先月、eumo 新井さんが講師をされる「お金の本質行動学」という講座に参加しました。
そこでの学びは数多くあったのですが、お金の「稼ぎ方」よりも「使い方」に向き合う必要性を強く感じました。
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事業にとっての利益とは?
本ブログをお読みの方は、事業を営んでいる方も多くいらっしゃると思います。
ですから個人としてのお金の使い方に入る前に、改めて事業にとっての利益とは何か?に触れておこうと思います。
ドラッカーは利益に対して、以下のように綴っています。
利益とは、企業存続の条件である。未来の費用、事業を続けるための費用である。(エッセンシャル版マネジメント)
何のために利益を得るのか。
「未来の費用」、つまり「こういうことに投資したい」という想いがあるからこそ、必要な利益額が見えてきます。
- Webサイトを改修して、顧客との接点を増やしたい
- IT人材を育成して、事業のデジタル化を進めたい
- 社員のお給料を、〇〇まで増やしたい
このような具体的な想いがあって、必要なお金が見えてきます。
そこから逆算して、必要な営業利益・粗利益(売上総利益)・売上という目標が決まってくるのです。
決して、数字遊びとして売上・利益の目標があるのではありません。
数字に振り回される・お金に心を支配されるのではなく、冷静にお金との距離を保てるようになりたいものです。
お金を使うことは、残したい社会に投票すること
お金はエネルギー
新井さんの「お金の本質行動学」で何度も「お金はエネルギーである」という言葉が出てきました。
私たちがお金を払う理由は、相手に対して感謝したり、共感したりしているからです。
私の場合、大手チェーンやグローバル企業などに対してお金を払うとき、相手の顔が見えていないことが多いです。
そういうときは、安さなどの効率だけで選んでいるのです。
誰に対して、どんな想いをもってお金を使っているのか?
もう少し意識したいと感じました。
本講座を受講してから、私はできる想いに共感できる個人商店・専門家などにお金を使うように心掛けています。
またお金を獲得するには、苦労が伴います。
だからこそ、自分にとって非常に大切な「エネルギー」と言えるのではないでしょうか。
ベーシック・インカム(BI)が実現した社会において、お金の使われ方がどう変わるのか?それとも変わらないのか?そういう変化を観察することは、非常に大事だと感じています。
お金を払う=投票活動
お金を支払った相手は、事業を継続しやすくなります。
つまり私たちは、支払う相手を応援していると言えます。
残したい企業・社会に対して、応援という形でお金を支払う。
私たちは、どういう社会を残したいのか?という投票活動をしているのですね。
そのことに気づいてからは、
- 長く続いて欲しいと思うもの
- 応援したいと感じる活動
にお金を使うようになりました。
スーパーでは少し高くても国産のものを買うようになりました。(日本の農家が残って欲しいから)
顔の見える人の活動、例えばクラウドファンディングにお金を使う機会が増えました。(痛い目にも遭ってますが・・笑)
単に自分の稼ぎを増やす、お金を増やすということは、もちろん大事なことではあるのですが、優先度は下がってきました。
それよりも、どういうお金の使い方をするのか?どんな社会を残したいのか?を強く意識するようになりました。
それが本講座を受けて、私が一番変わった点かもしれません。
- 事業における利益とは、将来の費用である
- お金はエネルギー、使うのは投票活動
- お金の使い方に自分自身の生き方や価値観が現れる
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【編集後記】
日本では?お金について話題にしにくい側面があります。
しかし「使い方」にフォーカスすると、自分自身の生き方に直結する気づきが多く得られることを体験しました。
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