私は最近、非常にコストパフォーマンスが悪い学びをしています。
数学と人間学です。
なぜこれらを学ぶのか?簡単に図にしてみました。
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専門性と全体性
私は(現時点において)、数学と人間学があらゆる学びの原点ではないか?と考えています。
図で表すとこんな感じです。
もちろん、こんな簡単に世界を二分できるわけがありませんが。
自然環境全体を、大まかに「人間活動全般」と「自然科学」に分けてみました。
- 人間活動全般を理解するための人間学
(哲学・思想・文化など、他にも呼び方はあるでしょう) - 自然科学を理解するための数学
(デジタルやITはこちらに含まれます)
人間の数ある営みの1つに企業経営、つまり「マネジメント」があります。
戦略・マーケティング・会計・法務などは、このマネジメントの一部と言えます。
一方、自然科学を理解するための数学の上に、情報技術(デジタル・IT)・物理・化学などがあります。
情報技術の上に、色んなツールやシステムがあります。
上に行けば行くほど、いわゆる高い専門性が必要とされます。
知識はどんどん細分化し、高度化していますから、ますます細かくなるばかりです。
図中のうち、上にあるものほど実用性が高いです。
しかしながら、全体俯瞰できずにいわゆる専門バカになってしまう可能性を忘れてはならないと思います。
全体俯瞰するための根本的な学び
経営者や経営支援者は、部分だけを見て、個別最適に陥ってはなりません。
全体として良くならなければ、意味がないからです。
したがって、専門性を持っていたとしても、同時に全体俯瞰する必要があります。
知識で言えば、最低限「経営・マネジメント」の領域を抑えておく必要があります。
私がドラッカーを学びつつ、読書会を主催しているのは、このような理由からです。
ただ、私はもう1段、掘り下げた方が良いのではないか?と考えています。
世の中の複雑性が増しているからです。
例えば、経営と情報技術(デジタル・IT)の関係性は深まるばかりです。
DXなどという言葉が頻繁に扱われているのも、そういう認識をしている人が増えたからでしょう。
より全体を俯瞰するためには、人間学(人としていかに生きるか)と数学(テクノロジー、特にデジタルを把握する上での基本)を理解するのが良いと考えています。
数学や人間学は役に立つのか?
人間学に関しては、少しずつ(本当に少しずつです)学んでいます。
月刊誌『致知』の読書会を行いつつ、『大学』『論語』などを、ごく稀に(汗)読んでいます。
数学は年初から高校数学を毎日復習し始めました。
今は高校2年生レベル(数検2級テキスト)をやっています。
では、これらは仕事の役に立っているのか?
もっと言えば、売上に貢献しているのでしょうか?
現時点で売上への貢献は、ハッキリ言ってゼロです。
社長の深い悩みを聴くときに、人間学が(どこかで)役立っているようには感じますが。
しかし、数学に関しては、現時点で仕事への貢献もゼロです。
ただ、それで良いのです。
私自身、今すぐに役立つなどと思っていません。
あくまでも第2領域の学びだからです。
上記事の通り、人生を豊かにしてくれるものですし。
ただ数学は、毎朝のアタマのトレーニングになると感じています。
紙とペンでゴリゴリ計算することで、脳に刺激が得られているのは間違いありません。
数学をやった日の方が、頭が働きやすくなるのを感じています。
今後も、直接的な仕事への貢献はないかもしれません。
それでも私は地道に数学と人間学を学んでいこうと思います。
- 専門性を追求すると全体俯瞰しにくくなる
- 全体俯瞰するには、数学と人間学が効きそう
- 現時点で仕事の役に立っているとは言えないが、それでいい
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【編集後記】
学びの記事を連投しましたが、大人になってから、自分の意思で何かを学べるのは、本当に楽しいと思います。
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