプレッシャーが必要
- 現場が平穏に日々の仕事をこなせているのは、リスクが高い
- 会社がIT/デジタル活用で引っ張ってくれるのは、良いこと
【編集後記】
またしても更新頻度が落ちてしまったので、少しずつ戻していきます・・
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